独立行政法人の年収

【平均年収731万円】造幣局の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

「造幣局」は、”貨幣の製造・情報提供等により、通貨制度の安定に寄与する”ことを目的とする財務省所管の独立行政法人です。

造幣局の目的詳細

「造幣局」は、

貨幣の製造等を行うとともに、貨幣に対する国民の信頼を維持するために必要な情報の提供を行うこと等により、通貨制度の安定に寄与することを目的とする。このほか、勲章、褒章、記章及び金属工芸品の製造等並びに貴金属の品位の証明等であって、公共上の見地から必要とされるものを行う

ことを目的とする財務省所管の独立行政法人です。

本記事では「造幣局」の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等について解説します。

本記事の内容

造幣局の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

造幣局の独立行政法人内における年収ランキング

造幣局の給与水準が国家公務員に比べて高い理由

本記事は各省庁による公式情報等のデータを参考に、独立行政法人職員である管理人エストが執筆しています。(データの出典/参考元は記事末尾に記載)



造幣局の基本情報

造幣局は、国民の貨幣に対する信頼の維持と国民生活の向上に寄与する機関として、2003年に独立行政法人化されました。

主な業務としては、貨幣の製造・供給、勲章・褒章等の製造、貴金属の証明、記念貨幣の製造、貨幣セットの販売等を行っています。

造幣局の業務詳細
「造幣局」の業務は、

1. 貨幣の製造、販売及び鋳つぶしを行うこと

2. 貨幣回収準備資金に関する法律(平成14年法律第42号)第2条の規定により設置された貨幣回収準備資金に属する地金の保管を行うこと

3. 貨幣に対する国民の信頼を維持するために必要な情報の提供を行うこと

4. 勲章、褒章、賜杯、記章及び極印の製造を行うこと

5. 公共上の見地から必要な金属工芸品の製造及び販売を行うこと

6. 貴金属の精製及び品位の証明並びに地金及び鉱物の分析を行うこと

7. 1~6の業務に関し、調査、試験、研究又は開発を行うこと

8. 1~7の業務に附帯する業務を行うこと

9. 1~8の業務のほか、これらの業務の遂行に支障のない範囲内で、次の業務を行うことができる
ア. 外国政府、外国の地方公共団体、外国の中央銀行、国際機関その他これらに準ずるものの委託を受けて、当該外国政府等の貨幣の製造、販売及び鋳つぶし、勲章その他の金属工芸品及び極印の製造並びに貴金属の精製及び品位の証明並びに地金及び鉱物の分析を行うこと
イ. アの業務に関し、調査、試験、研究又は開発を行うこと

以上のように、造幣局法によって定められています。

法人名 造幣局(Japan Mint)
略称、通称 -( - )
独立行政法人種別 行政執行法人
所管 財務省
設立 2003年4月1日
所在地 大阪府大阪市北区天満1-1-79
資本金 596億9100万円
従業員 849人(2020年4月1日現在)
拠点 本局:大阪府大阪市
支局:埼玉県さいたま市、広島県広島市
代表者 山名 規雄
沿革 1869年 太政官造幣局(創設)
1871年 大蔵省造幣寮
1877年 大蔵省造幣局
1949年 大蔵省造幣庁
1952年 大蔵省造幣局
2003年 造幣局(独立行政法人化)
2015年 造幣局(行政執行法人へ移行)
公式サイト https://www.mint.go.jp/

造幣局の年収、ボーナス(賞与)、平均年齢

2019年度の造幣局の平均年収は731.2万円、平均ボーナスは208.0万円平均年齢は47.1歳です。(事務・技術系職員/対象人員275人)

造幣局(2019年)
平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳] 対象人員 [人]
731.2 208.0 47.1 275

※本記事では特に職種の記載が無い場合、全て事務・技術系職員のものを示します

平均年収(年度別)

造幣局の平均年収(年度別:2003~2019年)は、617.2~731.2万円です。

国家公務員の平均(610.6~689.2万円)より高い水準(+6.6~+42.0万円)、全独立行政法人の平均(634.1~736.3万円)より低い水準(-16.9~-5.1万円)です。


平均年収(年度別)[万円]
年度 [年] 造幣局
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 731.2 689.2 702.7
2018 728.1 686.3 700.1
2017 711.8 683.8 697.3
2016 ※1 680.4 686.6
2015 696.0 674.7 676.8
2014 680.4 668.8 662.7
2013 617.2 613.8 634.1
2012 620.7 610.6 646.0
2011 665.1 653.4 692.6
2010 665.5 651.6 695.1
2009 679.1 656.4 710.5
2008 693.7 666.6 730.6
2007 680.1 662.7 734.2
2006 683.2 659.1 732.6
2005 671.0 659.6 736.3
2004 669.8 656.7 732.3
2003 668.4 679.0 728.4

※1:該当データ無

平均ボーナス(年度別)

造幣局の平均ボーナス(年度別:2003~2019年)は、199.5~208.0万円です。

国家公務員の平均(151.2~188.0万円)より高い水準(+20.0~+48.3万円)、全独立行政法人の平均(179.2~183.0万円)より高い水準(+20.3~+25.0万円)です。


平均ボーナス(年度別)[万円]
年度 [年] 造幣局
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 208.0 188.0 183.0
2018 205.7 185.7 180.6
2017 199.5 183.5 179.2
2016 ※2 179.5 ※3
2015 ※2 174.9 ※3
2014 ※2 170.3 ※3
2013 ※2 152.0 ※3
2012 ※2 151.2 ※3
2011 ※2 161.8 ※3
2010 ※2 161.4 ※3
2009 ※2 168.7 ※3
2008 ※2 181.8 ※3
2007 ※2 180.7 ※3
2006 ※2 178.3 ※3
2005 ※2 178.4 ※3
2004 ※2 176.2 ※3
2003 ※2 182.2 ※3

※2:該当データ無
※3:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年齢(年度別)

造幣局の平均年齢(年度別:2003~2019年)は、44.6~47.1歳です。

国家公務員の平均(40.9~43.3歳)より高い水準(+3.7~+3.8歳)、全独立行政法人の平均(41.2~43.6歳)より高い水準(+3.4~+3.5歳)です。


平均年齢(年度別)[歳]
年度 [年] 造幣局
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 47.1 43.1 41.2
2018 47.0 43.1 41.3
2017 46.9 43.2 41.5
2016 ※4 43.3 ※5
2015 46.5 43.3 43.6
2014 45.8 43.3 43.6
2013 45.3 43.0 43.6
2012 45.4 42.8 43.6
2011 45.0 42.5 43.5
2010 45.0 42.2 43.5
2009 45.3 41.9 43.5
2008 45.2 41.6 43.4
2007 45.2 41.4 43.3
2006 45.6 41.2 43.4
2005 45.1 41.0 43.3
2004 44.6 40.9 43.2
2003 44.8 41.6 42.7

※4:該当データ無
※5:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年収(年齢別)

2019年度の造幣局の平均年収(年齢別)は、548.7万円(30歳時)/ 672.2万円(40歳時)/ 764.7万円(50歳時)です。

国家公務員の平均(543.1万円(30歳時)/ 665.4万円(40歳時)/ 757.0万円(50歳時))より高い水準(+5.5万円(30歳時)/ +6.8万円(40歳時)/ +7.7万円(50歳時))です。

全独立行政法人の平均(565.5万円(30歳時)/ 692.8万円(40歳時)/ 788.2万円(50歳時))より低い水準(-16.8万円(30歳時)/ -20.6万円(40歳時)/ -23.4万円(50歳時))です。


平均年収(年齢別)[歳]
年齢 [歳] 造幣局
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
23 458.7 454.0 472.7
24 471.3 466.5 485.8
25 483.3 478.4 498.1
26 495.3 490.2 510.4
27 507.7 502.6 523.2
28 520.8 515.5 536.7
29 534.5 529.1 550.8
30 548.7 543.1 565.5
31 563.2 557.5 580.5
32 577.9 572.0 595.6
33 592.3 586.3 610.4
34 606.2 600.1 624.8
35 619.5 613.3 638.5
36 632.0 625.6 651.3
37 643.4 636.9 663.1
38 653.9 647.3 674.0
39 663.5 656.8 683.8
40 672.2 665.4 692.8
41 680.2 673.4 701.1
42 687.9 681.0 709.0
43 695.5 688.4 716.8
44 703.2 696.1 724.8
45 711.4 704.2 733.2
46 720.3 713.1 742.4
47 730.2 722.8 752.5
48 740.9 733.5 763.6
49 752.6 745.0 775.6
50 764.7 757.0 788.2
51 776.8 769.0 800.6
52 788.0 780.0 812.1
53 796.8 788.8 821.2
54 801.6 793.5 826.2
55 800.0 791.9 824.5
56 789.1 781.1 813.2
57 765.2 757.4 788.6
58 723.8 716.5 746.0
59 659.7 653.1 679.9
60 566.5 560.8 583.9

※年齢別の平均年収は、厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」の年齢別年収を参考に、各平均年収及び平均年齢から推計しています。

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査の概況

平均年収(役職別)

2019年度の造幣局の平均年収(役職別)は、2074.8万円(法人の長)/ 996.2万円(課長)/ 393.4万円(係員)です。


平均年収(役職別)[万円](2019年)
役職
造幣局
平均年齢 [歳]
法人の長 2074.8 ※6
部長 ※6 ※6
課長 996.2 52.9
係長 ※6 ※6
主任 ※6 ※6
係員 393.4 29.3

※6:情報開示無し

平均年収(職種別)

2019年度の造幣局の平均年収(職種別)は、731.2万円(事務・技術職)/ 688.0万円(研究職)/ 699.6万円(工芸職)/ 605.9万円(技能職)/ 669.3万円(医療職(看護師))です。


造幣局
職種 平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳]  対象人員 [人]
事務・技術職 731.2 208.0 47.1 275
研究職 688.0 199.2 43.5 4
工芸職 699.6 198.6 46.1 9
技能職 605.9 169.9 45.1 362
医療職(看護師) 669.3 190.7 55.5 4

 

初任給(大卒)

2019年の造幣局の初任給(大卒)は、18万2200円です。

国家公務員の平均(21万200円)より低い水準(-28000円)、全独立行政法人の平均(19万400円)より低い水準(-8200円)です。

初任給(大卒) [円](2019年)
造幣局
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
18万2200 21万200 19万400

 

推定生涯賃金

造幣局の推定生涯賃金は、2億4899万円です。

国家公務員の平均(2億4647万円)より高い水準(+252万円)、全独立行政法人の平均(2億5662万円)より低い水準(-763万円)です。

推定生涯賃金 [円]
造幣局
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2億4899万 2億4647万 2億5662万

※推定生涯賃金は、上記平均年収(年齢別)の23~60歳までを合計したものであり、退職金は含まれていません。

独立行政法人内における年収ランキング

2019年度の造幣局の平均年収は、独立行政法人87法人のうち第35位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値51.4です。

「平均年収 階級別法人数」及び「平均年収-平均年齢」を以下に示します。造幣局の平均年収は、全独立行政法人の中で高い水準です。

造幣局
平均年収 [万円] ランキング 偏差値
731.2 35位 (全87法人) 51.4
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造幣局のラスパイレス指数

2019年の造幣局のラスパイレス指数は、99.4(年齢勘案)/ 100.0(年齢地域勘案)/ 99.3(年齢学歴勘案)/ 99.9(年齢地域学齢勘案)です。

年齢勘案及び年齢学歴勘案及び年齢地域学齢勘案については国家公務員よりも低い水準、年齢地域勘案については国家公務員と同等の水準です。

ラスパイレス指数 [-](2019年)
年齢勘案 年齢地域勘案 年齢学歴勘案 年齢地域学齢勘案
99.4 100.0 99.3 99.9

ラスパイレス指数とは

ラスパイレス指数とは、国家公務員と独立行政法人の給料を比較する際に使う統計上の指数です。国の行政職俸給表(一)適用職員の俸給月額を100とした場合における、独立行政法人の給料水準を表しています。算出方法は、国家公務員と独立行政法人の職員構成を同一と仮定し、学歴別、経験年数別に区分(勘案)した後、その区分毎の職員数に対して国家公務員と独立行政法人の平均給料月額をそれぞれ掛け合わせた結果を比較し、比率で表したものになります。

【総務省】ラスパイレス指数の算出方法(※地方公務員の例)

国家公務員に比べて給与水準が高くなっている理由

2019年の造幣局の給与水準が高くなっている理由(所管の財務省が発表)は、以下の通りです。

国の水準以下となっている。

※造幣局は国家公務員に比べて給与水準が下回っているため、上記理由となっています。

まとめ

以上、『造幣局の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等』について解説してきました。

就職や転職等、今後のキャリアにおける意思決定の材料として参考にして頂ければ幸いです。

※記事の内容については十分に精査/確認しておりますが、もし誤記等がございましたらトップページ上部の「お問い合わせ」よりご連絡頂けますと幸いです。

出典/参考元


【総務省】独立行政法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準の公表

【総務省】平成31年国家公務員給与等実態調査

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況

一般財団法人 行政管理研究センター『独立行政法人・特殊法人総覧(令和2年度版)』ミツバ綜合印刷社、2021年(書籍)