独立行政法人

【平均年収729万円】日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

「日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>」は、”高速道路に係る道路資産の保有、高速道路会社に対する貸付け及び返済等を行うことにより、高速道路に関する事業を支援する”ことを目的とする国土交通省所管の独立行政法人です。

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の目的詳細

「日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>」は、

高速道路に係る道路資産の保有並びに東日本高速道路株式会社、首都高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社、 阪神高速道路株式会社及び本州四国連絡高速道路株式会社(以下「会社」と総称する)に対する貸付け、承継債務その他の高速道路の新設、改築等に係る債務の早期の確実な返済等の業務を行うことにより、高速道路に係る国民負担の軽減を図るとともに、会社による高速道路に関する事業の円滑な実施を支援する

ことを目的とする国土交通省所管の独立行政法人です。

本記事では「日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>」の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等について解説します。

本記事の内容

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の独立行政法人内における年収ランキング

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の独立行政法人内における就職偏差値(採用難易度)

本記事は各省庁による公式情報等のデータを参考に、元独立行政法人職員である管理人エストが執筆しています。(データの出典/参考元は記事末尾に記載)



日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の基本情報

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>は、道路関係四公団日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道路公団、本州四国連絡橋公団の業務を高速道路六会社東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路、本州四国連絡高速道路、首都高速道路、阪神高速道路とともに承継する機構として、2005年に独立行政法人化されました。

主な業務としては、道路資産の保有及び貸付け、債務返済と資金調達、高速道路会社に対する無利子貸付け等を行っています。

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の業務詳細

「日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>」の業務は、

1.高速道路に係る道路資産を保有し、これを会社に貸付けること

2.承継債務の返済(返済のための借入れに係る債務の返済を含む)を行うこと

3.協定に基づき会社が高速道路の新設、改築、修繕又は災害復旧に要する費用に充てるために負担した債務の引受け及び当該債務の返済(返済のための借入れに係る債務の返済を含む)を行うこと

4.首都高速道路の新設若しくは改築に要する費用に充てる資金の一部に充てるべきものとして政府若しくは政令で定める地方公共団体から受けた出資金又は阪神高速道路の新設若しくは改築に要する費用に充てる資金の一部に充てるべきものとして政府若しくは政令で定める地方公共団体から受けた出資金を財源として、それぞれ、首都高速道路株式会社又は阪神高速道路株式会社に対し、首都高速道路又は阪神高速道路の新設又は改築に要する費用の一部を無利子で貸付けること

5.国から交付された補助金を財源として、会社に対し、高速道路の災害復旧に要する費用に充てる資金の一部を無利子で貸付けること

6.国から交付された補助金を財源として、会社に対し、高速道路のうち当該高速道路と道路(高速道路を除く)とを連結する部分で国土交通省令で定めるものの整備に要する費用に充てる資金の一部を無利子で貸付けること

7.首都高速道路の新設、改築、修繕若しくは災害復旧に要する費用に充てる資金の一部に充てるべきものとして政令で定める地方公共団体から受けた補助金又は阪神高速道路の新設、改築、修繕若しくは災害復旧に要する費用に充てる資金の一部に充てるべきものとして政令で定める地方公共団体から受けた補助金を財源として、それぞれ、首都高速道路株式会社又は阪神高速道路株式会社に対し、首都高速道路又は阪神高速道路の新設、改築、修繕又は災害復旧に要する費用に充てる資金の一部を無利子で貸付けること

8.会社の経営努力による高速道路の新設、改築、維持、修繕その他の管理に要する費用の縮減を助長するため、必要な助成を行うこと

9.会社が高速道路の新設、改築、維持、修繕その他の管理を行う場合において、道路整備特別措置法(1956年法律第7号)及び災害対策基本法(1961年法律第223号)に基づき当該高速道路について行うその道路管理者(道路整備特別措置法第2条第3項に規定する道路管理者をいう)の権限の代行その他の業務を行うこと

10.本州四国連絡橋の建設に伴う一般旅客定期航路事業等に関する特別措置法(1981年法律第72号)に規定する業務を行うこと

11.1~10の業務に附帯する業務を行うこと

12.本州と四国を連絡する鉄道施設の管理を行うこと

13.12の鉄道施設を有償で鉄道事業者に利用させること

14.12~13の業務に附帯する業務を行うこと

以上のように、日本高速道路保有・債務返済機構法によって定められています。

法人名 日本高速道路保有・債務返済機構(Japan Expressway Holding and Debt Repayment Agency)
略称、通称 高速道路機構( JEHDRA )
独立行政法人種別 中期目標管理法人
所管 国土交通省
設立 2005年10月1日
所在地 神奈川県横浜市西区高島1-1-2横浜三井ビルディング5階
資本金 5兆6376億6400万円
従業員 84人(2020年8月1日現在)
拠点 神奈川県横浜市、大阪府大阪市
代表者 渡邊 大樹
沿革 2005年 日本高速道路保有・債務返済機構(独立行政法人 設立)
公式サイト https://www.jehdra.go.jp/

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の年収、ボーナス(賞与)、平均年齢

2019年度の日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の平均年収は728.7万円、平均ボーナスは196.8万円平均年齢は41.4歳です。(事務・技術系職員/対象人員38人)

日本高速道路保有・債務返済機構(2019年)
平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳] 対象人員 [人]
728.7 196.8 41.4 38

※本記事では特に職種の記載が無い場合、全て事務・技術系職員のものを示します


平均年収(年度別)

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の平均年収(年度別:2003~2019年)は、624.4~854.2万円です。

国家公務員の平均(610.6~689.2万円)より高い水準(+13.8~+165.0万円)、全独立行政法人の平均(634.1~736.3万円)より概ね高い水準(-9.7~+117.9万円)です。


平均年収(年度別)[万円]
年度 [年] 日本高速道路保有・債務返済機構 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 728.7 689.2 702.7
2018 749.5 686.3 700.1
2017 720.0 683.8 697.3
2016 726.4 680.4 686.6
2015 706.9 674.7 676.8
2014 729.8 668.8 662.7
2013 624.4 613.8 634.1
2012 665.1 610.6 646.0
2011 709.8 653.4 692.6
2010 725.5 651.6 695.1
2009 674.3 656.4 710.5
2008 819.1 666.6 730.6
2007 747.1 662.7 734.2
2006 854.2 659.1 732.6
2005 833.2 659.6 736.3
2004 ※1 656.7 732.3
2003 ※1 679.0 728.4

※1:2005年独立行政法人化のため

平均ボーナス(年度別)

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の平均ボーナス(年度別:2003~2019年)は、148.8~233.2万円です。

国家公務員の平均(151.2~188.0万円)より概ね高い水準(-2.4~+45.2万円)、全独立行政法人の平均(179.2~183.0万円)と概ね同等の水準(-30.4~+50.2万円)です。


平均ボーナス(年度別)[万円]
年度 [年] 日本高速道路保有・債務返済機構 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 196.8 188.0 183.0
2018 201.4 185.7 180.6
2017 191.7 183.5 179.2
2016 191.4 179.5 ※3
2015 181.7 174.9 ※3
2014 185.2 170.3 ※3
2013 148.8 152.0 ※3
2012 150.3 151.2 ※3
2011 177.6 161.8 ※3
2010 178.5 161.4 ※3
2009 172.7 168.7 ※3
2008 222.2 181.8 ※3
2007 204.1 180.7 ※3
2006 233.2 178.3 ※3
2005 225.8 178.4 ※3
2004 ※2 176.2 ※3
2003 ※2 182.2 ※3

※2:2005年独立行政法人化のため
※3:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年齢(年度別)

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の平均年齢(年度別:2003~2019年)は、36.8~41.9歳です。

国家公務員の平均(40.9~43.3歳)より低い水準(-1.4~-4.1歳)、全独立行政法人の平均(41.2~43.6歳)より低い水準(-1.7~-4.4歳)です。


平均年齢(年度別)[歳]
年度 [年] 日本高速道路保有・債務返済機構 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 41.4 43.1 41.2
2018 41.9 43.1 41.3
2017 41.8 43.2 41.5
2016 41.1 43.3 ※5
2015 40.9 43.3 43.6
2014 41.1 43.3 43.6
2013 39.2 43.0 43.6
2012 40.7 42.8 43.6
2011 39.7 42.5 43.5
2010 39.7 42.2 43.5
2009 38.5 41.9 43.5
2008 40.3 41.6 43.4
2007 36.8 41.4 43.3
2006 39.5 41.2 43.4
2005 38.3 41.0 43.3
2004 ※4 40.9 43.2
2003 ※4 41.6 42.7

※4:2005年独立行政法人化のため
※5:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年収(年齢別)

2019年度の日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の平均年収(年齢別)は、585.1万円(30歳時)/ 716.8万円(40歳時)/ 815.5万円(50歳時)です。

国家公務員の平均(543.1万円(30歳時)/ 665.4万円(40歳時)/ 757.0万円(50歳時))より高い水準(+42.0万円(30歳時)/ +51.4万円(40歳時)/ +58.5万円(50歳時))です。

全独立行政法人の平均(565.5万円(30歳時)/ 692.8万円(40歳時)/ 788.2万円(50歳時))より高い水準(+19.6万円(30歳時)/ +24.0万円(40歳時)/ +27.3万円(50歳時))です。


平均年収(年齢別)[万円]
年齢 [歳] 日本高速道路保有・債務返済機構 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
23 489.1 454.0 472.7
24 502.6 466.5 485.8
25 515.3 478.4 498.1
26 528.1 490.2 510.4
27 541.4 502.6 523.2
28 555.3 515.5 536.7
29 569.9 529.1 550.8
30 585.1 543.1 565.5
31 600.6 557.5 580.5
32 616.2 572.0 595.6
33 631.6 586.3 610.4
34 646.5 600.1 624.8
35 660.6 613.3 638.5
36 673.9 625.6 651.3
37 686.1 636.9 663.1
38 697.3 647.3 674.0
39 707.5 656.8 683.8
40 716.8 665.4 692.8
41 725.4 673.4 701.1
42 733.6 681.0 709.0
43 741.6 688.4 716.8
44 749.9 696.1 724.8
45 758.6 704.2 733.2
46 768.1 713.1 742.4
47 778.6 722.8 752.5
48 790.1 733.5 763.6
49 802.5 745.0 775.6
50 815.5 757.0 788.2
51 828.4 769.0 800.6
52 840.3 780.0 812.1
53 849.7 788.8 821.2
54 854.8 793.5 826.2
55 853.1 791.9 824.5
56 841.4 781.1 813.2
57 815.9 757.4 788.6
58 771.9 716.5 746.0
59 703.5 653.1 679.9
60 604.1 560.8 583.9

※年齢別の平均年収は、厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」の年齢別年収を参考に、各平均年収及び平均年齢から推計しています。

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査の概況

平均年収(役職別)

2019年度の日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の平均年収(役職別)は、2171.3万円(法人の長)/ 471.5万円(係員)です。


平均年収(役職別)[万円](2019年)
役職
日本高速道路保有・債務返済機構 平均年齢 [歳]
法人の長 2171.3 ※6
部長 ※6 ※6
課長 ※6 ※6
係長 ※6 ※6
主任 ※6 ※6
係員 471.5 31.5

※6:情報開示無し

独立行政法人内における年収ランキング

2019年度の日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の平均年収は、独立行政法人87法人のうち第37位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値51.1です。

「平均年収 階級別法人数」及び「平均年収-平均年齢」を以下に示します。日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の平均年収は、全独立行政法人の中で高い水準です。

日本高速道路保有・債務返済機構
平均年収 [万円] ランキング 偏差値
728.7 37位 (全87法人) 51.1
ー
ー


独立行政法人(全87法人)の年収ランキングの詳細については、以下記事をご覧ください。

【全87法人】独立行政法人の年収ランキング(最新年度年収・30歳時年収・推定生涯賃金)「独立行政法人」とは、"公共上確実に実施されることが必要で、国が主体となって実施する必要はないが、民間では実施されないおそれがある事業を...

独立行政法人内における就職偏差値(採用難易度)ランキング

2020年度の日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の就職偏差値(採用難易度)は、独立行政法人87法人のうち第38位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値51.9です。

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>への転職難易度は高い水準です。

日本高速道路保有・債務返済機構
ランキング 就職偏差値(採用難易度)
38位 (全87法人) 51.9


独立行政法人(全87法人)の就職偏差値(採用難易度)の詳細については、以下記事をご覧ください。

【全87法人】独立行政法人の就職偏差値(採用難易度)とおすすめの穴場「独立行政法人」とは、"公共上確実に実施されることが必要で、国が主体となって実施する必要はないが、民間では実施されないおそれがある事業を...

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>へ転職するためには

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>等の独立行政法人への転職や年収アップを実現するなら、転職エージェントへの登録をおすすめします。

転職エージェントとのやりとりには時間や手間がかかりますが、それを大きく上回るメリットがあります。(管理人は転職エージェントを利用し、財閥系大企業から内定を獲得し転職しました)

管理人が経験上、転職エージェントへの登録をおすすめする理由は、大きく分けて以下の3つです。

①: 全て無料で利用できる

②: 転職を有利に進めることができる

  ➡ 最新の非公開求人を入手できる

  ➡ 受験する企業の面接で過去にされた質問を教えてくれる

  ➡ 模擬面接を実施してくれる

  ➡ 企業との年収交渉を代わりに行ってくれる

  ➡ 分からないことや不安なことは何でも質問できる

③: プロから見た自分の市場価値を把握し、キャリアを整理きる


転職エージェントについては2~3社登録し、併用
することをおすすめします。(管理人も実際に併用しました)

理由は、①多くの視点から支援してもらえる、②自分と相性の良い担当者に出会える可能性が高まる、③その転職エージェントだけが持つ独自の非公開求人を紹介してもらえる等です。

転職エージェントの併用は、転職エージェント側も推奨していることであり全く問題ありませんので、ぜひ積極的に活用しましょう。

無料登録後、担当者とキャリアカウンセリングという面談を実施してからサービス開始となりますが、面談は電話で完了できて対面不要ですので安心してください。


以下では、管理人が実際に利用した転職エージェントについて紹介します。

リクルートエージェント


管理人が実際に利用した転職エージェント①は、リクルートエージェントです。

転職支援実績No.1だけあってフォローが非常に手厚く、リクルートエージェント側からの提案で模擬面接を実施してくれ、「良い受け答えができており、面接は問題無い」と言ってもらえたことは大きな自信になりました。

また、面接前に受験先企業の事業や成長戦略等をまとめた資料をいただいたのですが、その中から本番の面接で質問があり、しっかり答えることができたことも非常にありがたかったです。

管理人はリクルートエージェントのおかげで、東証一部上場の大企業から内定を獲得することができました。

ビズリーチ


管理人が実際に利用した転職エージェント②は、ビズリーチです。

ハイクラス求人に特化したスカウト主体の転職活動が特徴であり、登録後は基本的に企業やヘッドハンターからのスカウトを待つことになります。(プラチナスカウト:企業やヘッドハンターからの送付回数が限定されている合格可能性が高いスカウト、通常スカウト:送付回数が限定されていないスカウト

登録時、職務経歴書や現在年収等の登録内容をもとに、ビズリーチ独自の審査基準により会員属性が自動的に決定されます。(タレント会員 or ハイクラス会員

また、ビズリーチには無料プランと有料プラン(タレント会員:2980円、ハイクラス会員:4980円)があり利用できる機能に差がありますが、無料のお試し期間(最大97日間)であれば有料プランの機能を全て利用可能です。

管理人の経験上、無料でハイクラス求人に巡り合うチャンスを逃さない(プラチナスカウトの受信と応募が可能)ために、ひとまず無料登録後の職務経歴書登録まで完了しておくことをおすすめします。

利用できる機能等 無料プラン 有料プラン
(タレント会員)
有料プラン
(ハイクラス会員)
求人閲覧
※企業名は閲覧不可
求人への応募 公開求人
特集求人
企業掲載求人
ヘッドハンター求人
×
※年収1000万以上は不可
スカウトへの
受返信・応募
プラチナスカウト
通常スカウト ×
相談 通常
ヘッドハンター
ハイクラス専門
ヘッドハンター
× ×
料金(税抜) 0円 2980円 4980円

 

管理人が実際に利用した転職エージェント

リクルートエージェント:転職支援実績No.1、フォローが手厚い

ビズリーチ:ハイクラス求人に特化、転職後の平均年収840万円

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の初任給(大卒)

2019年の日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の初任給(大卒)は、19万5900円です。

国家公務員の平均(21万200円)より低い水準(-14300円)、全独立行政法人の平均(19万400円)より高い水準(+5500円)です。

初任給(大卒) [円](2019年)
日本高速道路保有・債務返済機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
19万5900 21万200 19万400

 

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の推定生涯賃金

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の推定生涯賃金は、2億6551万円です。

国家公務員の平均(2億4647万円)より高い水準(+1904万円)、全独立行政法人の平均(2億5662万円)より高い水準(+889万円)です。

推定生涯賃金 [円]
日本高速道路保有・債務返済機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2億6551万 2億4647万 2億5662万

※推定生涯賃金は、上記平均年収(年齢別)の23~60歳までを合計したものであり、退職金は含まれていません。

日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>のラスパイレス指数

2019年の日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>のラスパイレス指数は、109.0(年齢勘案)/ 109.8(年齢地域勘案)/ 107.2(年齢学歴勘案)/ 109.2(年齢地域学齢勘案)です。

年齢勘案、年齢地域勘案、年齢学歴勘案、年齢地域学齢勘案の全てにおいて国家公務員よりも高い水準です。

ラスパイレス指数 [-](2019年)
年齢勘案 年齢地域勘案 年齢学歴勘案 年齢地域学齢勘案
109.0 109.8 107.2 109.2

ラスパイレス指数とは

ラスパイレス指数とは、国家公務員と独立行政法人の給料を比較する際に使う統計上の指数です。国の行政職俸給表(一)適用職員の俸給月額を100とした場合における、独立行政法人の給料水準を表しています。算出方法は、国家公務員と独立行政法人の職員構成を同一と仮定し、学歴別、経験年数別に区分(勘案)した後、その区分毎の職員数に対して国家公務員と独立行政法人の平均給料月額をそれぞれ掛け合わせた結果を比較し、比率で表したものになります。

【総務省】ラスパイレス指数の算出方法(※地方公務員の例)

国家公務員に比べて給与水準が高くなっている理由

2019年の日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の給与水準が高くなっている理由(所管の国土交通省が発表)は、以下の通りです。

全ての指数が高くなっている理由として、当機構は、勤務地が横浜市と大阪市のみであることに加え、企業で言えば本社の企画・財務部門、国で言えば本府省などの専門性の高い統括的業務に特化した組織であり、しかも時限的な組織であるため、機構固有の職員を採用せず、高度な専門性・ノウハウを有する者の出向のみで業務運営を行っており、特に管理職層については、経験豊かな年代層の出向者を受け入れていることが当該指数を高める要因となっている。

さらに、通常の組織では、ある年齢層に職位が上位の者や下位の者が混在しているが、当機構は出向者のみという特殊性から、40歳以上の年齢層においては、上位の職位の者しかいないことから当該指数を高める要因となっている。

なお、40歳未満の平均給与は、国の平均とほぼ同水準となっている。

また、東京都特別区の勤務地からの出向者の採用も多く、地域手当の異動保障の支給対象となる職員の割合が国と比較して高くなっており、当該指数を高める要因となっている。

【指数が高くなっている理由】
①地域手当支給区分における二級地以上に勤務する者の占める割合
機構:100% ⇔ 国(行一):38.3%
②職員の学歴構成による差異(大卒以上の占める割合)
機構:84.2% ⇔ 国(行一):58.4%
③40歳以上59歳以下の平均給与額
機構:541,987円 ⇔ 国(行一):470,170円
④地域手当の異動保障受給者の割合
機構:10.5% ⇔ 国:5.9%(二級地)
※国(行一)の割合については、「平成31年度国家公務員給与等実態調査」による

まとめ

以上、『日本高速道路保有・債務返済機構<JEHDRA>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等』について解説してきました。

就職や転職等、今後のキャリアにおける意思決定の材料として参考にして頂ければ幸いです。

※記事の内容については十分に精査/確認しておりますが、もし誤記等がございましたらトップページ上部の「お問い合わせ」よりご連絡頂けますと幸いです。

出典/参考元


【総務省】独立行政法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準の公表

【総務省】平成31年国家公務員給与等実態調査

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況

一般財団法人 行政管理研究センター『独立行政法人・特殊法人総覧(令和2年度版)』ミツバ綜合印刷社、2021年(書籍)