独立行政法人

【平均年収714万円】森林研究・整備機構<FRMO>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

「森林研究・整備機構<FRMO>」は、”森林や林業の研究、種苗の生産配布、森林造成等を行うことにより林業技術の向上、林業振興、森林の維持増進に資する”ことを目的とする農林水産省所管の独立行政法人です。

森林研究・整備機構<FRMO>の目的詳細

「森林研究・整備機構<FRMO>」は、

1. 森林及び林業に関する試験及び研究、林木の優良な種苗の生産及び配布、水源を涵養するための森林の造成等を行うことにより、森林の保続培養を図るとともに、林業に関する技術の向上に寄与し、もって林業の振興と森林の有する公益的機能の維持増進に資する

2. 1のほか、森林保険を効率的かつ効果的に行う

ことを目的とする農林水産省所管の独立行政法人です。

本記事では「森林研究・整備機構<FRMO>」の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等について解説します。

本記事の内容

森林研究・整備機構<FRMO>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

森林研究・整備機構<FRMO>の独立行政法人内における年収ランキング

森林研究・整備機構<FRMO>の独立行政法人内における就職偏差値(採用難易度)

本記事は各省庁による公式情報等のデータを参考に、元独立行政法人職員である管理人エストが執筆しています。(データの出典/参考元は記事末尾に記載)



森林研究・整備機構<FRMO>の基本情報

森林研究・整備機構<FRMO>は、先導的研究を行うとともに、森林の整備や保険に関する高い専門性を活かした政策を実施する機関として、2001年に独立行政法人化されました。

主な業務としては、森林の研究、樹木の品種改良、水源林の整備等を行っています。

森林研究・整備機構<FRMO>の業務詳細
「森林研究・整備機構<FRMO>」の業務は、

1.森林及び林業に関する試験及び研究、調査、分析、鑑定並びに講習を行うこと

2.森林及び林業に関する試験及び研究に必要な標本の生産及び配布を行うこと

3.林木の優良な種苗の生産及び配布を行うこと

4.水源を涵養するための森林の造成を行うこと

5.森林保険を行うこと

6.1~5の業務に附帯する業務を行うこと

7.特定中山間保全整備事業、農用地総合整備事業及び緑資源幹線林道事業に係る債権債務管理業務を行うこと

以上のように、森林研究・整備機構法によって定められています。

法人名 森林研究・整備機構(Forest Research and Management Organization)
略称、通称 森林機構( FRMO )
独立行政法人種別 国立研究開発法人
所管 農林水産省
設立 2001年4月1日
所在地 茨城県つくば市松の里1
資本金 8124億6500万円
従業員 1132人(2020年4月1日現在)
拠点 本部:神奈川県川崎市
東北北海道整備局:宮城県、北海道、青森県、岩手県、秋田県、山形県
関東整備局:神奈川県、福島県、栃木県、群馬県、新潟県、山梨県、静岡県
中部整備局:愛知県、富山県、長野県、岐阜県、三重県
近畿北陸整備局:京都府、石川県、福井県、兵庫県、奈良県、和歌山県
中国四国整備局:岡山県、鳥取県、島根県、広島県、山口県、徳島県、愛媛県、高知県
九州整備局:福岡県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
代表者 浅野 透
沿革 1905年 農商務省山林局林業試験所(発足)
1910年 林業試験場(名称変更)
1947年 農林省林野局林業試験場(改編)
1988年 森林総合研究所(改編・名称変更)
2001年 森林総合研究所(独立行政法人化)
2007年 森林総合研究所(人林木育種センターと統合)
2015年 森林総合研究所(国立研究開発法人へ移行)
2017年 森林研究・整備機構(名称変更)
公式サイト https://www.ffpri.affrc.go.jp/

森林研究・整備機構<FRMO>の年収、ボーナス(賞与)、平均年齢

2019年度の森林研究・整備機構<FRMO>の平均年収は714.4万円、平均ボーナスは194.7万円平均年齢は45.1歳です。(事務・技術系職員/対象人員512人)

森林研究・整備機構(2019年)
平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳] 対象人員 [人]
714.4 194.7 45.1 512

※本記事では特に職種の記載が無い場合、全て事務・技術系職員のものを示します


平均年収(年度別)

森林研究・整備機構<FRMO>の平均年収(年度別:2003~2019年)は、596.0~715.2万円です。

国家公務員の平均(610.6~689.2万円)と概ね同等の水準(-14.6~+26.0万円)、全独立行政法人の平均(634.1~736.3万円)より低い水準(-38.1~-21.1万円)です。


平均年収(年度別)[万円]
年度 [年] 森林研究・整備機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 714.4 689.2 702.7
2018 711.1 686.3 700.1
2017 711.9 683.8 697.3
2016 713.1 680.4 686.6
2015 715.2 674.7 676.8
2014 690.5 668.8 662.7
2013 620.3 613.8 634.1
2012 618.3 610.6 646.0
2011 661.5 653.4 692.6
2010 660.6 651.6 695.1
2009 674.3 656.4 710.5
2008 694.5 666.6 730.6
2007 614.9 662.7 734.2
2006 603.7 659.1 732.6
2005 608.3 659.6 736.3
2004 596.0 656.7 732.3
2003 606.3 679.0 728.4

平均ボーナス(年度別)

森林研究・整備機構<FRMO>の平均ボーナス(年度別:2003~2019年)は、148.2~194.7万円です。

国家公務員の平均(151.2~188.0万円)と概ね同等の水準(-3.0~+6.7万円)、全独立行政法人の平均(179.2~183.0万円)より概ね低い水準(-31.0~+11.7万円)です。


平均ボーナス(年度別)[万円]
年度 [年] 森林研究・整備機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 194.7 188.0 183.0
2018 192.8 185.7 180.6
2017 191.4 183.5 179.2
2016 188.2 179.5 ※2
2015 186.8 174.9 ※2
2014 177.1 170.3 ※2
2013 152.0 152.0 ※2
2012 148.2 151.2 ※2
2011 164.5 161.8 ※2
2010 163.8 161.4 ※2
2009 173.6 168.7 ※2
2008 190.2 181.8 ※2
2007 168.5 180.7 ※2
2006 164.6 178.3 ※2
2005 165.4 178.4 ※2
2004 ※1 176.2 ※2
2003 ※1 182.2 ※2

※1:該当データ無
※2:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年齢(年度別)

森林研究・整備機構<FRMO>の平均年齢(年度別:2003~2019年)は、39.8~45.7歳です。

国家公務員の平均(40.9~43.3歳)と概ね同等の水準(-1.1~+2.4歳)、全独立行政法人の平均(41.2~43.6歳)と概ね同等の水準(-1.4~+2.1歳)です。


平均年齢(年度別)[歳]
年度 [年] 森林研究・整備機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 45.1 43.1 41.2
2018 45.4 43.1 41.3
2017 45.6 43.2 41.5
2016 45.4 43.3 ※3
2015 45.7 43.3 43.6
2014 45.4 43.3 43.6
2013 45.1 43.0 43.6
2012 44.8 42.8 43.6
2011 44.0 42.5 43.5
2010 43.7 42.2 43.5
2009 43.3 41.9 43.5
2008 42.7 41.6 43.4
2007 40.7 41.4 43.3
2006 40.9 41.2 43.4
2005 40.6 41.0 43.3
2004 39.8 40.9 43.2
2003 40.2 41.6 42.7

※3:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年収(年齢別)

2019年度の森林研究・整備機構<FRMO>の平均年収(年齢別)は、550.3万円(30歳時)/ 674.2万円(40歳時)/ 767.0万円(50歳時)です。

国家公務員の平均(543.1万円(30歳時)/ 665.4万円(40歳時)/ 757.0万円(50歳時))より高い水準(+7.2万円(30歳時)/ +8.8万円(40歳時)/ +10.0万円(50歳時))です。

全独立行政法人の平均(565.5万円(30歳時)/ 692.8万円(40歳時)/ 788.2万円(50歳時))より低い水準(-15.2万円(30歳時)/ -18.6万円(40歳時)/ -21.2万円(50歳時))です。


平均年収(年齢別)[万円]
年齢 [歳] 森林研究・整備機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
23 460.1 454.0 472.7
24 472.7 466.5 485.8
25 484.7 478.4 498.1
26 496.7 490.2 510.4
27 509.2 502.6 523.2
28 522.3 515.5 536.7
29 536.1 529.1 550.8
30 550.3 543.1 565.5
31 564.9 557.5 580.5
32 579.6 572.0 595.6
33 594.0 586.3 610.4
34 608.1 600.1 624.8
35 621.4 613.3 638.5
36 633.8 625.6 651.3
37 645.4 636.9 663.1
38 655.9 647.3 674.0
39 665.4 656.8 683.8
40 674.2 665.4 692.8
41 682.3 673.4 701.1
42 690.0 681.0 709.0
43 697.6 688.4 716.8
44 705.3 696.1 724.8
45 713.5 704.2 733.2
46 722.5 713.1 742.4
47 732.3 722.8 752.5
48 743.2 733.5 763.6
49 754.8 745.0 775.6
50 767.0 757.0 788.2
51 779.2 769.0 800.6
52 790.3 780.0 812.1
53 799.2 788.8 821.2
54 804.0 793.5 826.2
55 802.4 791.9 824.5
56 791.4 781.1 813.2
57 767.4 757.4 788.6
58 726.0 716.5 746.0
59 661.7 653.1 679.9
60 568.2 560.8 583.9

※年齢別の平均年収は、厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」の年齢別年収を参考に、各平均年収及び平均年齢から推計しています。

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査の概況

平均年収(役職別)

2019年度の森林研究・整備機構<FRMO>の平均年収(役職別)は、1749.7万円(法人の長)/ 1091.9万円(部長)/ 945.9万円(課長)/ 657.6万円(係長)/ 527.4万円(主任)/ 411.1万円(係員)です。


平均年収(役職別)[万円](2019年)
役職
森林研究・整備機構
平均年齢 [歳]
法人の長 1749.7 ※4
部長 1091.9 55.5
課長 945.9 54.3
係長 657.6 43.3
主任 527.4 41.8
係員 411.1 29.3

※4:情報開示無し

平均年収(職種別)

2019年度の森林研究・整備機構<FRMO>の平均年収(職種別)は、714.4万円(事務・技術職)/ 980.1万円(研究職)/ 1359.1万円(その他教育職)です。


森林研究・整備機構(2019年)
職種 平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳]  対象人員 [人]
事務・技術職 714.4 194.7 45.1 512
研究職 980.1 253.1 49.1 379
その他教育職 1359.1 373.8 56.8 3

独立行政法人内における年収ランキング

2019年度の森林研究・整備機構<FRMO>の平均年収は、独立行政法人87法人のうち第48位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値49.5です。

「平均年収 階級別法人数」及び「平均年収-平均年齢」を以下に示します。森林研究・整備機構<FRMO>の平均年収は、全独立行政法人の中で低い水準です。

森林研究・整備機構
平均年収 [万円] ランキング 偏差値
714.4 48位 (全87法人) 49.5
ー
ー
ー


独立行政法人(全87法人)の年収ランキングの詳細については、以下記事をご覧ください。

【全87法人】独立行政法人の年収ランキング(最新年度年収・30歳時年収・推定生涯賃金)「独立行政法人」とは、"公共上確実に実施されることが必要で、国が主体となって実施する必要はないが、民間では実施されないおそれがある事業を...

独立行政法人内における就職偏差値(採用難易度)ランキング

2020年度の森林研究・整備機構<FRMO>の就職偏差値(採用難易度)は、独立行政法人87法人のうち第59位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値46.6です。

森林研究・整備機構<FRMO>への転職難易度は低い水準です。

森林研究・整備機構
ランキング 就職偏差値(採用難易度)
59位 (全87法人) 46.6


独立行政法人(全87法人)の就職偏差値(採用難易度)の詳細については、以下記事をご覧ください。

【全87法人】独立行政法人の就職偏差値(採用難易度)とおすすめの穴場「独立行政法人」とは、"公共上確実に実施されることが必要で、国が主体となって実施する必要はないが、民間では実施されないおそれがある事業を...

森林研究・整備機構<FRMO>へ転職するためには

森林研究・整備機構<FRMO>等の独立行政法人への転職や年収アップを実現するなら、転職エージェントへの登録をおすすめします。

転職エージェントとのやりとりには時間や手間がかかりますが、それを大きく上回るメリットがあります。(管理人は転職エージェントを利用し、財閥系大企業から内定を獲得し転職しました)

管理人が経験上、転職エージェントへの登録をおすすめする理由は、大きく分けて以下の3つです。

①: 全て無料で利用できる

②: 転職を有利に進めることができる

  ➡ 最新の非公開求人を入手できる

  ➡ 受験する企業の面接で過去にされた質問を教えてくれる

  ➡ 模擬面接を実施してくれる

  ➡ 企業との年収交渉を代わりに行ってくれる

  ➡ 分からないことや不安なことは何でも質問できる

③: プロから見た自分の市場価値を把握し、キャリアを整理きる


転職エージェントについては2~3社登録し、併用
することをおすすめします。(管理人も実際に併用しました)

理由は、①多くの視点から支援してもらえる、②自分と相性の良い担当者に出会える可能性が高まる、③その転職エージェントだけが持つ独自の非公開求人を紹介してもらえる等です。

転職エージェントの併用は、転職エージェント側も推奨していることであり全く問題ありませんので、ぜひ積極的に活用しましょう。

無料登録後、担当者とキャリアカウンセリングという面談を実施してからサービス開始となりますが、面談は電話で完了できて対面不要ですので安心してください。


以下では、管理人が実際に利用した転職エージェントについて紹介します。

リクルートエージェント


管理人が実際に利用した転職エージェント①は、リクルートエージェントです。

転職支援実績No.1だけあってフォローが非常に手厚く、リクルートエージェント側からの提案で模擬面接を実施してくれ、「良い受け答えができており、面接は問題無い」と言ってもらえたことは大きな自信になりました。

また、面接前に受験先企業の事業や成長戦略等をまとめた資料をいただいたのですが、その中から本番の面接で質問があり、しっかり答えることができたことも非常にありがたかったです。

管理人はリクルートエージェントのおかげで、東証一部上場の大企業から内定を獲得することができました。

ビズリーチ


管理人が実際に利用した転職エージェント②は、ビズリーチです。

ハイクラス求人に特化したスカウト主体の転職活動が特徴であり、登録後は基本的に企業やヘッドハンターからのスカウトを待つことになります。(プラチナスカウト:企業やヘッドハンターからの送付回数が限定されている合格可能性が高いスカウト、通常スカウト:送付回数が限定されていないスカウト

登録時、職務経歴書や現在年収等の登録内容をもとに、ビズリーチ独自の審査基準により会員属性が自動的に決定されます。(タレント会員 or ハイクラス会員

また、ビズリーチには無料プランと有料プラン(タレント会員:2980円、ハイクラス会員:4980円)があり利用できる機能に差がありますが、無料のお試し期間(最大97日間)であれば有料プランの機能を全て利用可能です。

管理人の経験上、無料でハイクラス求人に巡り合うチャンスを逃さない(プラチナスカウトの受信と応募が可能)ために、ひとまず無料登録後の職務経歴書登録まで完了しておくことをおすすめします。

利用できる機能等 無料プラン 有料プラン
(タレント会員)
有料プラン
(ハイクラス会員)
求人閲覧
※企業名は閲覧不可
求人への応募 公開求人
特集求人
企業掲載求人
ヘッドハンター求人
×
※年収1000万以上は不可
スカウトへの
受返信・応募
プラチナスカウト
通常スカウト ×
相談 通常
ヘッドハンター
ハイクラス専門
ヘッドハンター
× ×
料金(税抜) 0円 2980円 4980円

 

管理人が実際に利用した転職エージェント

リクルートエージェント:転職支援実績No.1、フォローが手厚い

ビズリーチ:ハイクラス求人に特化、転職後の平均年収840万円

森林研究・整備機構<FRMO>の初任給(大卒)

2019年の森林研究・整備機構<FRMO>の初任給(大卒)は、18万2200円です。

国家公務員の平均(21万200円)より低い水準(-28000円)、全独立行政法人の平均(19万400円)より低い水準(-8200円)です。

初任給(大卒) [円](2019年)
森林研究・整備機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
18万2200 21万200 19万400

 

森林研究・整備機構<FRMO>の推定生涯賃金

森林研究・整備機構<FRMO>の推定生涯賃金は、2億4973万円です。

国家公務員の平均(2億4647万円)より高い水準(+326万円)、全独立行政法人の平均(2億5662万円)より低い水準(-689万円)です。

推定生涯賃金 [円]
森林研究・整備機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2億4973万 2億4647万 2億5662万

※推定生涯賃金は、上記平均年収(年齢別)の23~60歳までを合計したものであり、退職金は含まれていません。

森林研究・整備機構<FRMO>のラスパイレス指数

2019年の森林研究・整備機構<FRMO>のラスパイレス指数は、108.7(年齢勘案)/ 106.1(年齢地域勘案)/ 106.8(年齢学歴勘案)/ 104.8(年齢地域学齢勘案)です。

年齢勘案、年齢地域勘案、年齢学歴勘案、年齢地域学齢勘案の全てにおいて国家公務員よりも高い水準です。

ラスパイレス指数 [-](2019年)
年齢勘案 年齢地域勘案 年齢学歴勘案 年齢地域学齢勘案
108.7 106.1 106.8 104.8

ラスパイレス指数とは

ラスパイレス指数とは、国家公務員と独立行政法人の給料を比較する際に使う統計上の指数です。国の行政職俸給表(一)適用職員の俸給月額を100とした場合における、独立行政法人の給料水準を表しています。算出方法は、国家公務員と独立行政法人の職員構成を同一と仮定し、学歴別、経験年数別に区分(勘案)した後、その区分毎の職員数に対して国家公務員と独立行政法人の平均給料月額をそれぞれ掛け合わせた結果を比較し、比率で表したものになります。

【総務省】ラスパイレス指数の算出方法(※地方公務員の例)

国家公務員に比べて給与水準が高くなっている理由

2019年の森林研究・整備機構<FRMO>の給与水準が高くなっている理由(所管の農林水産省が発表)は、以下の通りです。

職員の給与規程は、国家公務員の職員給与を規定している「一般職の職員給与に関する法律」等に準拠して規定しており、給与水準は国家公務員と同水準である。

指数が100を超えている要因は、当法人が人事交流及び全国異動が多いこと等により、単身赴任手当並びに広域異動手当の受給者の割合が多く、これらが調査対象に含まれていることが対国家公務員指数に影響していると推測される。

・単身赴任手当受給者の割合
16.1%(国:8.5%)
・広域異動手当受給者の割合
19.5%(国:13.9%)
※国の受給者割合は平成31年国家公務員給与等実態調査報告書に基づいて算出

まとめ

以上、『森林研究・整備機構<FRMO>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等』について解説してきました。

就職や転職等、今後のキャリアにおける意思決定の材料として参考にして頂ければ幸いです。

※記事の内容については十分に精査/確認しておりますが、もし誤記等がございましたらトップページ上部の「お問い合わせ」よりご連絡頂けますと幸いです。

出典/参考元


【総務省】独立行政法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準の公表

【総務省】平成31年国家公務員給与等実態調査

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況

一般財団法人 行政管理研究センター『独立行政法人・特殊法人総覧(令和2年度版)』ミツバ綜合印刷社、2021年(書籍)