独立行政法人

【平均年収677万円】国立印刷局<NPB>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

「国立印刷局<NPB>」は、”銀行券、国債証券、印紙、郵便切手、証券等の製造、または官報、法令全書、白書、調査統計資料等の情報提供を行うこと等により、その確実な提供を図る”ことを目的とする財務省所管の独立行政法人です。

国立印刷局<NPB>の目的詳細

「国立印刷局<NPB>」は、

銀行券の製造を行うとともに、銀行券に対する国民の信頼を維持するために必要な情報の提供を行うこと等により、通貨制度の安定に寄与することを目的とする。このほか、官報の編集、印刷及び普及を行い、並びに法令全書、白書、調査統計資料その他の刊行物の編集、印刷、刊行及び普及を行うこと等により公共上の見地から行われることが適当な情報の提供を図るとともに、国債証券、印紙、郵便切手その他の公共上の見地から必要な証券及び印刷物の製造を行うこと等によりその確実な提供を図る

ことを目的とする財務省所管の独立行政法人です。

本記事では「国立印刷局<NPB>」の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等について解説します。

本記事の内容

国立印刷局<NPB>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

国立印刷局<NPB>の独立行政法人内における年収ランキング

国立印刷局<NPB>の独立行政法人内における就職偏差値(採用難易度)

本記事は各省庁による公式情報等のデータを参考に、元独立行政法人職員である管理人エストが執筆しています。(データの出典/参考元は記事末尾に記載)



国立印刷局<NPB>の基本情報

国立印刷局<NPB>は、日本銀行券、官報、旅券などの製品や情報サービスを提供することにより日本経済の発展と国民生活の安定に貢献する機構として、2003年に独立行政法人化されました。

主な業務としては、製造及び提供(日本銀行券、国債証券、印紙、郵便切手、証券、法令全書、国の予算書・決算書)、編集・印刷・普及(官報)等を行っています。

国立印刷局<NPB>の業務詳細
「国立印刷局<NPB>」の業務は、

1. 銀行券の製造を行うこと

2. 銀行券に対する国民の信頼を維持するために必要な情報の提供を行うこと

3. 官報の編集、印刷及び普及を行うこと

4. 法令全書、白書、調査統計資料その他の刊行物(電磁的記録を含む)の編集、印刷若しくは作成、刊行又は普及を行うこと

5. 国債証券、印紙、郵便切手、郵便葉書、旅券その他の公共上の見地から必要な印刷物(電磁的記録を含む)の製造又は印刷を行うこと

6. 1~5の業務に関し、調査、試験、研究又は開発を行うこと

7. 1~6の業務に附帯する業務を行うこと

8. 1~7の業務のほか、すき入紙製造取締法(昭和22年法律第149号)第2項の規定に基づき、同項の調査を行う

9. 1~8の業務のほか、これらの業務の遂行に支障のない範囲内で、次の業務を行うことができる
ア.外国政府、外国の地方公共団体、外国の中央銀行、国際機関その他これらに準ずるものの委託を受けて、当該外国政府等の銀行券、国債証券、印紙、郵便切手、郵便葉書、旅券その他の印刷物(電磁的記録を含む)の製造又は印刷を行うこと
イ.アの業務に関し、調査、試験、研究又は開発を行うこと

以上のように、国立印刷局法によって定められています。

法人名 国立印刷局(National Printing Bureau)
略称、通称 印刷局( NPB )
独立行政法人種別 行政執行法人
所管 財務省
設立 2003年4月1日
所在地 東京都港区虎ノ門2-2-5共同通信会館
資本金 1405億8800万円
従業員 4193人(2021年1月1日現在)
拠点 本局:東京都港区
研究所:神奈川県
工場:東京都北区王子、神奈川県小田原市、静岡県静岡市、滋賀県彦根市、岡山県岡山市
代表者 岸本 浩
沿革 1871年 大蔵省紙幣司(創設)
1871年 大蔵省紙幣寮(改称)
1877年 大蔵省紙幣局(改称)
1878年 大蔵省印刷局(改称)
1885年 内閣文書局(所管変更)
1885年 内閣官報局(改称)
1898年 印刷局(統合)
1924年 内閣印刷局(官制改正)
1943年 大蔵省印刷局(所管変更)
1949年 大蔵省印刷庁(組織変更)
1952年 大蔵省印刷局(組織変更)
2001年 財務省印刷局(中央省庁再編)
2003年 国立印刷局(独立行政法人化)
2015年 国立印刷局(行政執行法人へ移行)
公式サイト https://www.npb.go.jp/

国立印刷局<NPB>の年収、ボーナス(賞与)、平均年齢

2019年度の国立印刷局<NPB>の平均年収は676.5万円、平均ボーナスは186.1万円平均年齢は46.5歳です。(事務・技術系職員/対象人員3146人)

国立印刷局(2019年)
平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳] 対象人員 [人]
676.5 186.1 46.5 3146

※本記事では特に職種の記載が無い場合、全て事務・技術系職員のものを示します


平均年収(年度別)

国立印刷局<NPB>の平均年収(年度別:2003~2019年)は、577.9~676.5万円です。

国家公務員の平均(610.6~689.2万円)より低い水準(-32.7~-12.7万円)、全独立行政法人の平均(634.1~736.3万円)より低い水準(-59.8~-56.2万円)です。

平均年収(年度別)[万円]
年度 [年] 国立印刷局
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 676.5 689.2 702.7
2018 674.6 686.3 700.1
2017 669.8 683.8 697.3
2016 ※1 680.4 686.6
2015 641.6 674.7 676.8
2014 631.0 668.8 662.7
2013 577.9 613.8 634.1
2012 579.0 610.6 646.0
2011 615.5 653.4 692.6
2010 613.4 651.6 695.1
2009 618.4 656.4 710.5
2008 628.3 666.6 730.6
2007 622.2 662.7 734.2
2006 614.9 659.1 732.6
2005 612.2 659.6 736.3
2004 606.0 656.7 732.3
2003 594.3 679.0 728.4

※1:該当データ無

平均ボーナス(年度別)

国立印刷局<NPB>の平均ボーナス(年度別:2003~2019年)は、138.5~186.1万円です。

国家公務員の平均(151.2~188.0万円)より低い水準(-12.7~-1.9万円)、全独立行政法人の平均(179.2~183.0万円)より概ね低い水準(-40.7~+3.1万円)です。

平均ボーナス(年度別)[万円]
年度 [年] 国立印刷局 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 186.1 188.0 183.0
2018 184.0 185.7 180.6
2017 181.3 183.5 179.2
2016 ※2 179.5 ※3
2015 167.3 174.9 ※3
2014 167.3 170.3 ※3
2013 138.9 152.0 ※3
2012 138.5 151.2 ※3
2011 154.1 161.8 ※3
2010 ※2 161.4 ※3
2009 ※2 168.7 ※3
2008 ※2 181.8 ※3
2007 ※2 180.7 ※3
2006 ※2 178.3 ※3
2005 ※2 178.4 ※3
2004 ※2 176.2 ※3
2003 ※2 182.2 ※3

※2:該当データ無
※3:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年齢(年度別)

国立印刷局<NPB>の平均年齢(年度別:2003~2019年)は、43.1~46.5歳です。

国家公務員の平均(40.9~43.3歳)より高い水準(+2.2~+3.2歳)、全独立行政法人の平均(41.2~43.6歳)より高い水準(+1.9~+2.9歳)です。

平均年齢(年度別)[歳]
年度 [年] 国立印刷局
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 46.5 43.1 41.2
2018 46.5 43.1 41.3
2017 46.5 43.2 41.5
2016 ※4 43.3 ※5
2015 46.0 43.3 43.6
2014 45.9 43.3 43.6
2013 45.6 43.0 43.6
2012 45.3 42.8 43.6
2011 45.3 42.5 43.5
2010 45.0 42.2 43.5
2009 44.7 41.9 43.5
2008 44.5 41.6 43.4
2007 44.2 41.4 43.3
2006 44.0 41.2 43.4
2005 43.8 41.0 43.3
2004 43.5 40.9 43.2
2003 43.1 41.6 42.7

※4:該当データ無
※5:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年収(年齢別)

2019年度の国立印刷局<NPB>の平均年収(年齢別)は、511.9万円(30歳時)/ 627.1万円(40歳時)/ 713.4万円(50歳時)です。

国家公務員の平均(543.1万円(30歳時)/ 665.4万円(40歳時)/ 757.0万円(50歳時))より低い水準(-31.3万円(30歳時)/ -38.3万円(40歳時)/ -43.6万円(50歳時))です。

全独立行政法人の平均(565.5万円(30歳時)/ 692.8万円(40歳時)/ 788.2万円(50歳時))より低い水準(-53.6万円(30歳時)/ -65.7万円(40歳時)/ -74.7万円(50歳時))です。

平均年収(年齢別)[万円]
年齢 [歳] 国立印刷局
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
23 427.9 454.0 472.7
24 439.7 466.5 485.8
25 450.9 478.4 498.1
26 462.0 490.2 510.4
27 473.6 502.6 523.2
28 485.8 515.5 536.7
29 498.6 529.1 550.8
30 511.9 543.1 565.5
31 525.5 557.5 580.5
32 539.1 572.0 595.6
33 552.6 586.3 610.4
34 565.6 600.1 624.8
35 578.0 613.3 638.5
36 589.6 625.6 651.3
37 600.3 636.9 663.1
38 610.1 647.3 674.0
39 619.0 656.8 683.8
40 627.1 665.4 692.8
41 634.6 673.4 701.1
42 641.8 681.0 709.0
43 648.8 688.4 716.8
44 656.0 696.1 724.8
45 663.7 704.2 733.2
46 672.0 713.1 742.4
47 681.2 722.8 752.5
48 691.2 733.5 763.6
49 702.1 745.0 775.6
50 713.4 757.0 788.2
51 724.7 769.0 800.6
52 735.1 780.0 812.1
53 743.4 788.8 821.2
54 747.8 793.5 826.2
55 746.3 791.9 824.5
56 736.1 781.1 813.2
57 713.8 757.4 788.6
58 675.3 716.5 746.0
59 615.5 653.1 679.9
60 528.5 560.8 583.9

※年齢別の平均年収は、厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」の年齢別年収を参考に、各平均年収及び平均年齢から推計しています。

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査の概況

平均年収(役職別)

2019年度の国立印刷局<NPB>の平均年収(役職別)は、2097.0万円(法人の長)/ 983.2万円(課長)/ 691.8万円(主任)/ 422.6万円(係員)です。


平均年収(役職別)[万円](2019年)
役職
国立印刷局
平均年齢 [歳]
法人の長 2097.0 ※6
部長 ※6 ※6
課長 983.2 54.6
係長 ※6 ※6
主任 691.8 50.8
係員 422.6 29.1

※6:データ開示無し

平均年収(職種別)

2019年度の国立印刷局<NPB>の平均年収(職種別)は、676.5万円(事務・技術職)/ 742.3万円(研究職)/ 670.9万円(技能職)/ 610.8万円(看護師)です。


国立印刷局(2019年)
職種 平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳]  対象人員 [人]
事務技術職 676.5 186.1 46.5 3146
研究職 742.3 201.8 45.4 60
技能職 670.9 185.8 45.4 37
看護師 610.8 168.0 48.4 10

独立行政法人内における年収ランキング

2019年度の国立印刷局<NPB>の平均年収は、独立行政法人87法人のうち第61位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値45.2です。

「平均年収 階級別法人数」及び「平均年収-平均年齢」を以下に示します。国立印刷局<NPB>の平均年収は、全独立行政法人の中で低い水準です。

国立印刷局
平均年収 [万円] ランキング 偏差値
676.5 61位 (全87法人) 45.2
ー
ー
ー


独立行政法人(全87法人)の年収ランキングの詳細については、以下記事をご覧ください。

【全87法人】独立行政法人の年収ランキング(最新年度年収・30歳時年収・推定生涯賃金)「独立行政法人」とは、"公共上確実に実施されることが必要で、国が主体となって実施する必要はないが、民間では実施されないおそれがある事業を...

独立行政法人内における就職偏差値(採用難易度)ランキング

2020年度の国立印刷局<NPB>の就職偏差値(採用難易度)は、独立行政法人87法人のうち第87位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値~45です。

国立印刷局<NPB>への転職難易度は低い水準です。

国立印刷局
ランキング 就職偏差値(採用難易度)
87位 (全87法人) ~45


独立行政法人(全87法人)の就職偏差値(採用難易度)の詳細については、以下記事をご覧ください。

【全87法人】独立行政法人の就職偏差値(採用難易度)とおすすめの穴場「独立行政法人」とは、"公共上確実に実施されることが必要で、国が主体となって実施する必要はないが、民間では実施されないおそれがある事業を...

国立印刷局<NPB>へ転職するためには

国立印刷局<NPB>等の独立行政法人への転職や年収アップを実現するなら、転職エージェントへの登録をおすすめします。

転職エージェントとのやりとりには時間や手間がかかりますが、それを大きく上回るメリットがあります。(管理人は転職エージェントを利用し、財閥系大企業から内定を獲得し転職しました)

管理人が経験上、転職エージェントへの登録をおすすめする理由は、大きく分けて以下の3つです。

①: 全て無料で利用できる

②: 転職を有利に進めることができる

  ➡ 最新の非公開求人を入手できる

  ➡ 受験する企業の面接で過去にされた質問を教えてくれる

  ➡ 模擬面接を実施してくれる

  ➡ 企業との年収交渉を代わりに行ってくれる

  ➡ 分からないことや不安なことは何でも質問できる

③: プロから見た自分の市場価値を把握し、キャリアを整理きる


転職エージェントについては2~3社登録し、併用
することをおすすめします。(管理人も実際に併用しました)

理由は、①多くの視点から支援してもらえる、②自分と相性の良い担当者に出会える可能性が高まる、③その転職エージェントだけが持つ独自の非公開求人を紹介してもらえる等です。

転職エージェントの併用は、転職エージェント側も推奨していることであり全く問題ありませんので、ぜひ積極的に活用しましょう。

無料登録後、担当者とキャリアカウンセリングという面談を実施してからサービス開始となりますが、面談は電話で完了できて対面不要ですので安心してください。


以下では、管理人が実際に利用した転職エージェントについて紹介します。

リクルートエージェント


管理人が実際に利用した転職エージェント①は、リクルートエージェントです。

転職支援実績No.1だけあってフォローが非常に手厚く、リクルートエージェント側からの提案で模擬面接を実施してくれ、「良い受け答えができており、面接は問題無い」と言ってもらえたことは大きな自信になりました。

また、面接前に受験先企業の事業や成長戦略等をまとめた資料をいただいたのですが、その中から本番の面接で質問があり、しっかり答えることができたことも非常にありがたかったです。

管理人はリクルートエージェントのおかげで、東証一部上場の大企業から内定を獲得することができました。

ビズリーチ


管理人が実際に利用した転職エージェント②は、ビズリーチです。

ハイクラス求人に特化したスカウト主体の転職活動が特徴であり、登録後は基本的に企業やヘッドハンターからのスカウトを待つことになります。(プラチナスカウト:企業やヘッドハンターからの送付回数が限定されている合格可能性が高いスカウト、通常スカウト:送付回数が限定されていないスカウト

登録時、職務経歴書や現在年収等の登録内容をもとに、ビズリーチ独自の審査基準により会員属性が自動的に決定されます。(タレント会員 or ハイクラス会員

また、ビズリーチには無料プランと有料プラン(タレント会員:2980円、ハイクラス会員:4980円)があり利用できる機能に差がありますが、無料のお試し期間(最大97日間)であれば有料プランの機能を全て利用可能です。

管理人の経験上、無料でハイクラス求人に巡り合うチャンスを逃さない(プラチナスカウトの受信と応募が可能)ために、ひとまず無料登録後の職務経歴書登録まで完了しておくことをおすすめします。

利用できる機能等 無料プラン 有料プラン
(タレント会員)
有料プラン
(ハイクラス会員)
求人閲覧
※企業名は閲覧不可
求人への応募 公開求人
特集求人
企業掲載求人
ヘッドハンター求人
×
※年収1000万以上は不可
スカウトへの
受返信・応募
プラチナスカウト
通常スカウト ×
相談 通常
ヘッドハンター
ハイクラス専門
ヘッドハンター
× ×
料金(税抜) 0円 2980円 4980円

 

管理人が実際に利用した転職エージェント

リクルートエージェント:転職支援実績No.1、フォローが手厚い

ビズリーチ:ハイクラス求人に特化、転職後の平均年収840万円

国立印刷局<NPB>の初任給(大卒)

2019年の国立印刷局<NPB>の初任給(大卒)は、19万1500円です。

国家公務員の平均(21万200円)より低い水準(-18700円)、全独立行政法人の平均(19万400円)より高い水準(+1100円)です。

初任給(大卒) [円](2019年)
国立印刷局
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
19万1500 21万200 19万400

 

国立印刷局<NPB>の推定生涯賃金

国立印刷局<NPB>の推定生涯賃金は、2億3229万円です。

国家公務員の平均(2億4647万円)より低い水準(-1418万円)、全独立行政法人の平均(2億5662万円)より低い水準(-2433万円)です。

推定生涯賃金 [円]
国立印刷局
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2億3229万 2億4647万 2億5662万

※推定生涯賃金は、上記平均年収(年齢別)の23~60歳までを合計したものであり、退職金は含まれていません。

国立印刷局<NPB>のラスパイレス指数

2019年の国立印刷局<NPB>のラスパイレス指数は、93.1(年齢勘案)/ 88.2(年齢地域勘案)/ 95.7(年齢学歴勘案)/ 91.0(年齢地域学齢勘案)です。

年齢勘案、年齢地域勘案、年齢学歴勘案、年齢地域学齢勘案の全てにおいて国家公務員よりも低い水準です。

ラスパイレス指数 [-](2019年)
年齢勘案 年齢地域勘案 年齢学歴勘案 年齢地域学齢勘案
93.1 88.2 95.7 91.0

ラスパイレス指数とは

ラスパイレス指数とは、国家公務員と独立行政法人の給料を比較する際に使う統計上の指数です。国の行政職俸給表(一)適用職員の俸給月額を100とした場合における、独立行政法人の給料水準を表しています。算出方法は、国家公務員と独立行政法人の職員構成を同一と仮定し、学歴別、経験年数別に区分(勘案)した後、その区分毎の職員数に対して国家公務員と独立行政法人の平均給料月額をそれぞれ掛け合わせた結果を比較し、比率で表したものになります。

【総務省】ラスパイレス指数の算出方法(※地方公務員の例)

国家公務員に比べて給与水準が高くなっている理由

2019年の国立印刷局<NPB>の給与水準が高くなっている理由(所管の財務省が発表)は、以下の通りです。

国の水準を下回っている。」

※国立印刷局は国家公務員に比べて給与水準が下回っているため、上記理由となっています。

まとめ

以上、『国立印刷局<NPB>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等』について解説してきました。

就職や転職等、今後のキャリアにおける意思決定の材料として参考にして頂ければ幸いです。

※記事の内容については十分に精査/確認しておりますが、もし誤記等がございましたらトップページ上部の「お問い合わせ」よりご連絡頂けますと幸いです。

出典/参考元


【総務省】独立行政法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準の公表

【総務省】平成31年国家公務員給与等実態調査

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況

一般財団法人 行政管理研究センター『独立行政法人・特殊法人総覧(令和2年度版)』ミツバ綜合印刷社、2021年(書籍)