独立行政法人

【平均年収705万円】国立がん研究センター<NCC>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

「国立がん研究センター<NCC>」は、”がん医療の調査・研究・技術・開発・医療の提供・技術者研修等を行うことにより、医療の向上を図り、公衆衛生の向上及び増進に寄与する”ことを目的とする厚生労働省所管の独立行政法人です。

国立がん研究センター<NCC>の目的詳細

「国立がん研究センター<NCC>」は、

がんその他の悪性新生物に係る医療に関し、調査、研究及び技術の開発並びにこれらの業務に密接に関連する医療の提供、技術者の研修等を行うことにより、国の医療政策として、がんその他の悪性新生物に関する高度かつ専門的な医療の向上を図り、もって公衆衛生の向上及び増進に寄与すること

ことを目的とする厚生労働省所管の独立行政法人です。

本記事では「国立がん研究センター<NCC>」の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等について解説します。

本記事の内容

国立がん研究センター<NCC>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

国立がん研究センター<NCC>の独立行政法人内における年収ランキング

国立がん研究センター<NCC>の独立行政法人内における就職偏差値(採用難易度)

本記事は各省庁による公式情報等のデータを参考に、元独立行政法人職員である管理人エストが執筆しています。(データの出典/参考元は記事末尾に記載)



国立がん研究センター<NCC>の基本情報

国立がん研究センター<NCC>は、我が国のがん医療・がん研究の拠点となる国立の機関として、2010年に独立行政法人化されました。

主な業務としては、がんの解明・早期発見・予防、高度先駆的医療の開発、標準医療の確立と普及、人材の育成等を行っています。

国立がん研究センター<NCC>の業務詳細
「国立がん研究センター<NCC>」の業務は、

1.がんその他の悪性新生物に係る医療に関し、調査、研究及び技術の開発を行うこと

2.1に掲げる業務に密接に関連する医療を提供すること

3.がんその他の悪性新生物に係る医療に関し、技術者の研修を行うこと

4.1~3に掲げる業務に係る成果の普及及び政策の提言を行うこと

5.科学技術・イノベーションの創出の活性化に関する法律第34条の6第1項の規定による出資並びに人的及び技術的援助のうち政令で定めるものを行うこと

6.1~5に掲げる業務に附帯する業務を行うこと

7.1~6の業務のほか、がん登録等の推進に関する法律の規定に基づき、全国がん患者の登録の実施に関する業務を行う

以上のように、高度専門医療に関する研究等を行う国立研究開発法人に関する法律(2008年法律第93号)によって定められています。

法人名 国立がん研究センター(National Cancer Center)
略称、通称 国がん( NCC )
独立行政法人種別 国立研究開発法人
所管 厚生労働省
設立 2010年4月1日
所在地 東京都中央区築地5-1-1
資本金 916億6200万円
従業員 1660人(2020年10月1日現在)
拠点 築地キャンパス (東京都中央区)
柏キャンパス (千葉県柏市)
代表者 中釜 斉
沿革 1962年 国立がんセンター(設立)
2010年 国立がん研究センター「NCC」(独立行政法人化)
2015年 国立がん研究センター「NCC」(国立研究開発法人へ移行)
公式サイト https://www.ncc.go.jp

国立がん研究センター<NCC>の年収、ボーナス(賞与)、平均年齢

2019年度の国立がん研究センター<NCC>の平均年収は664.1万円、平均ボーナスは184.0万円平均年齢は42.9歳です。(事務・技術系職員/対象人員88人)

国立がん研究センター(2019年)
平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳] 対象人員 [人]
664.1 184.0 42.9 88

※本記事では特に職種の記載が無い場合、全て事務・技術系職員のものを示します


平均年収(年度別)

国立がん研究センター<NCC>の平均年収(年度別:2003~2019年)は、642.6~712.1万円です。

国家公務員の平均(610.6~689.2万円)より高い水準(+22.9~+32.0万円)、全独立行政法人の平均(634.1~736.3万円)と概ね同等の水準(-24.2~+8.5万円)です。


平均年収(年度別)[万円]
年度 [年] 国立がん研究センター
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 704.9 689.2 702.7
2018 697.2 686.3 700.1
2017 712.1 683.8 697.3
2016 676.0 680.4 686.6
2015 665.8 674.7 676.8
2014 671.7 668.8 662.7
2013 690.3 613.8 634.1
2012 642.6 610.6 646.0
2011 643.1 653.4 692.6
2010 695.9 651.6 695.1
2009 ※1 656.4 710.5
2008 ※1 666.6 730.6
2007 ※1 662.7 734.2
2006 ※1 659.1 732.6
2005 ※1 659.6 736.3
2004 ※1 656.7 732.3
2003 ※1 679.0 728.4

※1:2010年独立行政法人化のため

平均ボーナス(年度別)

国立がん研究センター<NCC>の平均ボーナス(年度別:2003~2019年)は、157.7~186.4万円です。

国家公務員の平均(151.2~188.0万円)と概ね同等の水準(-1.6~+6.5万円)、全独立行政法人の平均(179.2~183.0万円)より概ね低い水準(-21.5~+3.4万円)です。

平均ボーナス(年度別)[万円]
年度 [年] 国立がん研究センター
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 186.4 188.0 183.0
2018 183.0 185.7 180.6
2017 186.4 183.5 179.2
2016 173.9 179.5 ※3
2015 166.8 174.9 ※3
2014 165.2 170.3 ※3
2013 163.2 152.0 ※3
2012 159.8 151.2 ※3
2011 157.7 161.8 ※3
2010 183.6 161.4 ※3
2009 ※2 168.7 ※3
2008 ※2 181.8 ※3
2007 ※2 180.7 ※3
2006 ※2 178.3 ※3
2005 ※2 178.4 ※3
2004 ※2 176.2 ※3
2003 ※2 182.2 ※3

※2:2010年独立行政法人化のため
※3:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年齢(年度別)

国立がん研究センター<NCC>の平均年齢(年度別:2003~2019年)は、42.2~44.3歳です。

国家公務員の平均(40.9~43.3歳)より高い水準(+1.0~+1.3歳)、全独立行政法人の平均(41.2~43.6歳)より高い水準(+0.7~+1.0歳)です。

平均年齢(年度別)[歳]
年度 [年] 国立がん研究センター
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 42.7 43.1 41.2
2018 43.0 43.1 41.3
2017 44.3 43.2 41.5
2016 44.0 43.3 ※5
2015 42.4 43.3 43.6
2014 42.6 43.3 43.6
2013 43.9 43.0 43.6
2012 43.6 42.8 43.6
2011 42.2 42.5 43.5
2010 43.0 42.2 43.5
2009 ※4 41.9 43.5
2008 ※4 41.6 43.4
2007 ※4 41.4 43.3
2006 ※4 41.2 43.4
2005 ※4 41.0 43.3
2004 ※4 40.9 43.2
2003 ※4 41.6 42.7

※4:2010年独立行政法人化のため
※5:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年収(年齢別)

2019年度の国立がん研究センター<NCC>の平均年収(年齢別)は、557.9万円(30歳時)/ 683.5万円(40歳時)/ 777.6万円(50歳時)です。

国家公務員の平均(543.1万円(30歳時)/ 665.4万円(40歳時)/ 757.0万円(50歳時))より高い水準(+14.8万円(30歳時)/ +18.1万円(40歳時)/ +20.6万円(50歳時))です。

全独立行政法人の平均(565.5万円(30歳時)/ 692.8万円(40歳時)/ 788.2万円(50歳時))より低い水準(-7.6万円(30歳時)/ -9.3万円(40歳時)/ -10.5万円(50歳時))です。

平均年収(年齢別)[万円]
年齢 [歳] 国立がん研究センター
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
23 466.4 454.0 472.7
24 479.3 466.5 485.8
25 491.4 478.4 498.1
26 503.6 490.2 510.4
27 516.3 502.6 523.2
28 529.5 515.5 536.7
29 543.5 529.1 550.8
30 557.9 543.1 565.5
31 572.7 557.5 580.5
32 587.6 572.0 595.6
33 602.3 586.3 610.4
34 616.5 600.1 624.8
35 630.0 613.3 638.5
36 642.6 625.6 651.3
37 654.3 636.9 663.1
38 664.9 647.3 674.0
39 674.7 656.8 683.8
40 683.5 665.4 692.8
41 691.7 673.4 701.1
42 699.5 681.0 709.0
43 707.2 688.4 716.8
44 715.1 696.1 724.8
45 723.4 704.2 733.2
46 732.5 713.1 742.4
47 742.5 722.8 752.5
48 753.4 733.5 763.6
49 765.3 745.0 775.6
50 777.6 757.0 788.2
51 789.9 769.0 800.6
52 801.3 780.0 812.1
53 810.3 788.8 821.2
54 815.1 793.5 826.2
55 813.5 791.9 824.5
56 802.4 781.1 813.2
57 778.1 757.4 788.6
58 736.0 716.5 746.0
59 670.9 653.1 679.9
60 576.1 560.8 583.9

※年齢別の平均年収は、厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」の年齢別年収を参考に、各平均年収及び平均年齢から推計しています。

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査の概況

平均年収(役職別)

2019年度の国立がん研究センター<NCC>の平均年収(役職別)は、2085.1万円(法人の長)/ 977.6万円(課長)/ 448.3万円(係員)です。

平均年収(役職別)[万円](2019年)
役職
国立がん研究センター
平均年齢 [歳]
法人の長 2085.1 ※6
部長 ※6 ※6
課長 977.6 52.7
係長 ※6 ※6
主任 ※6 ※6
係員 448.3 36.2

※6:情報開示無し

平均年収(職種別)

2019年度の国立がん研究センター<NCC>の平均年収(職種別)は、704.9万円(事務・技術職)/ 645.0万円(研究職)/ 1314.5万円(病院医師)/ 550.5万円(病院看護師)/ 595.4万円(看護補助者等)/ 587.0万円(医療技術職)/ 565.2万円(福祉職)/ 510.5万円(専門技術職)/ 681.3万円(医学物理士)です。

国立がん研究センター(2019年)
職種 平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳]  対象人員 [人]
事務・技術職 704.9 186.4 42.7 52
研究職 645.0 180.1 41.1 5
病院医師 1314.5 291.1 43.1 35
病院看護師 550.5 149.3 34.8 752
看護補助者等 595.4 159.5 54.4 14
医療技術職 587.0 156.6 38.9 251
福祉職 565.2 154.9 42.2 6
専門技術職 510.5 135.8 44.5 25
医学物理士 681.3 176.7 37.1 7

独立行政法人内における年収ランキング

2019年度の国立がん研究センター<NCC>の平均年収は、独立行政法人87法人のうち第52位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値48.4です。

「平均年収 階級別法人数」及び「平均年収-平均年齢」を以下に示します。国立がん研究センター<NCC>の平均年収は、全独立行政法人の中で低い水準です。

国立がん研究センター
平均年収 [万円] ランキング 偏差値
704.9 52位 (全87法人) 48.4
ー
ー
ー


独立行政法人(全87法人)の年収ランキングの詳細については、以下記事をご覧ください。

【全87法人】独立行政法人の年収ランキング(最新年度年収・30歳時年収・推定生涯賃金)「独立行政法人」とは、"公共上確実に実施されることが必要で、国が主体となって実施する必要はないが、民間では実施されないおそれがある事業を...

独立行政法人内における就職偏差値(採用難易度)ランキング

2020年度の国立がん研究センター<NCC>の就職偏差値(採用難易度)は、独立行政法人87法人のうち第32位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値53.4です。

国立がん研究センター<NCC>への転職難易度は高い水準です。

国立がん研究センター
ランキング 就職偏差値(採用難易度)
32位 (全87法人) 53.4


独立行政法人(全87法人)の就職偏差値(採用難易度)の詳細については、以下記事をご覧ください。

【全87法人】独立行政法人の就職偏差値(採用難易度)とおすすめの穴場「独立行政法人」とは、"公共上確実に実施されることが必要で、国が主体となって実施する必要はないが、民間では実施されないおそれがある事業を...

国立がん研究センター<NCC>へ転職するためには

国立がん研究センター<NCC>等の独立行政法人への転職や年収アップを実現するなら、転職エージェントへの登録をおすすめします。

転職エージェントとのやりとりには時間や手間がかかりますが、それを大きく上回るメリットがあります。(管理人は転職エージェントを利用し、財閥系大企業から内定を獲得し転職しました)

管理人が経験上、転職エージェントへの登録をおすすめする理由は、大きく分けて以下の3つです。

①: 全て無料で利用できる

②: 転職を有利に進めることができる

  ➡ 最新の非公開求人を入手できる

  ➡ 受験する企業の面接で過去にされた質問を教えてくれる

  ➡ 模擬面接を実施してくれる

  ➡ 企業との年収交渉を代わりに行ってくれる

  ➡ 分からないことや不安なことは何でも質問できる

③: プロから見た自分の市場価値を把握し、キャリアを整理きる


転職エージェントについては2~3社登録し、併用
することをおすすめします。(管理人も実際に併用しました)

理由は、①多くの視点から支援してもらえる、②自分と相性の良い担当者に出会える可能性が高まる、③その転職エージェントだけが持つ独自の非公開求人を紹介してもらえる等です。

転職エージェントの併用は、転職エージェント側も推奨していることであり全く問題ありませんので、ぜひ積極的に活用しましょう。

無料登録後、担当者とキャリアカウンセリングという面談を実施してからサービス開始となりますが、面談は電話で完了できて対面不要ですので安心してください。


以下では、管理人が実際に利用した転職エージェントについて紹介します。

リクルートエージェント


管理人が実際に利用した転職エージェント①は、リクルートエージェントです。

転職支援実績No.1だけあってフォローが非常に手厚く、リクルートエージェント側からの提案で模擬面接を実施してくれ、「良い受け答えができており、面接は問題無い」と言ってもらえたことは大きな自信になりました。

また、面接前に受験先企業の事業や成長戦略等をまとめた資料をいただいたのですが、その中から本番の面接で質問があり、しっかり答えることができたことも非常にありがたかったです。

管理人はリクルートエージェントのおかげで、東証一部上場の大企業から内定を獲得することができました。

ビズリーチ


管理人が実際に利用した転職エージェント②は、ビズリーチです。

ハイクラス求人に特化したスカウト主体の転職活動が特徴であり、登録後は基本的に企業やヘッドハンターからのスカウトを待つことになります。(プラチナスカウト:企業やヘッドハンターからの送付回数が限定されている合格可能性が高いスカウト、通常スカウト:送付回数が限定されていないスカウト

登録時、職務経歴書や現在年収等の登録内容をもとに、ビズリーチ独自の審査基準により会員属性が自動的に決定されます。(タレント会員 or ハイクラス会員

また、ビズリーチには無料プランと有料プラン(タレント会員:2980円、ハイクラス会員:4980円)があり利用できる機能に差がありますが、無料のお試し期間(最大97日間)であれば有料プランの機能を全て利用可能です。

管理人の経験上、無料でハイクラス求人に巡り合うチャンスを逃さない(プラチナスカウトの受信と応募が可能)ために、ひとまず無料登録後の職務経歴書登録まで完了しておくことをおすすめします。

利用できる機能等 無料プラン 有料プラン
(タレント会員)
有料プラン
(ハイクラス会員)
求人閲覧
※企業名は閲覧不可
求人への応募 公開求人
特集求人
企業掲載求人
ヘッドハンター求人
×
※年収1000万以上は不可
スカウトへの
受返信・応募
プラチナスカウト
通常スカウト ×
相談 通常
ヘッドハンター
ハイクラス専門
ヘッドハンター
× ×
料金(税抜) 0円 2980円 4980円

 

管理人が実際に利用した転職エージェント

リクルートエージェント:転職支援実績No.1、フォローが手厚い

ビズリーチ:ハイクラス求人に特化、転職後の平均年収840万円

国立がん研究センター<NCC>の初任給(大卒)

2019年の国立がん研究センター<NCC>の初任給(大卒)は、21万8640円です。

国家公務員の平均(21万200円)より高い水準(+8440円)、全独立行政法人の平均(19万400円)より高い水準(+28240円)です。

初任給(大卒) [円](2019年)
国立がん研究センター
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
21万8640 21万200 19万400

 

国立がん研究センター<NCC>の推定生涯賃金

国立がん研究センター<NCC>の推定生涯賃金は、2億5319万円です。

国家公務員の平均(2億4647万円)より高い水準(+672万円)、全独立行政法人の平均(2億5662万円)より低い水準(-343万円)です。

推定生涯賃金 [円]
国立がん研究センター
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2億5319万 2億4647万 2億5662万

※推定生涯賃金は、上記平均年収(年齢別)の23~60歳までを合計したものであり、退職金は含まれていません。

国立がん研究センター<NCC>のラスパイレス指数

2019年の国立がん研究センター<NCC>のラスパイレス指数は、100.2(年齢勘案)/ 91.3(年齢地域勘案)/ 99.4(年齢学歴勘案)/ 91.2(年齢地域学齢勘案)です。

年齢勘案については国家公務員よりも高い水準、年齢地域勘案及び年齢学歴勘案及び年齢地域学齢勘案については国家公務員よりも低い水準です。

ラスパイレス指数 [-](2019年)
年齢勘案 年齢地域勘案 年齢学歴勘案 年齢地域学齢勘案
100.2 91.3 99.4 91.2

ラスパイレス指数とは

ラスパイレス指数とは、国家公務員と独立行政法人の給料を比較する際に使う統計上の指数です。国の行政職俸給表(一)適用職員の俸給月額を100とした場合における、独立行政法人の給料水準を表しています。算出方法は、国家公務員と独立行政法人の職員構成を同一と仮定し、学歴別、経験年数別に区分(勘案)した後、その区分毎の職員数に対して国家公務員と独立行政法人の平均給料月額をそれぞれ掛け合わせた結果を比較し、比率で表したものになります。

【総務省】ラスパイレス指数の算出方法(※地方公務員の例)

国家公務員に比べて給与水準が高くなっている理由

2019年の国立がん研究センター<NCC>の給与水準が高くなっている理由(所管の厚生労働省が発表)は、以下の通りです。

年齢勘案では、国を上回る水準であるが、これは当法人の地域手当の支給割合が国(行政職基本給表(一)適用職員)の全国平均(12.4%)よりも高いことによるものと考えられる。

※国の割合は平成31年国家公務員給与実態調査結果より算出

まとめ

以上、『国立がん研究センター<NCC>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等』について解説してきました。

就職や転職等、今後のキャリアにおける意思決定の材料として参考にして頂ければ幸いです。

※記事の内容については十分に精査/確認しておりますが、もし誤記等がございましたらトップページ上部の「お問い合わせ」よりご連絡頂けますと幸いです。

出典/参考元


【総務省】独立行政法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準の公表

【総務省】平成31年国家公務員給与等実態調査

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況

一般財団法人 行政管理研究センター『独立行政法人・特殊法人総覧(令和2年度版)』ミツバ綜合印刷社、2021年(書籍)