独立行政法人

【平均年収783万円】日本芸術文化振興会<芸文振>の年収、ボーナス(賞与)、推定生涯賃金、就職偏差値(採用難易度)

「日本芸術文化振興会<芸文振>」は、”芸術家及び芸術活動に対する援助・芸能公開・伝承者養成・調査研究等により、芸術その他の文化向上に寄与する”ことを目的とする文部科学省所管の独立行政法人です。

日本芸術文化振興会<芸文振>の目的詳細

「日本芸術文化振興会<芸文振>」は、

芸術家及び芸術に関する団体が行う芸術の創造又は普及を図るための活動その他の文化の振興又は普及を図るための活動に対する援助を行い、あわせて、我が国古来の伝統的な芸能の公開、伝承者の養成、調査研究等を行い、その保存及び振興を図るとともに、我が国における現代の舞台芸術の公演、実演家等の研修、調査研究等を行い、その振興及び普及を図り、もって芸術その他の文化の向上に寄与する

ことを目的とする文部科学省所管の独立行政法人です。

本記事では「日本芸術文化振興会<芸文振>」の年収、ボーナス(賞与)、推定生涯賃金、就職偏差値(採用難易度)、国家公務員や他の独立行政法人との比較等について解説します。

本記事の内容

日本芸術文化振興会<芸文振>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

日本芸術文化振興会<芸文振>の独立行政法人内における年収ランキング

日本芸術文化振興会<芸文振>の独立行政法人内における就職偏差値(採用難易度)

本記事は各省庁による公式情報等のデータを参考に、元独立行政法人職員である管理人エストが執筆しています。(データの出典/参考元は記事末尾に記載)



日本芸術文化振興会<芸文振>の基本情報

日本芸術文化振興会<芸文振>は、我が国古来の伝統芸能の保存及び振興を目的とする特殊法人国立劇場として、2003年に独立行政法人化されました。

主な業務としては、文化芸術活動に対する援助、伝統芸能の公開及び現代舞台芸術の公開、伝承者養成等を行っています。

日本芸術文化振興会<芸文振>の業務詳細
「日本芸術文化振興会<芸文振>」の業務は、

1.次に掲げる活動に対し資金の支給その他必要な援助を行うこと
ア.芸術家及び芸術に関する団体が行う芸術の創造又は普及を図るための公演、展示等の活動
イ.文化施設において行う公演、展示等の活動又は文化財を保存し、若しくは活用する活動で地域の文化の振興を目的とするもの
ウ.ア及びイに掲げるもののほか、文化に関する団体が行う公演及び展示、文化財である工芸技術の伝承者の養成、文化財の保存のための伝統的な技術又は技能の伝承者の養成その他の文化の振興又は普及を図るための活動

2.劇場施設を設置し、伝統芸能の公開及び現代舞台芸術の公演を行うこと

3.その設置する施設において、伝統芸能の伝承者を養成し、及び現代舞台芸術の実演家その他の関係者の研修を行うこと

4.伝統芸能及び現代舞台芸術に関して調査研究を行い、並びに資料を収集し、及び利用に供すること

5.2の劇場施設を伝統芸能の保存若しくは振興又は現代舞台芸術の振興若しくは普及を目的とする事業の利用に供すること

6.1~5の業務に附帯する業務

○ 上記の業務のほか、これらの業務の遂行に支障のない範囲内で、2の劇場施設を一般の利用に供する業務を行うことができる

以上のように、日本芸術文化振興会法によって定められています。

法人名 日本興会(Japan Arts Council)
略称、通称 芸文振 「げいぶんしん」( - )
独立行政法人種別 中期目標管理法人
所管 文部科学省
設立 2003年10月1日
所在地 東京都千代田区隼町4-1
資本金 2467億1200万円
従業員 367人(2020年4月1日現在)
拠点 国立劇場・国立演芸場:東京都千代田区
国立能楽堂:東京都渋谷区
国立文楽劇場:大阪府大阪市
代表者 河村 潤子
沿革 1966年 特殊法人 国立劇場(設立)
1990年 特殊法人 日本芸術文化振興会(名称変更)
2003年 日本芸術文化振興会(独立行政法人化)
公式サイト https://www.ntj.jac.go.jp/

日本芸術文化振興会<芸文振>の年収、ボーナス(賞与)、平均年齢

2019年度の日本芸術文化振興会<芸文振>の平均年収は783.3万円、平均ボーナスは215.1万円平均年齢は48.0歳です。(事務・技術系職員/対象人員207人)

日本芸術文化振興会(2019年)
平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳] 対象人員 [人]
783.3 215.1 48.0 207

※本記事では特に職種の記載が無い場合、全て事務・技術系職員のものを示します


平均年収(年度別)

日本芸術文化振興会<芸文振>の平均年収(年度別:2003~2019年)は、658.9~783.3万円です。

国家公務員の平均(610.6~689.2万円)より高い水準(+48.3~+94.1万円)、全独立行政法人の平均(634.1~736.3万円)より高い水準(+24.8~+47.0万円)です。


平均年収(年度別)[万円]
年度 [年] 日本芸術文化振興会
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 783.3 689.2 702.7
2018 764.6 686.3 700.1
2017 760.9 683.8 697.3
2016 752.3 680.4 686.6
2015 724.0 674.7 676.8
2014 726.7 668.8 662.7
2013 658.9 613.8 634.1
2012 666.2 610.6 646.0
2011 710.7 653.4 692.6
2010 704.3 651.6 695.1
2009 720.4 656.4 710.5
2008 736.4 666.6 730.6
2007 735.8 662.7 734.2
2006 727.7 659.1 732.6
2005 708.0 659.6 736.3
2004 699.5 656.7 732.3
2003 737.9 679.0 728.4
ー
ー

平均ボーナス(年度別)

日本芸術文化振興会<芸文振>の平均ボーナス(年度別:2003~2019年)は、157.9~215.1万円です。

国家公務員の平均(151.2~188.0万円)より高い水準(+6.7~+27.1万円)、全独立行政法人の平均(179.2~183.0万円)と概ね同等の水準(-21.3~+32.1万円)です。


平均ボーナス(年度別)[万円]
年度 [年] 日本芸術文化振興会 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 215.1 188.0 183.0
2018 206.8 185.7 180.6
2017 199.7 183.5 179.2
2016 198.3 179.5 ※2
2015 186.9 174.9 ※2
2014 183.5 170.3 ※2
2013 157.9 152.0 ※2
2012 159.3 151.2 ※2
2011 174.4 161.8 ※2
2010 169.9 161.4 ※2
2009 185.1 168.7 ※2
2008 ※1 181.8 ※2
2007 ※1 180.7 ※2
2006 ※1 178.3 ※2
2005 ※1 178.4 ※2
2004 ※1 176.2 ※2
2003 ※1 182.2 ※2

※1:該当データ無
※2:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年齢(年度別)

日本芸術文化振興会<芸文振>の平均年齢(年度別:2003~2019年)は、44.0~48.0歳です。

国家公務員の平均(40.9~43.3歳)より高い水準(+3.1~+4.7歳)、全独立行政法人の平均(41.2~43.6歳)より高い水準(+2.8~+4.4歳)です。


平均年齢(年度別)[歳]
年度 [年] 日本芸術文化振興会 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 48.0 43.1 41.2
2018 46.9 43.1 41.3
2017 47.5 43.2 41.5
2016 47.4 43.3 ※3
2015 46.7 43.3 43.6
2014 46.6 43.3 43.6
2013 46.9 43.0 43.6
2012 47.4 42.8 43.6
2011 47.8 42.5 43.5
2010 47.2 42.2 43.5
2009 45.9 41.9 43.5
2008 46.4 41.6 43.4
2007 46.3 41.4 43.3
2006 45.9 41.2 43.4
2005 44.9 41.0 43.3
2004 44.4 40.9 43.2
2003 44.0 41.6 42.7

※3:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年収(年齢別)

2019年度の日本芸術文化振興会<芸文振>の平均年収(年齢別)は、580.1万円(30歳時)/ 710.6万円(40歳時)/ 808.4万円(50歳時)です。

国家公務員の平均(543.1万円(30歳時)/ 665.4万円(40歳時)/ 757.0万円(50歳時))より高い水準(+36.9万円(30歳時)/ +45.2万円(40歳時)/ +51.4万円(50歳時))です。

全独立行政法人の平均(565.5万円(30歳時)/ 692.8万円(40歳時)/ 788.2万円(50歳時))より高い水準(+14.6万円(30歳時)/ +17.8万円(40歳時)/ +20.3万円(50歳時))です。


平均年収(年齢別)[万円]
年齢 [歳] 日本芸術文化振興会
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
23 484.9 454.0 472.7
24 498.3 466.5 485.8
25 510.9 478.4 498.1
26 523.6 490.2 510.4
27 536.7 502.6 523.2
28 550.5 515.5 536.7
29 565.0 529.1 550.8
30 580.1 543.1 565.5
31 595.4 557.5 580.5
32 610.9 572.0 595.6
33 626.1 586.3 610.4
34 640.9 600.1 624.8
35 654.9 613.3 638.5
36 668.1 625.6 651.3
37 680.2 636.9 663.1
38 691.3 647.3 674.0
39 701.4 656.8 683.8
40 710.6 665.4 692.8
41 719.1 673.4 701.1
42 727.3 681.0 709.0
43 735.2 688.4 716.8
44 743.4 696.1 724.8
45 752.1 704.2 733.2
46 761.5 713.1 742.4
47 771.9 722.8 752.5
48 783.3 733.5 763.6
49 795.6 745.0 775.6
50 808.4 757.0 788.2
51 821.2 769.0 800.6
52 833.0 780.0 812.1
53 842.4 788.8 821.2
54 847.4 793.5 826.2
55 845.7 791.9 824.5
56 834.2 781.1 813.2
57 808.9 757.4 788.6
58 765.2 716.5 746.0
59 697.4 653.1 679.9
60 598.9 560.8 583.9

※年齢別の平均年収は、厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」の年齢別年収を参考に、各平均年収及び平均年齢から推計しています。

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査の概況

平均年収(役職別)

2019年度の日本芸術文化振興会<芸文振>の平均年収(役職別)は、1856.6万円(法人の長)/ 1230.3万円(部長)/ 990.4万円(課長)/ 715.2万円(係長)/ 618.7万円(主任)/ 502.3万円(係員)です。


平均年収(役職別)[万円](2019年)
役職
日本芸術文化振興会
平均年齢 [歳]
法人の長 1856.6 ※4
部長 1230.3 61.4
課長 990.4 53.8
係長 715.2 48.6
主任 618.7 43.9
係員 502.3 30.9

※4:情報開示無し

平均年収(職種別)

2019年度の日本芸術文化振興会<芸文振>の平均年収(職種別)は、783.3万円(事務・技術職)/ 617.0万円(舞台技術職員)/ 576.2万円(研究職)です。


日本芸術文化振興会(2019年)
職種 平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳]  対象人員 [人]
事務・技術職 783.3 215.1 48.0 207
舞台技術職員 617.0 159.3 37.9 39
労務職員 576.2 145.2 55.5 3

独立行政法人内における年収ランキング

2019年度の日本芸術文化振興会<芸文振>の平均年収は、独立行政法人87法人のうち第19位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値57.3です。

「平均年収 階級別法人数」及び「平均年収-平均年齢」を以下に示します。日本芸術文化振興会<芸文振>の平均年収は、全独立行政法人の中で高い水準です。

日本貿易振興機構
平均年収 [万円] ランキング 偏差値
783.3 19位 (全87法人) 57.3
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独立行政法人(全87法人)の年収ランキングの詳細については、以下記事をご覧ください。

【全87法人】独立行政法人の年収ランキング(最新年度年収・30歳時年収・推定生涯賃金)「独立行政法人」とは、"公共上確実に実施されることが必要で、国が主体となって実施する必要はないが、民間では実施されないおそれがある事業を...

独立行政法人内における就職偏差値(採用難易度)ランキング

2020年度の日本芸術文化振興会<芸文振>の就職偏差値(採用難易度)は、独立行政法人87法人のうち第26位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値54.2です。

日本芸術文化振興会<芸文振>への転職難易度は高い水準です。

日本芸術文化振興会
ランキング 就職偏差値(採用難易度)
26位 (全87法人) 54.2


独立行政法人(全87法人)の就職偏差値(採用難易度)の詳細については、以下記事をご覧ください。

【全87法人】独立行政法人の就職偏差値(採用難易度)とおすすめの穴場「独立行政法人」とは、"公共上確実に実施されることが必要で、国が主体となって実施する必要はないが、民間では実施されないおそれがある事業を...

日本芸術文化振興会<芸文振>へ転職するためには

日本芸術文化振興会<芸文振>等の独立行政法人への転職や年収アップを実現するなら、転職エージェントへの登録をおすすめします。

転職エージェントとのやりとりには時間や手間がかかりますが、それを大きく上回るメリットがあります。(管理人は転職エージェントを利用し、財閥系大企業から内定を獲得し転職しました)

管理人が経験上、転職エージェントへの登録をおすすめする理由は、大きく分けて以下の3つです。

①: 全て無料で利用できる

②: 転職を有利に進めることができる

  ➡ 最新の非公開求人を入手できる

  ➡ 受験する企業の面接で過去にされた質問を教えてくれる

  ➡ 模擬面接を実施してくれる

  ➡ 企業との年収交渉を代わりに行ってくれる

  ➡ 分からないことや不安なことは何でも質問できる

③: プロから見た自分の市場価値を把握し、キャリアを整理きる


転職エージェントについては2~3社登録し、併用
することをおすすめします。(管理人も実際に併用しました)

理由は、①多くの視点から支援してもらえる、②自分と相性の良い担当者に出会える可能性が高まる、③その転職エージェントだけが持つ独自の非公開求人を紹介してもらえる等です。

転職エージェントの併用は、転職エージェント側も推奨していることであり全く問題ありませんので、ぜひ積極的に活用しましょう。

無料登録後、担当者とキャリアカウンセリングという面談を実施してからサービス開始となりますが、面談は電話で完了できて対面不要ですので安心してください。


以下では、管理人が実際に利用した転職エージェントについて紹介します。

リクルートエージェント


管理人が実際に利用した転職エージェント①は、リクルートエージェントです。

転職支援実績No.1だけあってフォローが非常に手厚く、リクルートエージェント側からの提案で模擬面接を実施してくれ、「良い受け答えができており、面接は問題無い」と言ってもらえたことは大きな自信になりました。

また、面接前に受験先企業の事業や成長戦略等をまとめた資料をいただいたのですが、その中から本番の面接で質問があり、しっかり答えることができたことも非常にありがたかったです。

管理人はリクルートエージェントのおかげで、東証一部上場の大企業から内定を獲得することができました。

ビズリーチ


管理人が実際に利用した転職エージェント②は、ビズリーチです。

ハイクラス求人に特化したスカウト主体の転職活動が特徴であり、登録後は基本的に企業やヘッドハンターからのスカウトを待つことになります。(プラチナスカウト:企業やヘッドハンターからの送付回数が限定されている合格可能性が高いスカウト、通常スカウト:送付回数が限定されていないスカウト

登録時、職務経歴書や現在年収等の登録内容をもとに、ビズリーチ独自の審査基準により会員属性が自動的に決定されます。(タレント会員 or ハイクラス会員

また、ビズリーチには無料プランと有料プラン(タレント会員:2980円、ハイクラス会員:4980円)があり利用できる機能に差がありますが、無料のお試し期間(最大97日間)であれば有料プランの機能を全て利用可能です。

管理人の経験上、無料でハイクラス求人に巡り合うチャンスを逃さない(プラチナスカウトの受信と応募が可能)ために、ひとまず無料登録後の職務経歴書登録まで完了しておくことをおすすめします。

利用できる機能等 無料プラン 有料プラン
(タレント会員)
有料プラン
(ハイクラス会員)
求人閲覧
※企業名は閲覧不可
求人への応募 公開求人
特集求人
企業掲載求人
ヘッドハンター求人
×
※年収1000万以上は不可
スカウトへの
受返信・応募
プラチナスカウト
通常スカウト ×
相談 通常
ヘッドハンター
ハイクラス専門
ヘッドハンター
× ×
料金(税抜) 0円 2980円 4980円

 

管理人が実際に利用した転職エージェント

リクルートエージェント:転職支援実績No.1、フォローが手厚い

ビズリーチ:ハイクラス求人に特化、転職後の平均年収840万円

日本芸術文化振興会<芸文振>の初任給(大卒)

2019年の日本芸術文化振興会<芸文振>の初任給(大卒)は、25万2615円です。

国家公務員の平均(21万200円)より高い水準(+42415円)、全独立行政法人の平均(19万400円)より高い水準(+62215円)です。

初任給(大卒) [円](2019年)
日本芸術文化振興会
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
25万2615 21万200 19万400

 

日本芸術文化振興会<芸文振>の推定生涯賃金

日本芸術文化振興会<芸文振>の推定生涯賃金は、2億6322万円です。

国家公務員の平均(2億4647万円)より高い水準(+1675万円)、全独立行政法人の平均(2億5662万円)より高い水準(+660万円)です。

推定生涯賃金 [円]
日本芸術文化振興会
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2億6322万 2億4647万 2億5662万

※推定生涯賃金は、上記平均年収(年齢別)の23~60歳までを合計したものであり、退職金は含まれていません。

日本芸術文化振興会<芸文振>のラスパイレス指数

2019年の日本芸術文化振興会<芸文振>のラスパイレス指数は、106.4(年齢勘案)/ 95.2(年齢地域勘案)/ 103.6(年齢学歴勘案)/ 93.1(年齢地域学齢勘案)です。

年齢勘案及び年齢学歴勘案については国家公務員よりも高い水準、年齢地域勘案及び年齢地域学齢勘案については国家公務員よりも低い水準です。

ラスパイレス指数 [-](2019年)
年齢勘案 年齢地域勘案 年齢学歴勘案 年齢地域学齢勘案
106.4 95.2 103.6 93.1

ラスパイレス指数とは

ラスパイレス指数とは、国家公務員と独立行政法人の給料を比較する際に使う統計上の指数です。国の行政職俸給表(一)適用職員の俸給月額を100とした場合における、独立行政法人の給料水準を表しています。算出方法は、国家公務員と独立行政法人の職員構成を同一と仮定し、学歴別、経験年数別に区分(勘案)した後、その区分毎の職員数に対して国家公務員と独立行政法人の平均給料月額をそれぞれ掛け合わせた結果を比較し、比率で表したものになります。

【総務省】ラスパイレス指数の算出方法(※地方公務員の例)


国家公務員に比べて給与水準が高くなっている理由

2019年の日本芸術文化振興会<芸文振>の給与水準が高くなっている理由(所管の文部科学省が発表)は、以下の通りです。

勤務地が1級地及び2級地のみであり、国家公務員と比較して地域手当支給割合の大きい地域に勤務する職員の比率が高い。(1級地:国31.7%、当法人85.5%)

学歴別で、大学卒以上の職員が、短大卒・高校卒・中学卒の職員と比較して多い。(大学卒:国58.4%、当法人91.8%)

※国家公務員の比率については、令和元年度国家公務員給与等実態調査の行政職(一)適用職員を対象として比較している。 

まとめ

以上、『日本芸術文化振興会<芸文振>の年収、ボーナス(賞与)、推定生涯賃金、就職偏差値(採用難易度)、国家公務員や他の独立行政法人との比較等』について解説してきました。

就職や転職等、今後のキャリアにおける意思決定の材料として参考にして頂ければ幸いです。

※記事の内容については十分に精査/確認しておりますが、もし誤記等がございましたらトップページ上部の「お問い合わせ」よりご連絡頂けますと幸いです。

出典/参考元


【総務省】独立行政法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準の公表

【総務省】平成31年国家公務員給与等実態調査

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況

一般財団法人 行政管理研究センター『独立行政法人・特殊法人総覧(令和2年度版)』ミツバ綜合印刷社、2021年(書籍)