独立行政法人

【平均年収779万円】農林漁業信用基金<信用基金>の年収、ボーナス(賞与)、推定生涯賃金、就職偏差値(採用難易度)

「農林漁業信用基金<信用基金>」は、”農業近代化資金・漁業近代化資金に係る債務保証等につき保険・資金融通・債務保証により、農林漁業の健全な発展に資する”ことを目        的とする農林水産省所管の独立行政法人です。

農林漁業信用基金<信用基金>の目的詳細

「農林漁業信用基金<信用基金>」は、

1.農業信用基金協会が行う農業近代化資金等に係る債務の保証、 漁業信用基金協会が行う漁業近代化資金等に係る債務の保証等につき保険を行うこと、農業信用基金協会及び漁業信用基金協会の業務に必要な資金を融通すること並びに林業者等の融資機関からの林業(林業種苗生産業及び木材製造業を含む)の経営の改善に必要な資金の借入れ等に係る債務を保証することにより、農林漁業経営等に必要な資金の融通を円滑にし、もって農林漁業の健全な発展に資することを目的とする。
2.1に規定するもののほか、農業災害保険法(昭和22年法律第185号)に基づき、農業共済団体等が行 う共済事業等に係る共済金等の支払等に関して必要とする資金の貸付け等の業務を行い、及び漁業災害補償法(昭和39年法律第158号)に基づき、漁業共済団体が行う漁業共済事業等に係る共済金等の支払に関して必要とする資金の貸付け等の業務を行う

ことを目的とする農林水産省所管の独立行政法人です。

本記事では「農林漁業信用基金<信用基金>」の年収、ボーナス(賞与)、推定生涯賃金、就職偏差値(採用難易度)、国家公務員や他の独立行政法人との比較等について解説します。

本記事の内容

農林漁業信用基金<信用基金>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

農林漁業信用基金<信用基金>の独立行政法人内における年収ランキング

農林漁業信用基金<信用基金>の独立行政法人内における就職偏差値(採用難易度)

本記事は各省庁による公式情報等のデータを参考に、元独立行政法人職員である管理人エストが執筆しています。(データの出典/参考元は記事末尾に記載)



農林漁業信用基金<信用基金>の基本情報

農林漁業信用基金<信用基金>は、農林漁業経営の健全な発展に寄与する機関として、2003年に独立行政法人化されました。

主な業務としては、農漁業者の債務保証に対する保険、林業者等の資金借入に対する債務保証等を行っています。

農林漁業信用基金<信用基金>の業務詳細
「農林漁業信用基金<信用基金>」の業務は、

1.農業信用保証保険法第3章第1節の規定による保証保険を行うこと

2.農業信用保証保険法第3章第2節の規定による融資保険を行うこと

3.農業信用基金協会の農業信用保証保険法第2条第3項に規定する農業近代化資金等に係る保証債務及び同法第8条第1項第2号に掲げる保証債務の額を増大するために必要な原資となるべき資金並びにその履行を円滑にするために必要な資金の貸付けを行うこと

4.農業信用基金協会に対し農業信用保証保険法第8条第1項第3号に掲げる業務に必要な資金の貸付けを行うこと

5.林業・木材産業改善資金助成法第17条及び木材安定供給特措法第16条第2号の規定による債務の保証を行うこと

6.都道府県に対し木材安定供給特措法第16条第1号の規定による貸付けを行うこと

7.中小漁業融資保証法第3章第1節の規定による保証保険を行うこと

8.中小漁業融資保証法第3章第2節の規定による融資保険を行うこと

9.漁業信用基金協会の中小漁業融資保証法第2条第3項に規定する漁業近代化資金等に係る保証債務及び同法第4条第1項第2号に掲げる保証債務の額を増大するために必要な原資となるべき資金並びにその履行を円滑にするために必要な資金の貸付けを行うこと

10.漁業信用基金協会に対し中小漁業融資保証法第4条第1項第3号に掲げる業務に必要な資金の貸付けを行うこと

11.1~10に掲げる業務に附帯する業務を行うこと

12.農業災害補償法第142条の8の規定により行う業務及び漁業災害補償法第196条の3に規定する業務を行うこと

13.1~14に規定する業務のほか、これらの業務の遂行に支障のない範囲内で、森林経営管理法(2018年法律第35号)第46条の規定による支援を行うこと

14.政令で定めるものを、当該出資者である林業者等が融資機関から借り入れることにより当該融資機関に対して負担する債務の保証を行うこと

(業務の特例) 上記の業務のほか、当分の間、林業経営基盤の強化等の促進のための資金の融通等に関する暫定措置法(1979年法律第51号)第6条に規定する業務を行うものとする

以上のように、農林漁業信用基金法によって定められています。

法人名 農林漁業信用基金(Agriculture, Forestry and Fisheries Credit Foundations)
略称、通称 信用基金( - )
独立行政法人種別 中期目標管理法人
所管 農林水産省
設立 2003年10月1日
所在地 東京都港区愛宕2-5-1愛宕グリーンヒルズMORIタワー28階
資本金 1835億6200万円
従業員 102人(2020年3月31日現在)
拠点 東京都港区
代表者 今井 敏
沿革 1963年 特殊法人 林業信用基金(設立)※①
1966年 認可法人 農業信用保険協会(設立)※②
1974年 認可法人 中央漁業信用基金(設立)※③
1987年 認可法人 農林漁業信用基金(①、②、③を統合設立)
2003年 農林漁業信用基金(独立行政法人化)
公式サイト https://www.jaffic.go.jp/

農林漁業信用基金<信用基金>の年収、ボーナス(賞与)、平均年齢

2019年度の農林漁業信用基金<信用基金>の平均年収は778.7万円、平均ボーナスは210.7万円平均年齢は42.7歳です。(事務・技術系職員/対象人員70人)

農林漁業信用基金(2019年)
平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳] 対象人員 [人]
778.7 210.7 42.7 70

※本記事では特に職種の記載が無い場合、全て事務・技術系職員のものを示します


平均年収(年度別)

農林漁業信用基金<信用基金>の平均年収(年度別:2003~2019年)は、708.4~852.9万円です。

国家公務員の平均(610.6~689.2万円)より高い水準(+97.8~+163.7万円)、全独立行政法人の平均(634.1~736.3万円)より高い水準(+74.3~+116.6万円)です。


平均年収(年度別)[万円]
年度 [年] 農林漁業信用基金
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 778.7 689.2 702.7
2018 802.4 686.3 700.1
2017 782.6 683.8 697.3
2016 782.4 680.4 686.6
2015 766.6 674.7 676.8
2014 802.0 668.8 662.7
2013 708.4 613.8 634.1
2012 716.9 610.6 646.0
2011 750.1 653.4 692.6
2010 794.8 651.6 695.1
2009 796.7 656.4 710.5
2008 833.3 666.6 730.6
2007 837.8 662.7 734.2
2006 843.1 659.1 732.6
2005 834.8 659.6 736.3
2004 845.7 656.7 732.3
2003 852.9 679.0 728.4
ー
ー

平均ボーナス(年度別)

農林漁業信用基金<信用基金>の平均ボーナス(年度別:2003~2019年)は、174.7~263.6万円です。

国家公務員の平均(151.2~188.0万円)より高い水準(+23.5~+75.6万円)、全独立行政法人の平均(179.2~183.0万円)より概ね高い水準(-4.5~+80.6万円)です。


平均ボーナス(年度別)[万円]
年度 [年] 農林漁業信用基金 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 210.7 188.0 183.0
2018 217.1 185.7 180.6
2017 209.7 183.5 179.2
2016 206.2 179.5 ※2
2015 199.7 174.9 ※2
2014 207.0 170.3 ※2
2013 174.7 152.0 ※2
2012 176.7 151.2 ※2
2011 186.8 161.8 ※2
2010 199.1 161.4 ※2
2009 207.8 168.7 ※2
2008 231.5 181.8 ※2
2007 230.5 180.7 ※2
2006 232.2 178.3 ※2
2005 231.4 178.4 ※2
2004 263.6 176.2 ※2
2003 ※1 182.2 ※2

※1:該当データ無
※2:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年齢(年度別)

農林漁業信用基金<信用基金>の平均年齢(年度別:2003~2019年)は、42.7~45.3歳です。

国家公務員の平均(40.9~43.3歳)より高い水準(+1.8~+2.0歳)、全独立行政法人の平均(41.2~43.6歳)より高い水準(+1.5~+1.7歳)です。


平均年齢(年度別)[歳]
年度 [年] 農林漁業信用基金 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 42.7 43.1 41.2
2018 44.2 43.1 41.3
2017 43.9 43.2 41.5
2016 44.0 43.3 ※3
2015 43.9 43.3 43.6
2014 45.3 43.3 43.6
2013 44.6 43.0 43.6
2012 45.1 42.8 43.6
2011 43.6 42.5 43.5
2010 44.9 42.2 43.5
2009 44.9 41.9 43.5
2008 44.6 41.6 43.4
2007 44.4 41.4 43.3
2006 44.0 41.2 43.4
2005 43.2 41.0 43.3
2004 43.0 40.9 43.2
2003 43.1 41.6 42.7

※3:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年収(年齢別)

2019年度の農林漁業信用基金<信用基金>の平均年収(年齢別)は、616.4万円(30歳時)/ 755.1万円(40歳時)/ 859.0万円(50歳時)です。

国家公務員の平均(543.1万円(30歳時)/ 665.4万円(40歳時)/ 757.0万円(50歳時))より高い水準(+73.2万円(30歳時)/ +89.7万円(40歳時)/ +102.0万円(50歳時))です。

全独立行政法人の平均(565.5万円(30歳時)/ 692.8万円(40歳時)/ 788.2万円(50歳時))より高い水準(+50.9万円(30歳時)/ +62.3万円(40歳時)/ +70.9万円(50歳時))です。


平均年収(年齢別)[万円]
年齢 [歳] 農林漁業信用基金
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
23 515.3 454.0 472.7
24 529.4 466.5 485.8
25 542.9 478.4 498.1
26 556.3 490.2 510.4
27 570.3 502.6 523.2
28 585.0 515.5 536.7
29 600.4 529.1 550.8
30 616.4 543.1 565.5
31 632.7 557.5 580.5
32 649.1 572.0 595.6
33 665.3 586.3 610.4
34 681.0 600.1 624.8
35 695.9 613.3 638.5
36 709.9 625.6 651.3
37 722.8 636.9 663.1
38 734.6 647.3 674.0
39 745.3 656.8 683.8
40 755.1 665.4 692.8
41 764.1 673.4 701.1
42 772.8 681.0 709.0
43 781.3 688.4 716.8
44 789.9 696.1 724.8
45 799.2 704.2 733.2
46 809.2 713.1 742.4
47 820.2 722.8 752.5
48 832.3 733.5 763.6
49 845.4 745.0 775.6
50 859.0 757.0 788.2
51 872.6 769.0 800.6
52 885.1 780.0 812.1
53 895.1 788.8 821.2
54 900.5 793.5 826.2
55 898.7 791.9 824.5
56 886.4 781.1 813.2
57 859.5 757.4 788.6
58 813.1 716.5 746.0
59 741.1 653.1 679.9
60 636.4 560.8 583.9

※年齢別の平均年収は、厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」の年齢別年収を参考に、各平均年収及び平均年齢から推計しています。

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査の概況

平均年収(役職別)

2019年度の農林漁業信用基金<信用基金>の平均年収(役職別)は、1872.3万円(法人の長)/ 1119.3万円(部長)/ 1008.3万円(課長)/ 499.7万円(主任)/ 430.9万円(係員)です。


平均年収(役職別)[万円](2019年)
役職
農林漁業信用基金
平均年齢 [歳]
法人の長 1872.3 ※4
部長 1119.3 56.2
課長 1008.3 51.7
係長 ※4 ※4
主任 499.7 31.9
係員 430.9 26.9

※4:情報開示無し

独立行政法人内における年収ランキング

2019年度の農林漁業信用基金<信用基金>の平均年収は、独立行政法人87法人のうち第22位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値56.8です。

「平均年収 階級別法人数」及び「平均年収-平均年齢」を以下に示します。農林漁業信用基金<信用基金>の平均年収は、全独立行政法人の中で高い水準です。

農林漁業信用基金
平均年収 [万円] ランキング 偏差値
778.7 22位 (全87法人) 56.8
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独立行政法人(全87法人)の年収ランキングの詳細については、以下記事をご覧ください。

【全87法人】独立行政法人の年収ランキング(最新年度年収・30歳時年収・推定生涯賃金)「独立行政法人」とは、"公共上確実に実施されることが必要で、国が主体となって実施する必要はないが、民間では実施されないおそれがある事業を...

独立行政法人内における就職偏差値(採用難易度)ランキング

2020年度の農林漁業信用基金<信用基金>の就職偏差値(採用難易度)は、独立行政法人87法人のうち第24位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値55.7です。

農林漁業信用基金<信用基金>への転職難易度は高い水準です。

農林漁業信用基金
ランキング 就職偏差値(採用難易度)
24位 (全87法人) 55.7


独立行政法人(全87法人)の就職偏差値(採用難易度)の詳細については、以下記事をご覧ください。

【全87法人】独立行政法人の就職偏差値(採用難易度)とおすすめの穴場「独立行政法人」とは、"公共上確実に実施されることが必要で、国が主体となって実施する必要はないが、民間では実施されないおそれがある事業を...

農林漁業信用基金<信用基金>へ転職するためには

農林漁業信用基金<信用基金>等の独立行政法人への転職や年収アップを実現するなら、転職エージェントへの登録をおすすめします。

転職エージェントとのやりとりには時間や手間がかかりますが、それを大きく上回るメリットがあります。(管理人は転職エージェントを利用し、財閥系大企業から内定を獲得し転職しました)

管理人が経験上、転職エージェントへの登録をおすすめする理由は、大きく分けて以下の3つです。

①: 全て無料で利用できる

②: 転職を有利に進めることができる

  ➡ 最新の非公開求人を入手できる

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  ➡ 分からないことや不安なことは何でも質問できる

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転職エージェントについては2~3社登録し、併用
することをおすすめします。(管理人も実際に併用しました)

理由は、①多くの視点から支援してもらえる、②自分と相性の良い担当者に出会える可能性が高まる、③その転職エージェントだけが持つ独自の非公開求人を紹介してもらえる等です。

転職エージェントの併用は、転職エージェント側も推奨していることであり全く問題ありませんので、ぜひ積極的に活用しましょう。

無料登録後、担当者とキャリアカウンセリングという面談を実施してからサービス開始となりますが、面談は電話で完了できて対面不要ですので安心してください。


以下では、管理人が実際に利用した転職エージェントについて紹介します。

リクルートエージェント


管理人が実際に利用した転職エージェント①は、リクルートエージェントです。

転職支援実績No.1だけあってフォローが非常に手厚く、リクルートエージェント側からの提案で模擬面接を実施してくれ、「良い受け答えができており、面接は問題無い」と言ってもらえたことは大きな自信になりました。

また、面接前に受験先企業の事業や成長戦略等をまとめた資料をいただいたのですが、その中から本番の面接で質問があり、しっかり答えることができたことも非常にありがたかったです。

管理人はリクルートエージェントのおかげで、東証一部上場の大企業から内定を獲得することができました。

ビズリーチ


管理人が実際に利用した転職エージェント②は、ビズリーチです。

ハイクラス求人に特化したスカウト主体の転職活動が特徴であり、登録後は基本的に企業やヘッドハンターからのスカウトを待つことになります。(プラチナスカウト:企業やヘッドハンターからの送付回数が限定されている合格可能性が高いスカウト、通常スカウト:送付回数が限定されていないスカウト

登録時、職務経歴書や現在年収等の登録内容をもとに、ビズリーチ独自の審査基準により会員属性が自動的に決定されます。(タレント会員 or ハイクラス会員

また、ビズリーチには無料プランと有料プラン(タレント会員:2980円、ハイクラス会員:4980円)があり利用できる機能に差がありますが、無料のお試し期間(最大97日間)であれば有料プランの機能を全て利用可能です。

管理人の経験上、無料でハイクラス求人に巡り合うチャンスを逃さない(プラチナスカウトの受信と応募が可能)ために、ひとまず無料登録後の職務経歴書登録まで完了しておくことをおすすめします。

利用できる機能等 無料プラン 有料プラン
(タレント会員)
有料プラン
(ハイクラス会員)
求人閲覧
※企業名は閲覧不可
求人への応募 公開求人
特集求人
企業掲載求人
ヘッドハンター求人
×
※年収1000万以上は不可
スカウトへの
受返信・応募
プラチナスカウト
通常スカウト ×
相談 通常
ヘッドハンター
ハイクラス専門
ヘッドハンター
× ×
料金(税抜) 0円 2980円 4980円

 

管理人が実際に利用した転職エージェント

リクルートエージェント:転職支援実績No.1、フォローが手厚い

ビズリーチ:ハイクラス求人に特化、転職後の平均年収840万円


農林漁業信用基金<信用基金>の初任給(大卒)

2019年の農林漁業信用基金<信用基金>の初任給(大卒)は、19万5300円です。

国家公務員の平均(21万200円)より低い水準(-14900円)、全独立行政法人の平均(19万400円)より高い水準(+4900円)です。

初任給(大卒) [円](2019年)
農林漁業信用基金
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
19万5300 21万200 19万400

 

農林漁業信用基金<信用基金>の推定生涯賃金

農林漁業信用基金<信用基金>の推定生涯賃金は、2億7970万円です。

国家公務員の平均(2億4647万円)より高い水準(+3323万円)、全独立行政法人の平均(2億5662万円)より高い水準(+2308万円)です。

推定生涯賃金 [円]
農林漁業信用基金
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2億7970万 2億4647万 2億5662万

※推定生涯賃金は、上記平均年収(年齢別)の23~60歳までを合計したものであり、退職金は含まれていません。

農林漁業信用基金<信用基金>のラスパイレス指数

2019年の農林漁業信用基金<信用基金>のラスパイレス指数は、114.5(年齢勘案)/ 100.5(年齢地域勘案)/ 112.0(年齢学歴勘案)/ 98.9(年齢地域学齢勘案)です。

年齢勘案及び年齢地域勘案及び年齢学歴勘案については国家公務員よりも高い水準、年齢地域学齢勘案については国家公務員よりも低い水準です。

ラスパイレス指数 [-](2019年)
年齢勘案 年齢地域勘案 年齢学歴勘案 年齢地域学齢勘案
114.5 100.5 112.0 98.9

ラスパイレス指数とは

ラスパイレス指数とは、国家公務員と独立行政法人の給料を比較する際に使う統計上の指数です。国の行政職俸給表(一)適用職員の俸給月額を100とした場合における、独立行政法人の給料水準を表しています。算出方法は、国家公務員と独立行政法人の職員構成を同一と仮定し、学歴別、経験年数別に区分(勘案)した後、その区分毎の職員数に対して国家公務員と独立行政法人の平均給料月額をそれぞれ掛け合わせた結果を比較し、比率で表したものになります。

【総務省】ラスパイレス指数の算出方法(※地方公務員の例)


国家公務員に比べて給与水準が高くなっている理由

2019年の農林漁業信用基金<信用基金>の給与水準が高くなっている理由(所管の農林水産省が発表)は、以下の通りです。

1.職員全員が東京特別区の勤務であるため、国家公務員の場合と同様に物価等も踏まえて、主に民間賃金が高い地域に在職する職員に支払われる手当(特別都市手当)の支給を受けている。  

(参考)国家公務員(行一):31.7%
(平成31年国家公務員給与等実態調査より、支給区分1級地の人員構成比)

2.各都道府県に設置されている基金協会が行う農業者等に対する債務保証に対する保険等の業務を行っており、保険や金融に関する高い専門性が求められることから、高学歴(大卒)の職員の割合が高い

(参考)国家公務員(行一) :58.4%(平成31年国家公務員給与等実態調査より、大学卒の人員構成比)
信用基金:85.7%(常勤職員数70名中60名)

まとめ

以上、『農林漁業信用基金<信用基金>の年収、ボーナス(賞与)、推定生涯賃金、就職偏差値(採用難易度)、国家公務員や他の独立行政法人との比較等』について解説してきました。

就職や転職等、今後のキャリアにおける意思決定の材料として参考にして頂ければ幸いです。

※記事の内容については十分に精査/確認しておりますが、もし誤記等がございましたらトップページ上部の「お問い合わせ」よりご連絡頂けますと幸いです。

出典/参考元


【総務省】独立行政法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準の公表

【総務省】平成31年国家公務員給与等実態調査

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況

一般財団法人 行政管理研究センター『独立行政法人・特殊法人総覧(令和2年度版)』ミツバ綜合印刷社、2021年(書籍)