独立行政法人の年収

【平均年収782万円】福祉医療機構<WAM>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

「福祉医療機構<WAM>」は、”社会福祉事業施設及び病院、診療所等の設置等に必要な資金の融通・経営指導、助成、共済制度運営等により、福祉増進・医療向上を図る”ことを目的とする厚生労働省所管の独立行政法人です。

福祉医療機構<WAM>の目的詳細

「福祉医療機構<WAM>」は、

社会福祉事業施設及び病院、診療所等の設置等に必要な資金の融通並びにこれらの施設に関する経営指導、社会福祉事業に関する必要な助成、社会福祉施設職員等退職手当共済制度の運営、心身障害者扶養保険事業等を行い、もって福祉の増進並びに医療の普及及び向上を図ること。上記のほか、厚生年金保険制度、国民年金制度及び労働者災害補償保険制度に基づき支給される年金たる給付の受給権を担保として小口の資金の貸付けを行うこと

ことを目的とする厚生労働省所管の独立行政法人です。

本記事では「福祉医療機構<WAM>」の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等について解説します。

本記事の内容

福祉医療機構<WAM>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

福祉医療機構<WAM>の独立行政法人内における年収ランキング

福祉医療機構<WAM>の給与水準が国家公務員に比べて高い理由

本記事は各省庁による公式情報等のデータを参考に、独立行政法人職員である管理人エストが執筆しています。(データの出典/参考元は記事末尾に記載)



福祉医療機構<WAM>の基本情報

福祉医療機構<WAM>は、国の政策の一翼を担う福祉・医療支援の専門機関として、2003年に独立行政法人化されました。

主な業務としては、福祉・医療貸付、社会福祉振興助成、退職手当共済、心身障害者扶養保険等を行っています。

福祉医療機構<WAM>の業務詳細
「福祉医療機構<WAM>」の業務は、

1.社会福祉事業施設を設置し、又は経営する社会福祉法人その他政令で定める者に対し、社会福祉事業施設の設置、整備又は経営に必要な資金を貸し付けること

2.病院、診療所、薬局その他政令で定める施設を開設する個人又は医療法人、一般社団法人若しくは一般財団法人その他政令で定める法人に対し、病院等の設置、整備又は経営に必要な資金を貸し付けること

3.指定訪問看護事業を行う医療法人その他政令で定める者に対し、必要な資金を貸し付けること

4.社会福祉事業施設の設置者等又は病院等の開設者に対し、社会福祉事業施設又は病院等の経営の診断又は指導を行うこと

5.身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につきその者の居宅において入浴、排せつ、食事等の介護を行う事業その他のその者が居宅において日常生活を営むのに必要な便宜を供与する事業であって政令で定めるものを行う者に対し、必要な資金を貸し付けること

6.社会福祉事業施設の職員等社会福祉事業に関する事務に従事する者の研修、福利厚生その他社会福祉事業の振興上必要と認められる事業を行う者に対し、必要な資金を貸し付けること

7.社会福祉振興事業を行う者に対し、助成を行うこと

8.社会福祉事業に関する調査研究、知識の普及及び研修を行うこと

9.社会福祉施設職員等退職手当共済法(1961年法律第155号)の規定による退職手当金の支給に関する業務を行うこと

10.地方公共団体が心身障害者扶養共済制度の加入者に対して負う共済責任を保険する事業に関する業務を行うこと

11.福祉及び保健医療に関する情報システムの整備及び管理を行うこと

12.厚生年金保険法(1954年法律第115号)又は国民年金法(昭1959年法律第141号)に基づく年金たる給付の受給権者に対し、その受給権を担保として小口の資金の貸付けを行うこと

13.労働者災害補償保険法(1947年法律第50号)に基づく年金たる給付の受給権者に対し、その受給権を担保として小口の資金の貸付けを行うこと

14.1~13に掲げる業務に附帯する業務を行うこと

以上のように、福祉医療機構法によって定められています。

法人名 福祉医療機構(Welfare And Medical Service Agency)
略称、通称 -( WAM 「ワム」 )
独立行政法人種別 中期目標管理法人
所管 厚生労働省
設立 2003年10月1日
所在地 東京都港区虎ノ門4-3-13ヒューリック神谷町ビル9・10階
資本金 4203億700万円
従業員 283人(2019年11月22日現在)
拠点 本部:東京都港区
支店:大阪府大阪市
代表者 中村 裕一
沿革 1954年 社会福祉事業振興会(設立)※①
1960年 医療金融公庫(設立)※②
1985年 社会福祉・医療事業団(①、②を統合発足)
2003年 福祉医療機構(独立行政法人化)
公式サイト https://www.wam.go.jp/hp/

福祉医療機構<WAM>の年収、ボーナス(賞与)、平均年齢

2019年度の福祉医療機構<WAM>の平均年収は781.7万円、平均ボーナスは213.1万円平均年齢は42.4歳です。(事務・技術系職員/対象人員217人)

福祉医療機構(2019年)
平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳] 対象人員 [人]
781.7 213.1 42.4 217

※本記事では特に職種の記載が無い場合、全て事務・技術系職員のものを示します

平均年収(年度別)

福祉医療機構<WAM>の平均年収(年度別:2003~2019年)は、659.6~784.5万円です。

国家公務員の平均(610.6~689.2万円)より高い水準(+49.0~+95.3万円)、全独立行政法人の平均(634.1~736.3万円)より高い水準(+25.5~+48.2万円)です。


平均年収(年度別)[万円]
年度 [年] 福祉医療機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 781.7 689.2 702.7
2018 784.5 686.3 700.1
2017 765.5 683.8 697.3
2016 768.7 680.4 686.6
2015 761.7 674.7 676.8
2014 726.6 668.8 662.7
2013 673.5 613.8 634.1
2012 659.6 610.6 646.0
2011 705.2 653.4 692.6
2010 704.9 651.6 695.1
2009 726.7 656.4 710.5
2008 739.5 666.6 730.6
2007 736.8 662.7 734.2
2006 733.8 659.1 732.6
2005 738.8 659.6 736.3
2004 751.8 656.7 732.3
2003 772.8 679.0 728.4
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平均ボーナス(年度別)

福祉医療機構<WAM>の平均ボーナス(年度別:2003~2019年)は、158.2~213.1万円です。

国家公務員の平均(151.2~188.0万円)より高い水準(+7.0~+25.1万円)、全独立行政法人の平均(179.2~183.0万円)と概ね同等の水準(-21.0~+30.1万円)です。


平均ボーナス(年度別)[万円]
年度 [年] 福祉医療機構 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 213.1 188.0 183.0
2018 212.3 185.7 180.6
2017 204.6 183.5 179.2
2016 202.3 179.5 ※1
2015 196.5 174.9 ※1
2014 183.0 170.3 ※1
2013 162.4 152.0 ※1
2012 158.2 151.2 ※1
2011 173.6 161.8 ※1
2010 173.7 161.4 ※1
2009 187.2 168.7 ※1
2008 202.6 181.8 ※1
2007 201.0 180.7 ※1
2006 198.2 178.3 ※1
2005 198.6 178.4 ※1
2004 202.4 176.2 ※1
2003 204.2 182.2 ※1

※1:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年齢(年度別)

福祉医療機構<WAM>の平均年齢(年度別:2003~2019年)は、38.4~43.0歳です。

国家公務員の平均(40.9~43.3歳)より低い水準(-2.5~-0.3歳)、全独立行政法人の平均(41.2~43.6歳)より低い水準(-2.8~-0.6歳)です。


平均年齢(年度別)[歳]
年度 [年] 福祉医療機構 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 42.4 43.1 41.2
2018 43.0 43.1 41.3
2017 42.5 43.2 41.5
2016 42.8 43.3 ※2
2015 42.4 43.3 43.6
2014 41.0 43.3 43.6
2013 41.3 43.0 43.6
2012 41.0 42.8 43.6
2011 40.2 42.5 43.5
2010 39.8 42.2 43.5
2009 40.0 41.9 43.5
2008 39.7 41.6 43.4
2007 39.6 41.4 43.3
2006 39.1 41.2 43.4
2005 38.6 41.0 43.3
2004 38.6 40.9 43.2
2003 38.4 41.6 42.7

※2:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年収(年齢別)

2019年度の福祉医療機構<WAM>の平均年収(年齢別)は、620.8万円(30歳時)/ 760.5万円(40歳時)/ 865.2万円(50歳時)です。

国家公務員の平均(543.1万円(30歳時)/ 665.4万円(40歳時)/ 757.0万円(50歳時))より高い水準(+77.6万円(30歳時)/ +95.1万円(40歳時)/ +108.2万円(50歳時))です。

全独立行政法人の平均(565.5万円(30歳時)/ 692.8万円(40歳時)/ 788.2万円(50歳時))より高い水準(+55.3万円(30歳時)/ +67.7万円(40歳時)/ +77.0万円(50歳時))です。


平均年収(年齢別)[万円]
年齢 [歳] 福祉医療機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
23 518.9 454.0 472.7
24 533.2 466.5 485.8
25 546.7 478.4 498.1
26 560.3 490.2 510.4
27 574.4 502.6 523.2
28 589.2 515.5 536.7
29 604.7 529.1 550.8
30 620.8 543.1 565.5
31 637.2 557.5 580.5
32 653.8 572.0 595.6
33 670.1 586.3 610.4
34 685.9 600.1 624.8
35 700.9 613.3 638.5
36 715.0 625.6 651.3
37 727.9 636.9 663.1
38 739.8 647.3 674.0
39 750.6 656.8 683.8
40 760.5 665.4 692.8
41 769.6 673.4 701.1
42 778.3 681.0 709.0
43 786.8 688.4 716.8
44 795.6 696.1 724.8
45 804.9 704.2 733.2
46 815.0 713.1 742.4
47 826.1 722.8 752.5
48 838.3 733.5 763.6
49 851.4 745.0 775.6
50 865.2 757.0 788.2
51 878.9 769.0 800.6
52 891.5 780.0 812.1
53 901.5 788.8 821.2
54 906.9 793.5 826.2
55 905.1 791.9 824.5
56 892.7 781.1 813.2
57 865.7 757.4 788.6
58 818.9 716.5 746.0
59 746.4 653.1 679.9
60 641.0 560.8 583.9

※年齢別の平均年収は、厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」の年齢別年収を参考に、各平均年収及び平均年齢から推計しています。

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査の概況

平均年収(役職別)

2019年度の福祉医療機構<WAM>の平均年収(役職別)は、1846.0万円(法人の長)/ 1066.1万円(課長)/ 619.5万円(係長)/ 432.4万円(係員)です。


平均年収(役職別)[万円](2019年)
役職
福祉医療機構
平均年齢 [歳]
法人の長 1846.0 ※3
部長 ※3 ※3
課長 1066.1 50.6
係長 619.5 39.1
主任 ※3 ※3
係員 432.4 28.7

※3:情報開示無し


初任給(大卒)

2019年の福祉医療機構<WAM>の初任給(大卒)は、21万8960円です。

国家公務員の平均(21万200円)より高い水準(+8760円)、全独立行政法人の平均(19万400円)より高い水準(+28560円)です。

初任給(大卒) [円](2019年)
福祉医療機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
21万8960 21万200 19万400

 

推定生涯賃金

福祉医療機構<WAM>の推定生涯賃金は、2億8169万円です。

国家公務員の平均(2億4647万円)より高い水準(+3522万円)、全独立行政法人の平均(2億5662万円)より高い水準(+2508万円)です。

推定生涯賃金 [円]
福祉医療機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2億8169万 2億4647万 2億5662万

※推定生涯賃金は、上記平均年収(年齢別)の23~60歳までを合計したものであり、退職金は含まれていません。

独立行政法人内における年収ランキング

2019年度の福祉医療機構<WAM>の平均年収は、独立行政法人87法人のうち第20位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値57.1です。

「平均年収 階級別法人数」及び「平均年収-平均年齢」を以下に示します。福祉医療機構<WAM>の平均年収は、全独立行政法人の中で高い水準です。

福祉医療機構
平均年収 [万円] ランキング 偏差値
781.7 20位 (全87法人) 57.1
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福祉医療機構<WAM>のラスパイレス指数

2019年の福祉医療機構<WAM>のラスパイレス指数は、115.7(年齢勘案)/ 102.7(年齢地域勘案)/ 112.7(年齢学歴勘案)/ 100.4(年齢地域学齢勘案)です。

年齢勘案、年齢地域勘案、年齢学歴勘案、年齢地域学齢勘案の全てにおいて国家公務員よりも高い水準です。

ラスパイレス指数 [-](2019年)
年齢勘案 年齢地域勘案 年齢学歴勘案 年齢地域学齢勘案
115.7 102.7 112.7 100.4

ラスパイレス指数とは

ラスパイレス指数とは、国家公務員と独立行政法人の給料を比較する際に使う統計上の指数です。国の行政職俸給表(一)適用職員の俸給月額を100とした場合における、独立行政法人の給料水準を表しています。算出方法は、国家公務員と独立行政法人の職員構成を同一と仮定し、学歴別、経験年数別に区分(勘案)した後、その区分毎の職員数に対して国家公務員と独立行政法人の平均給料月額をそれぞれ掛け合わせた結果を比較し、比率で表したものになります。

【総務省】ラスパイレス指数の算出方法(※地方公務員の例)

国家公務員に比べて給与水準が高くなっている理由

2019年の福祉医療機構<WAM>の給与水準が高くなっている理由(所管の厚生労働省が発表)は、以下の通りです。

在勤地が大都市圏であること

比較対象となる国家公務員の平均給与は全国平均であるが、機構の在勤地は大都市圏(東京都特別区及び大阪市)であり、特別都市手当(国の地域手当に相当)の支給対象に差があること。(職員(事務・技術)の割合…東京都特別区:89.9%、大阪市:10.1%)

大学卒以上の比率が高いこと

国家公務員(行政職(一))の大学卒以上の比率は58.4%(平成31年国家公務員給与等実態調査第2表)であるのに対し、当機構職員(事務・技術)の大学卒以上の比率は91.7%となっており、学歴構成による差があること。

まとめ

以上、『福祉医療機構<WAM>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等』について解説してきました。

就職や転職等、今後のキャリアにおける意思決定の材料として参考にして頂ければ幸いです。

※記事の内容については十分に精査/確認しておりますが、もし誤記等がございましたらトップページ上部の「お問い合わせ」よりご連絡頂けますと幸いです。

出典/参考元


【総務省】独立行政法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準の公表

【総務省】平成31年国家公務員給与等実態調査

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況

一般財団法人 行政管理研究センター『独立行政法人・特殊法人総覧(令和2年度版)』ミツバ綜合印刷社、2021年(書籍)