独立行政法人

【平均年収704万円】日本学生支援機構<JASSO>の年収、ボーナス(賞与)、推定生涯賃金、就職偏差値(採用難易度)

「日本学生支援機構<JASSO>」は、”学資貸与・修学援助・相談・指導・学生交流を行うことにより大学等の修学環境を整備し、人材育成及び国際相互理解の増進に寄与する”ことを目的とする文部科学省所管の独立行政法人です。

日本学生支援機構<JASSO>の目的詳細

「日本学生支援機構<JASSO>」は、

教育の機会均等に寄与するために学資の貸与その他学生等(大学及び高等専門学校の学生並びに専修学校の専門課程の生徒をいう。以下同じ)の修学の援助を行い、大学等(大学、高等専門学校及び専門課程を置く専修学校をいう。以下同じ) が学生等に対して行う修学、進路選択その他の事項に関する相談及び指導について支援を行うとともに、留学生交流(外国人留学生の受入れ及び外国への留学生の派遣をいう。以下同じ)の推進を図るための事業を行うことにより、我が国の大学等において学ぶ学生等に対する適切な修学の環境を整備し、もって次代の社会を担う豊かな人間性を備えた創造的な人材の育成に資するとともに、国際相互理解の増進に寄与する

ことを目的とする文部科学省所管の独立行政法人です。

本記事では「日本学生支援機構<JASSO>」の年収、ボーナス(賞与)、推定生涯賃金、就職偏差値(採用難易度)、国家公務員や他の独立行政法人との比較等について解説します。

本記事の内容

日本学生支援機構<JASSO>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

日本学生支援機構<JASSO>の独立行政法人内における年収ランキング

日本学生支援機構<JASSO>の独立行政法人内における就職偏差値(採用難易度)

本記事は各省庁による公式情報等のデータを参考に、元独立行政法人職員である管理人エストが執筆しています。(データの出典/参考元は記事末尾に記載)



日本学生支援機構<JASSO>の基本情報

日本学生支援機構<JASSO>は、学生支援事業を総合的に実施する中核機関として、2004年に独立行政法人化されました。

主な業務としては、学生への奨学金支援、留学生支援、学生生活支援等を行っています。

日本学生支援機構<JASSO>の業務詳細
「日本学生支援機構<JASSO>」の業務は、

1. 経済的理由により修学に困難がある優れた学生等に対し、学資の貸与その他必要な援助を行うこと

2. 外国人留学生、我が国に留学を志願する外国人及び外国に派遣される留学生に対し、学資の支給その他必要な援助を行うこと

3. 外国人留学生の寄宿舎その他の留学生交流の推進を図るための事業の拠点となる施設の設置及び運営を行うこと

4. 我が国に留学を志願する外国人に対し、大学等において教育を受けるために必要な学習の達成の程度を判定することを目的とする試験を行うこと

5. 外国人留学生に対し、日本語教育を行うこと

6. 外国人留学生の寄宿舎を設置する者又はその設置する施設を外国人留学生の居住の用に供する者に対する助成金の支給を行うこと

7. 留学生交流の推進を目的とする催しの実施、情報及び資料の収集、整理及び提供その他留学生交流の推進を図るための事業を行うこと

8. 大学等が学生等に対して行う修学、進路選択、心身の健康その他の事項に関する相談及び指導に係る業務に関し、大学等の教育関係職員に対する専門的、技術的な研修を行うとともに、当該業務に関する情報及び資料を収集し、整理し、及び提供すること

9. 学生等の修学の環境を整備するための方策に関する調査及び研究を行うこと

10. 1~9の業務に附帯する業務を行うこと
上記の業務のほか、これらの業務の遂行に支障のない範囲内で、3の施設を一般の利用に供する業務を行うことができる

以上のように、日本学生支援機構法によって定められています。

法人名 日本学生支援機構(Japan Student Services Organization)
略称、通称 -( JASSO 「ジャッソ」 )
独立行政法人種別 中期目標管理法人
所管 文部科学省
設立 2004年4月1日
所在地 神奈川県横浜市緑区長津田町4259 S-3
資本金 1億円
従業員 540人(2020年4月1日現在)
拠点 北海道札幌市・宮城県仙台市・東京都新宿区・神奈川県横浜市・愛知県名古屋市・大阪府大阪市・広島県広島市・福岡県福岡市
代表者 吉岡 知哉
沿革 1943年 大日本育英会(創立)
1953年 日本育英会(名称変更)※①

1957年 日本国際教育協会 (開設)※②

1945年 財団法人勤労学徒援護会 (設立)
1989年 財団法人内外学生センター(名称変更)※③

1945年 国際学友会 (創立)※④

1956年 関西国際学友会(開館)※⑤

2004年 日本学生支援機構(独立行政法人化)※①、②、③、④、⑤を統合設立
公式サイト https://www.jasso.go.jp/

日本学生支援機構<JASSO>の年収、ボーナス(賞与)、平均年齢

2019年度の日本学生支援機構<JASSO>の平均年収は703.7万円、平均ボーナスは192.5万円平均年齢は45.6歳です。(事務・技術系職員/対象人員335人)

日本学生支援機構(2019年)
平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳] 対象人員 [人]
703.7 192.5 45.6 335

※本記事では特に職種の記載が無い場合、全て事務・技術系職員のものを示します


平均年収(年度別)

日本学生支援機構<JASSO>の平均年収(年度別:2003~2019年)は、627.8~785.0万円です。

国家公務員の平均(610.6~689.2万円)より高い水準(+17.2~+95.8万円)、全独立行政法人の平均(634.1~736.3万円)より概ね高い水準(-6.3~+48.7万円)です。


平均年収(年度別)[万円]
年度 [年] 日本学生支援機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 703.7 689.2 702.7
2018 703.4 686.3 700.1
2017 699.6 683.8 697.3
2016 719.0 680.4 686.6
2015 689.2 674.7 676.8
2014 664.9 668.8 662.7
2013 627.8 613.8 634.1
2012 671.3 610.6 646.0
2011 728.7 653.4 692.6
2010 727.4 651.6 695.1
2009 741.8 656.4 710.5
2008 752.6 666.6 730.6
2007 745.0 662.7 734.2
2006 785.0 659.1 732.6
2005 785.0 659.6 736.3
2004 770.9 656.7 732.3
2003 ※1 679.0 728.4

※1:2004年独立行政法人化のため

平均ボーナス(年度別)

日本学生支援機構<JASSO>の平均ボーナス(年度別:2003~2019年)は、163.9~202.7万円です。

国家公務員の平均(151.2~188.0万円)より高い水準(+12.7~+14.7万円)、全独立行政法人の平均(179.2~183.0万円)と概ね同等の水準(-15.3~+19.7万円)です。


平均ボーナス(年度別)[万円]
年度 [年] 日本学生支援機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 192.5 188.0 183.0
2018 189.7 185.7 180.6
2017 186.3 183.5 179.2
2016 187.6 179.5 ※4
2015 ※2 174.9 ※4
2014 ※2 170.3 ※4
2013 ※2 152.0 ※4
2012 163.9 151.2 ※4
2011 178.4 161.8 ※4
2010 177.0 161.4 ※4
2009 188.7 168.7 ※4
2008 202.7 181.8 ※4
2007 ※2 180.7 ※4
2006 ※2 178.3 ※4
2005 ※2 178.4 ※4
2004 ※2 176.2 ※4
2003 ※3 182.2 ※4

※2:該当データ無
※3:2004年独立行政法人化のため

※4:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年齢(年度別)

日本学生支援機構<JASSO>の平均年齢(年度別:2003~2019年)は、42.8~45.7歳です。

国家公務員の平均(40.9~43.3歳)より高い水準(+1.9~+2.4歳)、全独立行政法人の平均(41.2~43.6歳)より高い水準(+1.6~+2.1歳)です。


平均年齢(年度別)[歳]
年度 [年] 日本学生支援機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 45.6 43.1 41.2
2018 45.2 43.1 41.3
2017 44.8 43.2 41.5
2016 45.7 43.3 ※6
2015 45.3 43.3 43.6
2014 44.1 43.3 43.6
2013 45.7 43.0 43.6
2012 44.7 42.8 43.6
2011 44.7 42.5 43.5
2010 44.4 42.2 43.5
2009 44.1 41.9 43.5
2008 43.9 41.6 43.4
2007 43.6 41.4 43.3
2006 44.0 41.2 43.4
2005 43.8 41.0 43.3
2004 42.8 40.9 43.2
2003 ※5 41.6 42.7

※5:2004年独立行政法人化のため
※6:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年収(年齢別)

2019年度の日本学生支援機構<JASSO>の平均年収(年齢別)は、538.8万円(30歳時)/ 660.0万円(40歳時)/ 750.9万円(50歳時)です。

国家公務員の平均(543.1万円(30歳時)/ 665.4万円(40歳時)/ 757.0万円(50歳時))より低い水準(-4.4万円(30歳時)/ -5.4万円(40歳時)/ -6.1万円(50歳時))です。

全独立行政法人の平均(565.5万円(30歳時)/ 692.8万円(40歳時)/ 788.2万円(50歳時))より低い水準(-26.7万円(30歳時)/ -32.8万円(40歳時)/ -37.3万円(50歳時))です。


平均年収(年齢別)[万円]
年齢 [歳] 日本学生支援機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
23 450.4 454.0 472.7
24 462.8 466.5 485.8
25 474.5 478.4 498.1
26 486.3 490.2 510.4
27 498.5 502.6 523.2
28 511.3 515.5 536.7
29 524.8 529.1 550.8
30 538.8 543.1 565.5
31 553.0 557.5 580.5
32 567.4 572.0 595.6
33 581.6 586.3 610.4
34 595.3 600.1 624.8
35 608.3 613.3 638.5
36 620.5 625.6 651.3
37 631.8 636.9 663.1
38 642.1 647.3 674.0
39 651.5 656.8 683.8
40 660.0 665.4 692.8
41 667.9 673.4 701.1
42 675.5 681.0 709.0
43 682.9 688.4 716.8
44 690.5 696.1 724.8
45 698.5 704.2 733.2
46 707.3 713.1 742.4
47 716.9 722.8 752.5
48 727.5 733.5 763.6
49 738.9 745.0 775.6
50 750.9 757.0 788.2
51 762.8 769.0 800.6
52 773.7 780.0 812.1
53 782.4 788.8 821.2
54 787.1 793.5 826.2
55 785.5 791.9 824.5
56 774.8 781.1 813.2
57 751.3 757.4 788.6
58 710.7 716.5 746.0
59 647.8 653.1 679.9
60 556.3 560.8 583.9

※年齢別の平均年収は、厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」の年齢別年収を参考に、各平均年収及び平均年齢から推計しています。

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査の概況

平均年収(役職別)

2019年度の日本学生支援機構<JASSO>の平均年収(役職別)は、1640.3万円(法人の長)/ 1189.6万円(部長)/ 936.2万円(課長)/ 614.7万円(係長)/ 530.5万円(主任)/ 404.8万円(係員)です。


平均年収(役職別)[万円](2019年)
役職
日本学生支援機構 平均年齢 [歳]
法人の長 1640.3 ※7
部長 1189.6 57.3
課長 936.2 52.8
係長 614.7 44.2
主任 530.5 42.6
係員 404.8 38.9

※7:情報開示無し

平均年収(職種別)

2019年度の日本学生支援機構<JASSO>の平均年収(職種別)は、703.7万円(事務・技術職)/ 833.5万円(研究職)です。


日本学生支援機構(2019年)
職種 平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳]  対象人員 [人]
事務技術職 703.7 192.5 45.6 335
研究職 833.5 227.8 47.0 10

独立行政法人内における年収ランキング

2019年度の日本学生支援機構<JASSO>の平均年収は、独立行政法人87法人のうち第53位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値48.3です。

「平均年収 階級別法人数」及び「平均年収-平均年齢」を以下に示します。日本学生支援機構<JASSO>の平均年収は、全独立行政法人の中で低い水準です。

日本学生支援機構
平均年収 [万円] ランキング 偏差値
703.7 53位 (全87法人) 48.3
ー
ー
ー


独立行政法人(全87法人)の年収ランキングの詳細については、以下記事をご覧ください。

【全87法人】独立行政法人の年収ランキング(最新年度年収・30歳時年収・推定生涯賃金)「独立行政法人」とは、"公共上確実に実施されることが必要で、国が主体となって実施する必要はないが、民間では実施されないおそれがある事業を...

独立行政法人内における就職偏差値(採用難易度)ランキング

2020年度の日本学生支援機構<JASSO>の就職偏差値(採用難易度)は、独立行政法人87法人のうち第2位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値71.5です。

日本学生支援機構<JASSO>への転職難易度は高い水準です。

日本学生支援機構
ランキング 就職偏差値(採用難易度)
2位 (全87法人) 71.5


独立行政法人(全87法人)の就職偏差値(採用難易度)の詳細については、以下記事をご覧ください。

【全87法人】独立行政法人の就職偏差値(採用難易度)とおすすめの穴場「独立行政法人」とは、"公共上確実に実施されることが必要で、国が主体となって実施する必要はないが、民間では実施されないおそれがある事業を...

日本学生支援機構<JASSO>へ転職するためには

日本学生支援機構<JASSO>等の独立行政法人への転職や年収アップを実現するなら、転職エージェントへの登録をおすすめします。

転職エージェントとのやりとりには時間や手間がかかりますが、それを大きく上回るメリットがあります。(管理人は転職エージェントを利用し、財閥系大企業から内定を獲得し転職しました)

管理人が経験上、転職エージェントへの登録をおすすめする理由は、大きく分けて以下の3つです。

①: 全て無料で利用できる

②: 転職を有利に進めることができる

  ➡ 最新の非公開求人を入手できる

  ➡ 受験する企業の面接で過去にされた質問を教えてくれる

  ➡ 模擬面接を実施してくれる

  ➡ 企業との年収交渉を代わりに行ってくれる

  ➡ 分からないことや不安なことは何でも質問できる

③: プロから見た自分の市場価値を把握し、キャリアを整理きる


転職エージェントについては2~3社登録し、併用
することをおすすめします。(管理人も実際に併用しました)

理由は、①多くの視点から支援してもらえる、②自分と相性の良い担当者に出会える可能性が高まる、③その転職エージェントだけが持つ独自の非公開求人を紹介してもらえる等です。

転職エージェントの併用は、転職エージェント側も推奨していることであり全く問題ありませんので、ぜひ積極的に活用しましょう。

無料登録後、担当者とキャリアカウンセリングという面談を実施してからサービス開始となりますが、面談は電話で完了できて対面不要ですので安心してください。


以下では、管理人が実際に利用した転職エージェントについて紹介します。

リクルートエージェント


管理人が実際に利用した転職エージェント①は、リクルートエージェントです。

転職支援実績No.1だけあってフォローが非常に手厚く、リクルートエージェント側からの提案で模擬面接を実施してくれ、「良い受け答えができており、面接は問題無い」と言ってもらえたことは大きな自信になりました。

また、面接前に受験先企業の事業や成長戦略等をまとめた資料をいただいたのですが、その中から本番の面接で質問があり、しっかり答えることができたことも非常にありがたかったです。

管理人はリクルートエージェントのおかげで、東証一部上場の大企業から内定を獲得することができました。

ビズリーチ


管理人が実際に利用した転職エージェント②は、ビズリーチです。

ハイクラス求人に特化したスカウト主体の転職活動が特徴であり、登録後は基本的に企業やヘッドハンターからのスカウトを待つことになります。(プラチナスカウト:企業やヘッドハンターからの送付回数が限定されている合格可能性が高いスカウト、通常スカウト:送付回数が限定されていないスカウト

登録時、職務経歴書や現在年収等の登録内容をもとに、ビズリーチ独自の審査基準により会員属性が自動的に決定されます。(タレント会員 or ハイクラス会員

また、ビズリーチには無料プランと有料プラン(タレント会員:2980円、ハイクラス会員:4980円)があり利用できる機能に差がありますが、無料のお試し期間(最大97日間)であれば有料プランの機能を全て利用可能です。

管理人の経験上、無料でハイクラス求人に巡り合うチャンスを逃さない(プラチナスカウトの受信と応募が可能)ために、ひとまず無料登録後の職務経歴書登録まで完了しておくことをおすすめします。

利用できる機能等 無料プラン 有料プラン
(タレント会員)
有料プラン
(ハイクラス会員)
求人閲覧
※企業名は閲覧不可
求人への応募 公開求人
特集求人
企業掲載求人
ヘッドハンター求人
×
※年収1000万以上は不可
スカウトへの
受返信・応募
プラチナスカウト
通常スカウト ×
相談 通常
ヘッドハンター
ハイクラス専門
ヘッドハンター
× ×
料金(税抜) 0円 2980円 4980円

 

管理人が実際に利用した転職エージェント

リクルートエージェント:転職支援実績No.1、フォローが手厚い

ビズリーチ:ハイクラス求人に特化、転職後の平均年収840万円

日本学生支援機構<JASSO>の初任給(大卒)

2019年の日本学生支援機構<JASSO>の初任給(大卒)は、18万2200円です。

国家公務員の平均(21万200円)より低い水準(-28000円)、全独立行政法人の平均(19万400円)より低い水準(-8200円)です。

初任給(大卒) [円](2019年)
日本学生支援機構 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
18万2200 21万200 19万400

 

日本学生支援機構<JASSO>の推定生涯賃金

日本学生支援機構<JASSO>の推定生涯賃金は、2億4448万円です。

国家公務員の平均(2億4647万円)より低い水準(-199万円)、全独立行政法人の平均(2億5662万円)より低い水準(-1214万円)です。

推定生涯賃金 [円]
日本学生支援機構 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2億4448万 2億4647万 2億5662万

※推定生涯賃金は、上記平均年収(年齢別)の23~60歳までを合計したものであり、退職金は含まれていません。

日本学生支援機構<JASSO>のラスパイレス指数

2019年の日本学生支援機構<JASSO>のラスパイレス指数は、93.9(年齢勘案)/ 84.1(年齢地域勘案)/ 91.5(年齢学歴勘案)/ 82.5(年齢地域学齢勘案)です。

年齢勘案、年齢地域勘案、年齢学歴勘案、年齢地域学齢勘案の全てにおいて国家公務員よりも低い水準です。

ラスパイレス指数 [-](2019年)
年齢勘案 年齢地域勘案 年齢学歴勘案 年齢地域学齢勘案
93.9 84.1 91.5 82.5

ラスパイレス指数とは

ラスパイレス指数とは、国家公務員と独立行政法人の給料を比較する際に使う統計上の指数です。国の行政職俸給表(一)適用職員の俸給月額を100とした場合における、独立行政法人の給料水準を表しています。算出方法は、国家公務員と独立行政法人の職員構成を同一と仮定し、学歴別、経験年数別に区分(勘案)した後、その区分毎の職員数に対して国家公務員と独立行政法人の平均給料月額をそれぞれ掛け合わせた結果を比較し、比率で表したものになります。

【総務省】ラスパイレス指数の算出方法(※地方公務員の例)


国家公務員に比べて給与水準が高くなっている理由

2019年の日本学生支援機構<JASSO>の給与水準が高くなっている理由(所管の文部科学省が発表)は、以下の通りです。

該当なし

※日本学生支援機構は国家公務員に比べて給与水準が下回っているため、上記理由となっています。

まとめ

以上、『日本学生支援機構<JASSO>の年収、ボーナス(賞与)、推定生涯賃金、就職偏差値(採用難易度)、国家公務員や他の独立行政法人との比較等』について解説してきました。

就職や転職等、今後のキャリアにおける意思決定の材料として参考にして頂ければ幸いです。

※記事の内容については十分に精査/確認しておりますが、もし誤記等がございましたらトップページ上部の「お問い合わせ」よりご連絡頂けますと幸いです。

出典/参考元


【総務省】独立行政法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準の公表

【総務省】平成31年国家公務員給与等実態調査

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況

一般財団法人 行政管理研究センター『独立行政法人・特殊法人総覧(令和2年度版)』ミツバ綜合印刷社、2021年(書籍)