独立行政法人の年収

【平均年収840万円】宇宙航空研究開発機構<JAXA>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

「宇宙航空研究開発機構<JAXA>」は、”宇宙科学に関する研究や人工衛星等の開発等を行い、技術水準向上や宇宙開発利用の促進を図る”ことを目的とする文部科学省所管の独立行政法人です。

宇宙航空研究開発機構<JAXA>の目的詳細
「宇宙航空研究開発機構<JAXA>」は、

大学との共同等による宇宙科学に関する学術研究、宇宙科学技術に関する基礎研究及び宇宙に関する基礎的研究開発並びに人工衛星等の開発、打上げ、追跡及び運用並びにこれらに関連する業務を、宇宙基本法第2条の宇宙の平和的利用に関する基本理念にのっとり、総合的かつ計画的に行うとともに、航空科学技術に関する基礎研究及び航空に関する基礎的研究開発並びにこれらに関連する業務を総合的に行うことにより、大学等における学術研究の発展、宇宙科学技術及び航空科学技術の水準の向上並びに宇宙の開発及び利用の促進を図る

ことを目的とする文部科学省所管の独立行政法人です。

本記事では「宇宙航空研究開発機構<JAXA>」の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等について解説します。

本記事の内容

宇宙航空研究開発機構<JAXA>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

宇宙航空研究開発機構<JAXA>の独立行政法人内における年収ランキング

宇宙航空研究開発機構<JAXA>の給与水準が国家公務員に比べて高い理由

本記事は各省庁による公式情報等のデータを参考に、独立行政法人職員である管理人エストが執筆しています。(データの出典/参考元は記事末尾に記載)



宇宙航空研究開発機構<JAXA>の基本情報

宇宙航空研究開発機構<JAXA>は、政府全体の宇宙開発利用を技術で支える中核的実施機関として、2003年に独立行政法人化されました。

主な業務としては、宇宙開発の推進(人工衛星・ロケット・国際宇宙ステーションの開発)、宇宙科学研究(科学衛星による惑星探査)、航空科学技術に関する研究開発(安全で環境にやさしい航空機の研究)等を行っています。

宇宙航空研究開発機構<JAXA>の業務詳細
「宇宙航空研究開発機構<JAXA>」の業務は、

1. 大学との共同その他の方法による宇宙科学に関する学術研究を行うこと。

2. 宇宙科学技術及び航空科学技術に関する基礎研究並びに宇宙及び航空に関する基盤的研究開発を行うこと。

3. 人工衛星等の開発並びにこれに必要な施設及び設備の開発を行うこと。

4. 人工衛星等の打上げ、追跡及び運用並びにこれらに必要な方法、施設及び設備の開発を行うこと。

5. 1~4に掲げる業務に係る成果を普及し、及びその活用を促進すること。

6. 3~4に掲げる業務に関し、民間事業者の求めに応じて援助及び助言を行うこと。

7. 機構の施設及び設備を学術研究、科学技術に関する研究開発並びに宇宙の開発及び利用を行う者の利用に供すること。

8. 宇宙科学並びに宇宙科学技術及び航空科学技術に関する研究者及び技術者を養成し、及びその資質の向上を図ること。

9. 大学の要請に応じ、大学院における教育その他その大学における教育に協力すること。

10. 1~9の業務に附帯する業務を行うこと。

以上のように、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構法によって定められています。

法人名 宇宙航空研究開発機構(Japan Aerospace Exploration Agency)
略称、通称 -( JAXA「ジャクサ」 )
独立行政法人種別 国立研究開発法人
所管 文部科学省
設立 2003年10月1日
所在地 東京都調布市深大寺東町7-44-1
資本金 5442億4900万円
従業員 1552人(2020年4月1日現在)
拠点 東京都(調布市、御茶ノ水)、茨城県つくば市、神奈川県相模原市、鹿児島県種子島、宮城県角田市、アメリカ(ワシントンDC、ヒューストン)、フランス(パリ)、ロシア(モスクワ)、タイ(バンコク)
代表者 山川 宏
沿革 1955年 総理府航空技術研究所(設置)
1964年 東京大学 宇宙航空研究所(創設)
1969年 宇宙開発事業団「NASDA」(発足)
1981年 宇宙科学研究所「ISAS」(改組)
2001年 航空宇宙技術研究所「NAL」(独立行政法人化)
2003年 宇宙航空研究開発機構「JAXA」(発足)
2015年 宇宙航空研究開発機構「JAXA」(国立研究開発法人へ移行)
公式サイト https://www.jaxa.jp/

宇宙航空研究開発機構<JAXA>の年収、ボーナス(賞与)、平均年齢

2019年度の宇宙航空研究開発機構<JAXA>の平均年収は840.4万円、平均ボーナスは241.8万円平均年齢は44.6歳です。(事務・技術系職員/対象人員395人)

宇宙航空研究開発機構(2019年)
平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳] 対象人員 [人]
840.4 241.8 44.6 395

※本記事では特に職種の記載が無い場合、全て事務・技術系職員のものを示します

平均年収(年度別)

宇宙航空研究開発機構<JAXA>の平均年収(年度別:2003~2019年)は、720.4~856.0万円です。

国家公務員の平均(610.6~689.2万円)より高い水準(+109.8~+166.8万円)、全独立行政法人の平均(634.1~736.3万円)より高い水準(+86.3~+119.7万円)です。

平均年収(年度別)[万円]
年度 [年] 宇宙航空研究
開発機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 840.4 689.2 702.7
2018 818.3 686.3 700.1
2017 802.2 683.8 697.3
2016 803.3 680.4 686.6
2015 791.6 674.7 676.8
2014 752.6 668.8 662.7
2013 720.4 613.8 634.1
2012 772.0 610.6 646.0
2011 791.2 653.4 692.6
2010 784.8 651.6 695.1
2009 803.3 656.4 710.5
2008 828.2 666.6 730.6
2007 847.6 662.7 734.2
2006 856.0 659.1 732.6
2005 840.3 659.6 736.3
2004 838.9 656.7 732.3
2003 829.6 679.0 728.4
ー
ー

平均ボーナス(年度別)

宇宙航空研究開発機構<JAXA>の平均ボーナス(年度別:2003~2019年)は、183.8~248.0万円です。

国家公務員の平均(151.2~188.0万円)より高い水準(+32.6~+60.0万円)、全独立行政法人の平均(179.2~183.0万円)より高い水準(+4.6~+65.0万円)です。

平均ボーナス(年度別)[万円]
年度 [年] 宇宙航空研究
開発機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 241.8 188.0 183.0
2018 233.4 185.7 180.6
2017 226.9 183.5 179.2
2016 222.2 179.5 ※1
2015 215.0 174.9 ※1
2014 201.1 170.3 ※1
2013 183.8 152.0 ※1
2012 198.7 151.2 ※1
2011 206.1 161.8 ※1
2010 204.3 161.4 ※1
2009 215.6 168.7 ※1
2008 239.1 181.8 ※1
2007 247.2 180.7 ※1
2006 248.0 178.3 ※1
2005 241.5 178.4 ※1
2004 240.5 176.2 ※1
2003 234.0 182.2 ※1

※1:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年齢(年度別)

宇宙航空研究開発機構<JAXA>の平均年齢(年度別:2003~2019年)は、42.9~44.6歳です。

国家公務員の平均(40.9~43.3歳)より高い水準(+1.3~+2.0歳)、全独立行政法人の平均(41.2~43.6歳)より高い水準(+1.0~+1.7歳)です。

平均年齢(年度別)[歳]
年度 [年] 宇宙航空研究
開発機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 44.6 43.1 41.2
2018 43.8 43.1 41.3
2017 43.3 43.2 41.5
2016 43.8 43.3 ※2
2015 43.3 43.3 43.6
2014 43.6 43.3 43.6
2013 43.8 43.0 43.6
2012 43.9 42.8 43.6
2011 44.1 42.5 43.5
2010 43.7 42.2 43.5
2009 43.9 41.9 43.5
2008 43.3 41.6 43.4
2007 43.8 41.4 43.3
2006 44.1 41.2 43.4
2005 43.3 41.0 43.3
2004 43.1 40.9 43.2
2003 42.9 41.6 42.7

※2:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年収(年齢別)

2019年度の宇宙航空研究開発機構<JAXA>の平均年収(年齢別)は、651.2万円(30歳時)/ 797.8万円(40歳時)/ 907.7万円(50歳時)です。

国家公務員の平均(543.1万円(30歳時)/ 665.4万円(40歳時)/ 757.0万円(50歳時))より高い水準(+108.1万円(30歳時)/ +132.4万円(40歳時)/ +150.7万円(50歳時))です。

全独立行政法人の平均(565.5万円(30歳時)/ 692.8万円(40歳時)/ 788.2万円(50歳時))より高い水準(+85.7万円(30歳時)/ +105.0万円(40歳時)/ +119.5万円(50歳時))です。

平均年収(年齢別)[万円]
年齢 [歳] 宇宙航空研究
開発機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
23 544.4 454.0 472.7
24 559.4 466.5 485.8
25 573.6 478.4 498.1
26 587.8 490.2 510.4
27 602.6 502.6 523.2
28 618.1 515.5 536.7
29 634.4 529.1 550.8
30 651.2 543.1 565.5
31 668.5 557.5 580.5
32 685.9 572.0 595.6
33 703.0 586.3 610.4
34 719.5 600.1 624.8
35 735.3 613.3 638.5
36 750.1 625.6 651.3
37 763.7 636.9 663.1
38 776.1 647.3 674.0
39 787.5 656.8 683.8
40 797.8 665.4 692.8
41 807.4 673.4 701.1
42 816.5 681.0 709.0
43 825.5 688.4 716.8
44 834.6 696.1 724.8
45 844.4 704.2 733.2
46 855.0 713.1 742.4
47 866.6 722.8 752.5
48 879.4 733.5 763.6
49 893.2 745.0 775.6
50 907.7 757.0 788.2
51 922.0 769.0 800.6
52 935.2 780.0 812.1
53 945.7 788.8 821.2
54 951.4 793.5 826.2
55 949.5 791.9 824.5
56 936.5 781.1 813.2
57 908.2 757.4 788.6
58 859.1 716.5 746.0
59 783.0 653.1 679.9
60 672.4 560.8 583.9

※年齢別の平均年収は、厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」の年齢別年収を参考に、各平均年収及び平均年齢から推計しています。

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査の概況

平均年収(役職別)

2019年度の宇宙航空研究開発機構<JAXA>の平均年収(役職別)は、2201.3万円(法人の長)/ 1229.8万円(部長)/ 1080.4万円(課長)/ 630.2万円(係長)/ 380.4万円(係員)です。


平均年収(役職別)[万円](2019年)
役職
宇宙航空研究
開発機構
平均年齢 [歳]
法人の長 2201.3 ※3
部長 1229.8 55.7
課長 1080.4 51.7
係長 630.2 37.9
主任 ※3 ※3
係員 380.4 38.0

※3:データ開示無し

平均年収(職種別)

2019年度の宇宙航空研究開発機構<JAXA>の平均年収(職種別)は、840.4万円(事務・技術職)/ 871.1万円(研究職)/ 1008.8万円(その他教育職)/ 1116.0万円(その他医療職)です。


宇宙航空研究開発機構(2019年)
職種 平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳]  対象人員 [人]
事務技術職 840.4 241.8 44.6 395
研究職 871.1 249.0 44.2 812
その他教育職 1008.8 293.7 52.0 96
その他医療職 1116.0 235.4 50.8 3
ー
ー

初任給(大卒)

2019年の宇宙航空研究開発機構<JAXA>の初任給(大卒)は、20万2100円です。

国家公務員の平均(21万200円)より低い水準(-8100円)、全独立行政法人の平均(19万400円)より高い水準(+11700円)です。

初任給(大卒) [円](2019年)
宇宙航空研究
開発機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
20万2100 21万200 19万400

 

推定生涯賃金

宇宙航空研究開発機構<JAXA>の推定生涯賃金は、2億9552万円です。

国家公務員の平均(2億4647万円)より高い水準(+4905万円)、全独立行政法人の平均(2億5662万円)より高い水準(+3891万円)です。

推定生涯賃金 [円]
宇宙航空研究
開発機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2億9552万 2億4647万 2億5662万

※推定生涯賃金は、上記平均年収(年齢別)の23~60歳までを合計したものであり、退職金は含まれていません。

独立行政法人内における年収ランキング

2019年度の宇宙航空研究開発機構<JAXA>の平均年収は、独立行政法人87法人のうち第8位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値63.8です。

「平均年収 階級別法人数」及び「平均年収-平均年齢」を以下に示します。宇宙航空研究開発機構<JAXA>の平均年収は、全独立行政法人の中で高い水準です。

宇宙航空研究開発機構
平均年収 [万円] ランキング 偏差値
840.4 8位 (全87法人) 63.8
ー
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宇宙航空研究開発機構<JAXA>のラスパイレス指数

2019年の宇宙航空研究開発機構<JAXA>のラスパイレス指数は、108.7(年齢勘案)/ 106.1(年齢地域勘案)/ 106.8(年齢学歴勘案)/ 104.8(年齢地域学齢勘案)です。

年齢勘案、年齢地域勘案、年齢学歴勘案、年齢地域学齢勘案の全てにおいて国家公務員よりも高い水準です。

ラスパイレス指数 [-](2019年)
年齢勘案 年齢地域勘案 年齢学歴勘案 年齢地域学齢勘案
108.7 106.1 106.8 104.8

ラスパイレス指数とは

ラスパイレス指数とは、国家公務員と独立行政法人の給料を比較する際に使う統計上の指数です。国の行政職俸給表(一)適用職員の俸給月額を100とした場合における、独立行政法人の給料水準を表しています。算出方法は、国家公務員と独立行政法人の職員構成を同一と仮定し、学歴別、経験年数別に区分(勘案)した後、その区分毎の職員数に対して国家公務員と独立行政法人の平均給料月額をそれぞれ掛け合わせた結果を比較し、比率で表したものになります。

【総務省】ラスパイレス指数の算出方法(※地方公務員の例)

国家公務員に比べて給与水準が高くなっている理由

2019年の宇宙航空研究開発機構<JAXA>の給与水準が高くなっている理由(所管の文部科学省が発表)は、以下の通りです。

・機構の業務としては、最先端技術を取り扱う企業等との契約交渉、契約締結業務に加えて、プロジェクト全体の企画・立案・調整等、先端的な宇宙航空分野の技術マネージメントに係る業務が組織の重要な要素をなしている特殊性がある。

このような業務を遂行するために、高度な専門性と豊富な経験を持ったプロジェクトリーダーやマネージメント活動を行う人材を多く投入する必要があり、相当数の技術系管理職を擁さざるを得ない。これらから国家公務員(行政職(一)適用者)に比べ大学卒以上の高学歴者の割合や管理職の割合が高くなっている

【 大卒以上の高学歴者の割合 】
JAXA  :73.7%(うち、修士課程終了以上 :19.0%)
国家公務員 :58.4%(うち、修士課程終了以上 : 7.4%)
(平成31年国家公務員給与等実態調査による)

【 管理職の割合 】
JAXA  :23.0%
国家公務員 :18.0%
(平成31年国家公務員給与等実態調査による)

・機構は産学官と多岐にわたり密接に連携して業務を行う必要があることから、都市部に在勤する比率が高くなっている。(1級地、2級地、3級地の在勤割合、JAXA:79.7%、国:46.2%)

・ロケットや人工衛星の打ち上げを担う事業所が鹿児島県の種子島にあり、その業務に携わる職員が常駐している。種子島は特地勤務手当支給地に該当するため、国と支給基準は同じであるものの、当該手当の支給対象者の割合が、国家公務員の0.8%に対し、機構は3.7%と高くなっている

まとめ

以上、『宇宙航空研究開発機構<JAXA>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等』について解説してきました。

就職や転職等、今後のキャリアにおける意思決定の材料として参考にして頂ければ幸いです。

※記事の内容については十分に精査/確認しておりますが、もし誤記等がございましたらトップページ上部の「お問い合わせ」よりご連絡頂けますと幸いです。

出典/参考元


【総務省】独立行政法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準の公表

【総務省】平成31年国家公務員給与等実態調査

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況

一般財団法人 行政管理研究センター『独立行政法人・特殊法人総覧(令和2年度版)』ミツバ綜合印刷社、2021年(書籍)