【平均年収818万円】農業者年金基金の年収、ボーナス(賞与)、推定生涯賃金、就職偏差値（採用難易度）

「農業者年金基金」は、”農業者の年金給付事業により、農業者の老後の生活安定・福祉向上・人材確保に資する“ことを目的とする農林水産省所管の独立行政法人です。

農業者年金基金の目的詳細

「農業者年金基金」は、

“農業者の老齢について必要な年金等の給付の事業を行うことにより、国民年金の給付と相まって農業者の老後の生活の安定及び福祉の向上を図るとともに、農業者の確保に資する”

ことを目的とする農林水産省所管の独立行政法人です。

本記事では「農業者年金基金」の年収、ボーナス（賞与）、推定生涯賃金、就職偏差値（採用難易度）、国家公務員や他の独立行政法人との比較等について解説します。

本記事の内容

● 農業者年金基金の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

● 農業者年金基金の独立行政法人内における年収ランキング

● 農業者年金基金の独立行政法人内における就職偏差値（採用難易度）

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本記事は各省庁による公式情報等のデータを参考に、元独立行政法人職員である管理人エストが執筆しています。（データの出典/参考元は記事末尾に記載）

農業者年金基金の基本情報
農業者年金基金の年収、ボーナス(賞与)、平均年齢
独立行政法人内における年収ランキング
独立行政法人内における就職偏差値（採用難易度）ランキング
農業者年金基金へ転職するためには
- リクルートエージェント
- ビズリーチ
農業者年金基金の初任給（大卒）
農業者年金基金の推定生涯賃金
農業者年金基金のラスパイレス指数
- 国家公務員に比べて給与水準が高くなっている理由
まとめ
- 出典/参考元

農業者年金基金の基本情報

農業者年金基金は、農業者年金事業を担う機関として、2003年に独立行政法人化されました。

主な業務としては、農業者年金事業、農地等の買入れ・売渡し・借受け・貸付け、資金の貸付け等を行っています。

農業者年金基金の業務詳細

「農業者年金基金」の業務は、

1．農業者年金事業を行うこと

2．1に掲げる業務に附帯する業務を行うこと

（業務の特例）上記の業務のほか、当分の間、次に掲げる業務を行うものとする
〇① 改正前の農業者年金基金法による給付を支給すること
〇② 農地等及びその附帯施設の買入れ及び売渡し並びに借受け及び貸付けを行い、必要な資金の貸付けを行うこと
〇③①～②に掲げる業務に附帯する業務を行うこと

以上のように、農業者年金基金法によって定められています。

法人名	農業者年金基金（Farmers’ Pension Fund）
略称、通称	－（－）
独立行政法人種別	中期目標管理法人
所管	農林水産省
設立	2003年10月1日
所在地	東京都港区西新橋1-6-21NBF虎ノ門ビル5階
資本金	無し
従業員	74人（2020年3月31日現在）
拠点	東京都港区
代表者	西惠正
沿革	1970年農業者年金基金（設立） 2003年農業者年金基金（独立行政法人化）
公式サイト	https://www.nounen.go.jp/

農業者年金基金の年収、ボーナス(賞与)、平均年齢

2019年度の農業者年金基金の平均年収は818.0万円、平均ボーナスは224.9万円、平均年齢は44.4歳です。（事務・技術系職員／対象人員46人）

農業者年金基金（2019年）
平均年収 [万円]	平均ボーナス [万円]	平均年齢 [歳]	対象人員 [人]
818.0	224.9	44.4	46

※本記事では特に職種の記載が無い場合、全て事務・技術系職員のものを示します

平均年収（年度別）

農業者年金基金の平均年収（年度別：2003～2019年）は、678.3～898.7万円です。

国家公務員の平均（610.6～689.2万円）より高い水準（＋67.7～＋209.5万円）、全独立行政法人の平均（634.1～736.3万円）より高い水準（＋44.2～＋162.4万円）です。

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平均年収（年度別）[万円]
年度 [年]	農業者年金基金	国家公務員（全職種）の平均	全独立行政法人の平均
2019	818.0	689.2	702.7
2018	775.6	686.3	700.1
2017	772.3	683.8	697.3
2016	727.7	680.4	686.6
2015	758.9	674.7	676.8
2014	755.7	668.8	662.7
2013	694.8	613.8	634.1
2012	678.3	610.6	646.0
2011	753.2	653.4	692.6
2010	768.9	651.6	695.1
2009	741.6	656.4	710.5
2008	791.8	666.6	730.6
2007	803.4	662.7	734.2
2006	846.7	659.1	732.6
2005	898.7	659.6	736.3
2004	786.5	656.7	732.3
2003	861.7	679.0	728.4

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平均ボーナス（年度別）

農業者年金基金の平均ボーナス（年度別：2003～2019年）は、170.2～224.9万円です。

国家公務員の平均（151.2～188.0万円）より高い水準（＋19.0～＋36.9万円）、全独立行政法人の平均（179.2～183.0万円）より概ね高い水準（－9.0～＋41.9万円）です。

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平均ボーナス（年度別）[万円]
年度 [年]	農業者年金基金	国家公務員（全職種）の平均	全独立行政法人の平均
2019	224.9	188.0	183.0
2018	209.3	185.7	180.6
2017	207.2	183.5	179.2
2016	191.1	179.5	※2
2015	197.3	174.9	※2
2014	※1	170.3	※2
2013	170.2	152.0	※2
2012	※1	151.2	※2
2011	※1	161.8	※2
2010	※1	161.4	※2
2009	※1	168.7	※2
2008	※1	181.8	※2
2007	※1	180.7	※2
2006	※1	178.3	※2
2005	※1	178.4	※2
2004	※1	176.2	※2
2003	※1	182.2	※2

※1：該当データ無
※2：一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年齢（年度別）

農業者年金基金の平均年齢（年度別：2003～2019年）は、40.7～45.1歳です。

国家公務員の平均（40.9～43.3歳）より概ね高い水準（－0.2～＋1.8歳）、全独立行政法人の平均（41.2～43.6歳）より概ね高い水準（－0.5～＋1.5歳）です。

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平均年齢（年度別）[歳]
年度 [年]	農業者年金基金	国家公務員（全職種）の平均	全独立行政法人の平均
2019	44.4	43.1	41.2
2018	43.9	43.1	41.3
2017	43.6	43.2	41.5
2016	42.2	43.3	※3
2015	43.7	43.3	43.6
2014	44.7	43.3	43.6
2013	44.1	43.0	43.6
2012	43.4	42.8	43.6
2011	43.8	42.5	43.5
2010	43.7	42.2	43.5
2009	42.7	41.9	43.5
2008	43.0	41.6	43.4
2007	42.4	41.4	43.3
2006	43.6	41.2	43.4
2005	45.1	41.0	43.3
2004	40.7	40.9	43.2
2003	42.5	41.6	42.7

※3：一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年収（年齢別）

2019年度の農業者年金基金の平均年収（年齢別）は、635.4万円（30歳時）/ 778.3万円（40歳時）/ 885.5万円（50歳時）です。

国家公務員の平均（543.1万円（30歳時）/ 665.4万円（40歳時）/ 757.0万円（50歳時））より高い水準（＋92.2万円（30歳時）/ ＋113.0万円（40歳時）/ ＋128.5万円（50歳時））です。

全独立行政法人の平均（565.5万円（30歳時）/ 692.8万円（40歳時）/ 788.2万円（50歳時））より高い水準（＋69.9万円（30歳時）/ ＋85.6万円（40歳時）/ ＋97.4万円（50歳時））です。

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平均年収（年齢別）[万円]
年齢 [歳]	農業者年金基金	国家公務員（全職種）の平均	全独立行政法人の平均
23	531.1	454.0	472.7
24	545.8	466.5	485.8
25	559.6	478.4	498.1
26	573.5	490.2	510.4
27	587.9	502.6	523.2
28	603.0	515.5	536.7
29	618.9	529.1	550.8
30	635.4	543.1	565.5
31	652.2	557.5	580.5
32	669.1	572.0	595.6
33	685.8	586.3	610.4
34	702.0	600.1	624.8
35	717.4	613.3	638.5
36	731.8	625.6	651.3
37	745.1	636.9	663.1
38	757.2	647.3	674.0
39	768.3	656.8	683.8
40	778.3	665.4	692.8
41	787.7	673.4	701.1
42	796.6	681.0	709.0
43	805.3	688.4	716.8
44	814.3	696.1	724.8
45	823.8	704.2	733.2
46	834.1	713.1	742.4
47	845.5	722.8	752.5
48	858.0	733.5	763.6
49	871.4	745.0	775.6
50	885.5	757.0	788.2
51	899.5	769.0	800.6
52	912.4	780.0	812.1
53	922.7	788.8	821.2
54	928.2	793.5	826.2
55	926.4	791.9	824.5
56	913.7	781.1	813.2
57	886.0	757.4	788.6
58	838.2	716.5	746.0
59	763.9	653.1	679.9
60	656.0	560.8	583.9

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※年齢別の平均年収は、厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」の年齢別年収を参考に、各平均年収及び平均年齢から推計しています。

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査の概況

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平均年収（役職別）

2019年度の農業者年金基金の平均年収（役職別）は、1875.6万円（法人の長）/ 1228.6万円（部長）/ 962.7万円（課長）/ 495.7万円（係員）です。

ー

平均年収（役職別）[万円]（2019年）
役職	農業者年金基金	平均年齢 [歳]
法人の長	1875.6	※4
部長	1228.6	57.3
課長	962.7	52.1
係長	※4	※4
主任	※4	※4
係員	495.7	31.4

※4：情報開示無し

独立行政法人内における年収ランキング

2019年度の農業者年金基金の平均年収は、独立行政法人87法人のうち第12位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値61.2です。

「平均年収階級別法人数」及び「平均年収－平均年齢」を以下に示します。農業者年金基金の平均年収は、全独立行政法人の中で高い水準です。

農業者年金基金
平均年収 [万円]	ランキング	偏差値
818.0	12位 (全87法人)	61.2

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独立行政法人（全87法人）の年収ランキングの詳細については、以下記事をご覧ください。

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独立行政法人内における就職偏差値（採用難易度）ランキング

2020年度の農業者年金基金の就職偏差値（採用難易度）は、独立行政法人87法人のうち第12位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値58.7です。

農業者年金基金への転職難易度は高い水準です。

農業者年金基金
ランキング		就職偏差値（採用難易度）
12位 (全87法人)		58.7

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独立行政法人（全87法人）の就職偏差値（採用難易度）の詳細については、以下記事をご覧ください。

【全87法人】独立行政法人の就職偏差値（採用難易度）とおすすめの穴場「独立行政法人」とは、"公共上確実に実施されることが必要で、国が主体となって実施する必要はないが、民間では実施されないおそれがある事業を...

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農業者年金基金へ転職するためには

農業者年金基金等の独立行政法人への転職や年収アップを実現するなら、転職エージェントへの登録をおすすめします。

転職エージェントとのやりとりには時間や手間がかかりますが、それを大きく上回るメリットがあります。（管理人は転職エージェントを利用し、財閥系大企業から内定を獲得し転職しました）

管理人が経験上、転職エージェントへの登録をおすすめする理由は、大きく分けて以下の3つです。

①: 全て無料で利用できる

②: 転職を有利に進めることができる

　 ➡ 最新の非公開求人を入手できる

　 ➡ 受験する企業の面接で過去にされた質問を教えてくれる

　 ➡ 模擬面接を実施してくれる

　 ➡ 企業との年収交渉を代わりに行ってくれる

　 ➡ 分からないことや不安なことは何でも質問できる

③: プロから見た自分の市場価値を把握し、キャリアを整理できる

転職エージェントについては2～3社登録し、併用することをおすすめします。（管理人も実際に併用しました）

理由は、①多くの視点から支援してもらえる、②自分と相性の良い担当者に出会える可能性が高まる、③その転職エージェントだけが持つ独自の非公開求人を紹介してもらえる等です。

転職エージェントの併用は、転職エージェント側も推奨していることであり全く問題ありませんので、ぜひ積極的に活用しましょう。

無料登録後、担当者とキャリアカウンセリングという面談を実施してからサービス開始となりますが、面談は電話で完了できて対面不要ですので安心してください。
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以下では、管理人が実際に利用した転職エージェントについて紹介します。

リクルートエージェント

管理人が実際に利用した転職エージェント①は、リクルートエージェントです。

転職支援実績No.1だけあってフォローが非常に手厚く、リクルートエージェント側からの提案で模擬面接を実施してくれ、「良い受け答えができており、面接は問題無い」と言ってもらえたことは大きな自信になりました。

また、面接前に受験先企業の事業や成長戦略等をまとめた資料をいただいたのですが、その中から本番の面接で質問があり、しっかり答えることができたことも非常にありがたかったです。

管理人はリクルートエージェントのおかげで、東証一部上場の大企業から内定を獲得することができました。

ビズリーチ

管理人が実際に利用した転職エージェント②は、ビズリーチです。

ハイクラス求人に特化したスカウト主体の転職活動が特徴であり、登録後は基本的に企業やヘッドハンターからのスカウトを待つことになります。（プラチナスカウト：企業やヘッドハンターからの送付回数が限定されている合格可能性が高いスカウト、通常スカウト：送付回数が限定されていないスカウト）

登録時、職務経歴書や現在年収等の登録内容をもとに、ビズリーチ独自の審査基準により会員属性が自動的に決定されます。（タレント会員 or ハイクラス会員）

また、ビズリーチには無料プランと有料プラン（タレント会員：2980円、ハイクラス会員：4980円）があり利用できる機能に差がありますが、無料のお試し期間（最大97日間）であれば有料プランの機能を全て利用可能です。

管理人の経験上、無料でハイクラス求人に巡り合うチャンスを逃さない（プラチナスカウトの受信と応募が可能）ために、ひとまず無料登録後の職務経歴書登録まで完了しておくことをおすすめします。

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利用できる機能等		無料プラン	有料プラン（タレント会員）	有料プラン（ハイクラス会員）
求人閲覧		△ ※企業名は閲覧不可	〇	〇
求人への応募	公開求人特集求人	〇	〇	〇
求人への応募	企業掲載求人ヘッドハンター求人	×	△ ※年収1000万以上は不可	〇
スカウトへの受返信・応募	プラチナスカウト	〇	〇	〇
スカウトへの受返信・応募	通常スカウト	×	〇	〇
相談	通常ヘッドハンター	〇	〇	〇
相談	ハイクラス専門ヘッドハンター	×	×	〇
料金（税抜）		0円	2980円	4980円

管理人が実際に利用した転職エージェント

● リクルートエージェント：転職支援実績No.1、フォローが手厚い

● ビズリーチ：ハイクラス求人に特化、転職後の平均年収840万円

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農業者年金基金の初任給（大卒）

2019年の農業者年金基金の初任給（大卒）は、23万5000円です。

国家公務員の平均（21万200円）より高い水準（＋24800円）、全独立行政法人の平均（19万400円）より高い水準（＋44600円）です。

初任給（大卒) [円]（2019年）
農業者年金基金	国家公務員（全職種）の平均	全独立行政法人の平均
23万5000	21万200	19万400

農業者年金基金の推定生涯賃金

農業者年金基金の推定生涯賃金は、2億8831万円です。

国家公務員の平均（2億4647万円）より高い水準（＋4184万円）、全独立行政法人の平均（2億5662万円）より高い水準（＋3170万円）です。

推定生涯賃金 [円]
農業者年金基金	国家公務員（全職種）の平均	全独立行政法人の平均
2億8831万	2億4647万	2億5662万

※推定生涯賃金は、上記平均年収（年齢別）の23～60歳までを合計したものであり、退職金は含まれていません。

農業者年金基金のラスパイレス指数

2019年の農業者年金基金のラスパイレス指数は、115.7（年齢勘案）/ 101.6（年齢地域勘案）/ 114.4（年齢学歴勘案）/ 101.6（年齢地域学齢勘案）です。

年齢勘案、年齢地域勘案、年齢学歴勘案、年齢地域学齢勘案の全てにおいて国家公務員よりも高い水準です。

ラスパイレス指数 [-]（2019年）
年齢勘案	年齢地域勘案	年齢学歴勘案	年齢地域学齢勘案
115.7	101.6	114.4	101.6

ラスパイレス指数とは

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“ラスパイレス指数とは、国家公務員と独立行政法人の給料を比較する際に使う統計上の指数です。国の行政職俸給表（一）適用職員の俸給月額を100とした場合における、独立行政法人の給料水準を表しています。算出方法は、国家公務員と独立行政法人の職員構成を同一と仮定し、学歴別、経験年数別に区分（勘案）した後、その区分毎の職員数に対して国家公務員と独立行政法人の平均給料月額をそれぞれ掛け合わせた結果を比較し、比率で表したものになります。“

【総務省】ラスパイレス指数の算出方法（※地方公務員の例）