「株式会社国際協力銀行<JBIC>」は、
“一般の金融機関が行う金融を補完し、我が国及び国際経済社会の健全な発展に寄与する”ことを目的とする財務省所管の特殊法人です。
株式会社国際協力銀行<JBIC>は、日本の対外経済政策の遂行を担う政府全額出資の政策金融機関です。
本記事では「株式会社国際協力銀行<JBIC>」の年収、ボーナス(賞与)、推定生涯賃金、就職偏差値(採用難易度)、国家公務員や他の特殊法人との比較等について解説します。
本記事の内容
● 株式会社国際協力銀行<JBIC>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金
● 株式会社国際協力銀行<JBIC>の特殊法人内における年収ランキング
● 株式会社国際協力銀行<JBIC>の特殊法人内における就職偏差値(採用難易度)
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本記事は各省庁等による公式情報等のデータを参考に、元独立行政法人職員である管理人エストが執筆しています。(データの出典/参考元は記事末尾に記載)
株式会社国際協力銀行<JBIC>の基本情報
株式会社国際協力銀行<JBIC>は、日本の対外経済政策の遂行を担う政府全額出資の政策金融機関として、2012年に発足しました。
主な業務としては、重要資源の海外における開発および取得の促進、日本産業の国際競争力維持および向上、国際金融秩序の混乱防止または被害対処等を行っています。
法人名 | 株式会社国際協力銀行(Japan Bank for International Cooperation) |
略称、通称 | -( JBIC ) |
法人種別 | 特殊法人 |
所管 | 財務省 |
設立 | 2012年4月1日 |
所在地 | 東京都千代田区大手町1-4-1 |
資本金 | 1兆9638億円(政府全額出資) |
従業員 | 657人(2021年6月21日現在) |
拠点 | 本店(東京都千代田区) 大阪支店(大阪府大阪市) 海外事務所(シンガポール、北京、バンコク、ハノイ、ジャカルタ、マニラ、ニューデリー、シドニー、ロンドン、モスクワ、パリ、イスタンブール、ドバイ、ニューヨーク、ワシントン、ブエノスアイレス、メキシコシティー、リオデジャネイロ) |
代表者 | 前田 匡史 |
沿革 | 1950年 日本輸出入銀行(発足) 1999年 国際協力銀行(発足)※日本輸出入銀行と海外経済協力基金が統合 2012年 株式会社国際協力銀行(発足) |
公式サイト | https://www.jbic.go.jp/ |
株式会社国際協力銀行<JBIC>の年収、ボーナス(賞与)、平均年齢
2020年度の株式会社国際協力銀行<JBIC>の平均年収は824.5万円、平均ボーナスは236.3万円、平均年齢は39.3歳です。(事務・技術系職員/対象人員395人)
株式会社国際協力銀行(2020年) | |||
平均年収 [万円] | 平均ボーナス [万円] | 平均年齢 [歳] | 対象人員 [人] |
824.5 | 236.3 | 39.3 | 395 |
※本記事では特に職種の記載が無い場合、全て事務・技術系職員のものを示します
平均年収(年度別)
株式会社国際協力銀行<JBIC>の平均年収(年度別:2004~2020年)は、824.5~835.7万円です。
国家公務員の平均(610.6~689.2万円)より高い水準(+146.5~+213.9万円)、全特殊法人の平均(786.7~885.7万円)と同等の水準(-50.0~+37.8万円)です。 ー
平均年収(年度別)[万円] | |||
年度 [年] | 株式会社国際協力銀行 | 国家公務員(全職種)の平均 | 全特殊法人の平均 |
2020 | 824.5 | 684.7 | 797.4 |
2019 | 834.3 | 689.2 | 804.5 |
2018 | 826.8 | 686.3 | 804.6 |
2017 | 835.7 | 683.8 | 808.0 |
2016 | ※1 | 680.4 | 808.9 |
2015 | ※1 | 674.7 | 803.1 |
2014 | ※1 | 668.8 | 798.3 |
2013 | ※1 | 613.8 | 786.7 |
2012 | ※1 | 610.6 | 788.1 |
2011 | ※1 | 653.4 | 826.4 |
2010 | ※1 | 651.6 | 834.7 |
2009 | ※1 | 656.4 | 841.9 |
2008 | ※1 | 666.6 | 885.7 |
2007 | ※1 | 662.7 | 871.4 |
2006 | ※1 | 659.1 | 873.6 |
2005 | ※1 | 659.6 | 805.7 |
2004 | ※1 | 656.7 | ※1 |
※1:データ無し
平均ボーナス(年度別)
株式会社国際協力銀行<JBIC>の平均ボーナス(年度別:2004~2020年)は、236.3~240.2万円です。
国家公務員の平均(151.2~188.0万円)より高い水準(+52.2~+85.1万円)です。 ー
平均ボーナス(年度別)[万円] | |||
年度 [年] | 株式会社国際協力銀行 | 国家公務員(全職種)の平均 | 全特殊法人の平均 |
2020 | 236.3 | 185.9 | ※2 |
2019 | 240.2 | 188.0 | ※2 |
2018 | 236.7 | 185.7 | ※2 |
2017 | 238.2 | 183.5 | ※2 |
2016 | ※2 | 179.5 | ※2 |
2015 | ※2 | 174.9 | ※2 |
2014 | ※2 | 170.3 | ※2 |
2013 | ※2 | 152.0 | ※2 |
2012 | ※2 | 151.2 | ※2 |
2011 | ※2 | 161.8 | ※2 |
2010 | ※2 | 161.4 | ※2 |
2009 | ※2 | 168.7 | ※2 |
2008 | ※2 | 181.8 | ※2 |
2007 | ※2 | 180.7 | ※2 |
2006 | ※2 | 178.3 | ※2 |
2005 | ※2 | 178.4 | ※2 |
2004 | ※2 | 176.2 | ※2 |
※2:データ無し
平均年齢(年度別)
株式会社国際協力銀行<JBIC>の平均年齢(年度別:2004~2020年)は、39.3~40.4歳です。
国家公務員の平均(40.9~43.3歳)より低い水準(-2.9~-1.6歳)、全特殊法人の平均(41.0~42.0歳)より低い水準(-1.7~-1.6歳)です。 ー
平均年齢(年度別)[歳] | |||
年度 [年] | 株式会社国際協力銀行 |
国家公務員(全職種)の平均 |
全特殊法人の平均 |
2020 | 39.3 | 42.9 | 41.4 |
2019 | 39.8 | 43.1 | 41.3 |
2018 | 39.8 | 43.1 | 41.8 |
2017 | 40.4 | 43.2 | 41.9 |
2016 | ※3 | 43.3 | 42.0 |
2015 | ※3 | 43.3 | 41.7 |
2014 | ※3 | 43.3 | 41.4 |
2013 | ※3 | 43.0 | 41.1 |
2012 | ※3 | 42.8 | 41.0 |
2011 | ※3 | 42.5 | 41.2 |
2010 | ※3 | 42.2 | 41.3 |
2009 | ※3 | 41.9 | 41.4 |
2008 | ※3 | 41.6 | 41.4 |
2007 | ※3 | 41.4 | 41.7 |
2006 | ※3 | 41.2 | 41.6 |
2005 | ※3 | 41.0 | 41.7 |
2004 | ※3 | 40.9 | ※3 |
※3:データ無し
平均年収(年齢別)
2020年度の株式会社国際協力銀行<JBIC>の平均年収(年齢別)は、679.1万円(30歳時)/ 832.0万円(40歳時)/ 946.5万円(50歳時)です。
国家公務員の平均(540.7万円(30歳時)/ 662.4万円(40歳時)/ 753.6万円(50歳時))より高い水準(+138.4万円(30歳時)/ +169.5万円(40歳時)/ +192.9万円(50歳時))です。
全特殊法人の平均(640.0万円(30歳時)/ 784.1万円(40歳時)/ 892.0万円(50歳時))より高い水準(+39.1万円(30歳時)/ +47.9万円(40歳時)/ +54.5万円(50歳時))です。
ー
平均年収(年齢別)[万円] | |||
年齢 [歳] | 株式会社国際協力銀行 |
国家公務員(全職種)の平均 |
全特殊法人の平均 |
23 | 567.7 | 452.0 | 535.0 |
24 | 583.3 | 464.5 | 549.8 |
25 | 598.1 | 476.3 | 563.7 |
26 | 613.0 | 488.1 | 577.7 |
27 | 628.4 | 500.3 | 592.2 |
28 | 644.5 | 513.2 | 607.4 |
29 | 661.5 | 526.7 | 623.4 |
30 | 679.1 | 540.7 | 640.0 |
31 | 697.1 | 555.1 | 657.0 |
32 | 715.2 | 569.5 | 674.1 |
33 | 733.1 | 583.7 | 690.9 |
34 | 750.3 | 597.5 | 707.2 |
35 | 766.8 | 610.5 | 722.7 |
36 | 782.2 | 622.8 | 737.2 |
37 | 796.4 | 634.1 | 750.5 |
38 | 809.4 | 644.4 | 762.8 |
39 | 821.2 | 653.8 | 773.9 |
40 | 832.0 | 662.4 | 784.1 |
41 | 841.9 | 670.4 | 793.5 |
42 | 851.4 | 678.0 | 802.4 |
43 | 860.8 | 685.4 | 811.3 |
44 | 870.4 | 693.0 | 820.3 |
45 | 880.5 | 701.1 | 829.8 |
46 | 891.6 | 709.9 | 840.3 |
47 | 903.7 | 719.6 | 851.7 |
48 | 917.1 | 730.2 | 864.3 |
49 | 931.5 | 741.7 | 877.8 |
50 | 946.5 | 753.6 | 892.0 |
51 | 961.5 | 765.6 | 906.2 |
52 | 975.3 | 776.6 | 919.1 |
53 | 986.2 | 785.3 | 929.5 |
54 | 992.1 | 790.0 | 935.0 |
55 | 990.2 | 788.4 | 933.2 |
56 | 976.6 | 777.6 | 920.4 |
57 | 947.0 | 754.1 | 892.5 |
58 | 895.9 | 713.3 | 844.3 |
59 | 816.6 | 650.2 | 769.6 |
60 | 701.2 | 558.3 | 660.9 |
ー
※年齢別の平均年収は、厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」の年齢別年収を参考に、各平均年収及び平均年齢から推計しています。
ー
平均年収(役職別)
2020年度の株式会社国際協力銀行<JBIC>の平均年収(役職別)は、2357.2万円(法人の長)/ 1816.6万円(マネジメントバンド)/ 1528.7万円(マネージャーバンド)/ 573.0万円(非管理職)です。
ー
平均年収(役職別)[万円](2020年) | ||
役職 |
株式会社国際協力銀行 |
平均年齢 [歳] |
法人の長 | 2357.2 | ※4 |
マネジメントバンド | 1816.6 | 50.9 |
マネージャーバンド | 1528.7 | 46.1 |
非管理職 | 573.0 | 36.9 |
※4:データ開示無し
平均年収(職種別)
2020年度の株式会社国際協力銀行<JBIC>の平均年収(職種別)は、824.5万円(事務・技術職)/ 1939.5万円(指定職相当職員)/ 1665.2万円(在外職員)です。
ー
株式会社国際協力銀行(2020年) | ||||
職種 | 平均年収 [万円] | 平均ボーナス [万円] | 平均年齢 [歳] | 対象人員 [人] |
事務・技術職 | 824.5 | 236.3 | 39.3 | 395 |
指定職相当職員 | 1939.5 | 606.6 | 54.2 | 10 |
在外職員 | 1665.2 | 253.1 | 42.4 | 35 |
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特殊法人内における年収ランキング
2020年度の株式会社国際協力銀行<JBIC>の平均年収は、特殊法人33法人のうち第11位です。全特殊法人の平均を偏差値50とした時、偏差値52.1です。
「平均年収 階級別法人数」及び「平均年収-平均年齢」を以下に示します。株式会社国際協力銀行<JBIC>の平均年収は、全特殊法人の中で高い水準です。
株式会社国際協力銀行 | ||
平均年収 [万円](平均年齢 [歳]) | ランキング | 偏差値 |
824.5(39.3) | 11位 (全33法人) | 52.1 |
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特殊法人(全33法人)の年収ランキングの詳細については、以下記事をご覧ください。
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特殊法人内における就職偏差値(採用難易度)ランキング
2020年度の株式会社国際協力銀行<JBIC>の就職偏差値(採用難易度)は、特殊法人33法人のうち第23位です。全特殊法人の平均を偏差値50とした時、偏差値~45です。
株式会社国際協力銀行<JBIC>への転職難易度は低い水準です。
株式会社国際協力銀行 | ||
ランキング | 就職偏差値(採用難易度) | |
23位 (全33法人) | ~45 |
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特殊法人(全33法人)の就職偏差値(採用難易度)の詳細については、以下記事をご覧ください。
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株式会社国際協力銀行<JBIC>へ転職するためには
株式会社国際協力銀行<JBIC>等の特殊法人への転職や年収アップを実現するなら、転職エージェントへの登録をおすすめします。
転職エージェントとのやりとりには時間や手間がかかりますが、それを大きく上回るメリットがあります。(管理人は転職エージェントを利用し、財閥系大企業から内定を獲得し転職しました)
管理人が経験上、転職エージェントへの登録をおすすめする理由は、大きく分けて以下の3つです。
①: 全て無料で利用できる
②: 転職を有利に進めることができる
➡ 最新の非公開求人を入手できる
➡ 受験する企業の面接で過去にされた質問を教えてくれる
➡ 模擬面接を実施してくれる
➡ 企業との年収交渉を代わりに行ってくれる
➡ 分からないことや不安なことは何でも質問できる
③: プロから見た自分の市場価値を把握し、キャリアを整理できる
転職エージェントについては2~3社登録し、併用することをおすすめします。(管理人も実際に併用しました)
理由は、①多くの視点から支援してもらえる、②自分と相性の良い担当者に出会える可能性が高まる、③その転職エージェントだけが持つ独自の非公開求人を紹介してもらえる等です。
転職エージェントの併用は、転職エージェント側も推奨していることであり全く問題ありませんので、ぜひ積極的に活用しましょう。
無料登録後、担当者とキャリアカウンセリングという面談を実施してからサービス開始となりますが、面談は電話で完了できて対面不要ですので安心してください。
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以下では、管理人が実際に利用した転職エージェントについて紹介します。
リクルートエージェント
管理人が実際に利用した転職エージェント①は、リクルートエージェントです。
転職支援実績No.1だけあってフォローが非常に手厚く、リクルートエージェント側からの提案で模擬面接を実施してくれ、「良い受け答えができており、面接は問題無い」と言ってもらえたことは大きな自信になりました。
また、面接前に受験先企業の事業や成長戦略等をまとめた資料をいただいたのですが、その中から本番の面接で質問があり、しっかり答えることができたことも非常にありがたかったです。
管理人はリクルートエージェントのおかげで、東証一部上場の大企業から内定を獲得することができました。
ビズリーチ
管理人が実際に利用した転職エージェント②は、ビズリーチです。
ハイクラス求人に特化したスカウト主体の転職活動が特徴であり、登録後は基本的に企業やヘッドハンターからのスカウトを待つことになります。(プラチナスカウト:企業やヘッドハンターからの送付回数が限定されている合格可能性が高いスカウト、通常スカウト:送付回数が限定されていないスカウト)
登録時、職務経歴書や現在年収等の登録内容をもとに、ビズリーチ独自の審査基準により会員属性が自動的に決定されます。(タレント会員 or ハイクラス会員)
また、ビズリーチには無料プランと有料プラン(タレント会員:2980円、ハイクラス会員:4980円)があり利用できる機能に差がありますが、無料のお試し期間(最大97日間)であれば有料プランの機能を全て利用可能です。
管理人の経験上、無料でハイクラス求人に巡り合うチャンスを逃さない(プラチナスカウトの受信と応募が可能)ために、ひとまず無料登録後の職務経歴書登録まで完了しておくことをおすすめします。
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利用できる機能等 | 無料プラン | 有料プラン (タレント会員) |
有料プラン (ハイクラス会員) |
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求人閲覧 | △ ※企業名は閲覧不可 |
〇 | 〇 | |
求人への応募 | 公開求人 特集求人 |
〇 | 〇 | 〇 |
企業掲載求人 ヘッドハンター求人 |
× | △ ※年収1000万以上は不可 |
〇 | |
スカウトへの 受返信・応募 |
プラチナスカウト | 〇 | 〇 | 〇 |
通常スカウト | × | 〇 | 〇 | |
相談 | 通常 ヘッドハンター |
〇 | 〇 | 〇 |
ハイクラス専門 ヘッドハンター |
× | × | 〇 | |
料金(税抜) | 0円 | 2980円 | 4980円 |
管理人が実際に利用した転職エージェント
● リクルートエージェント:転職支援実績No.1、フォローが手厚い
● ビズリーチ:ハイクラス求人に特化、転職後の平均年収840万円
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株式会社国際協力銀行<JBIC>の初任給(大卒)
2020年の株式会社国際協力銀行<JBIC>の初任給(大卒)は、20万5000円です。
国家公務員の平均(22万6000円)より低い水準(-21000円)、全特殊法人の平均(20万7510円)より低い水準(-2510円)です。
初任給(大卒) [円](2020年) | ||
株式会社国際協力銀行 |
国家公務員(全職種)の平均 |
全特殊法人の平均 |
20万5000 | 22万6000 | 20万7510 |
株式会社国際協力銀行<JBIC>の推定生涯賃金
株式会社国際協力銀行<JBIC>の推定生涯賃金は、3億817万円です。
国家公務員の平均(2億4538万円)より高い水準(+6279万円)、全特殊法人の平均(2億9044万円)より高い水準(+1774万円)です。
推定生涯賃金 [円] | ||
株式会社国際協力銀行 |
国家公務員(全職種)の平均 |
全特殊法人の平均 |
3億817万 | 2億4538万 | 2億9044万 |
※推定生涯賃金は、上記平均年収(年齢別)の23~60歳までを合計したものであり、退職金は含まれていません
株式会社国際協力銀行<JBIC>のラスパイレス指数
2020年の株式会社国際協力銀行<JBIC>のラスパイレス指数は、132.2(年齢勘案)/ 117.3(年齢地域勘案)/ 129.4(年齢学歴勘案)/ 115.4(年齢地域学齢勘案)です。
年齢勘案、年齢地域勘案、年齢学歴勘案、年齢地域学齢勘案の全てにおいて国家公務員よりも高い水準です。
ラスパイレス指数 [-](2019年) | |||
年齢勘案 | 年齢地域勘案 | 年齢学歴勘案 | 年齢地域学齢勘案 |
132.2 | 117.3 | 129.4 | 115.4 |
国家公務員に比べて給与水準が高くなっている理由
2020年の株式会社国際協力銀行<JBIC>の給与水準が国家公務員に比べて高くなっている理由(所管の財務省が発表)は、以下の通りです。
1.高い専門性を有する人材の確保
当行は日本及び国際社会の健全な発展に寄与するため、海外における大規模プロジェクト向け出融資等の業務を遂行しており、こうした業務を遂行するためには高度な専門知識(国際金融等)・能力(語学力、国際交渉力等)を有する人材の確保が必要であるため、大学・大学院卒の割合が高くなっており、同種の国際業務展開を行う民間銀行等の給与水準を踏まえ、このような人材確保に見合った給与水準を維持する必要がある。
2.職務環境を踏まえた処遇の反映
在職地域が東京都特別区に集中していることから、同種の国際業務展開を行う民間銀行等の給与水準を踏まえ、このような職務環境に見合った給与水準を維持する必要がある。
3.参考となるデータ
地域・学歴勘案の対国家公務員指数は「115.4」となり、勘案前の「132.2」から「16.8」ポイント低下する。その他、参考となるデータは以下のとおり。
① 民間金融機関との比較例
年間平均給与 | 平均年齢 | |
当行 | 824.5万円 | (注1) |
民間金融機関 | 931.2万円 | (注2) |
注1:当行のデータは、常勤職員(事務・技術職員)のもの(39.3歳)。
注2:民間金融機関のデータは、A社(39歳10月)、B社(42.7歳)、C社(40.6歳)、D社(37歳4月)、E社(39.6歳)、F社(38.2歳)各社の平均年間給与(出所:有価証券報告書(2020年3月期))の平均額。
② 学歴別の人員構成
大学卒 | 短大卒 | 高校卒 | |
当行 | 93.2% | 3.0% | 3.8% |
国家公務員行政職(一) | 59.4% | 12.6% | 27.9% |
注1:大学卒には修士課程及び博士課程修了者を、短大卒には高等専門学校卒業者を含む。
なお、大学卒に含まれる修士課程及び博士課程修了者は、全体の20.0%を占める。
注2:当行のデータは、常勤職員(事務・技術職員)のもの。
注3:国家公務員のデータは、令和2年国家公務員給与等実態調査出所。
③ 地域別の人員構成
1級地 | 2級地 | その他 | |
当行 | 97.0% | 3.0% | 0.0% |
国家公務員行政職(一) | 32.1% | 6.7% | 61.2% |
注1:区分は、国家公務員の地域手当支給地区分による。
注2:当行のデータは、常勤職員(事務・技術職員)のもの。
注3:国家公務員のデータは、令和2年国家公務員給与等実態調査出所。
まとめ
以上、『株式会社国際協力銀行<JBIC>の年収、ボーナス(賞与)、推定生涯賃金、就職偏差値(採用難易度)、国家公務員や他の特殊法人との比較等』について解説してきました。
就職や転職等、今後のキャリアにおける意思決定の材料として参考にして頂ければ幸いです。
※記事の内容については十分に精査/確認しておりますが、もし誤記等がございましたらトップページ上部の「お問い合わせ」よりご連絡頂けますと幸いです。
出典/参考元
【総務省】特殊法人等の役員の報酬等及び職員の給与の水準の公表
一般財団法人 行政管理研究センター『独立行政法人・特殊法人総覧(令和2年度版)』ミツバ綜合印刷社、2021年(書籍)