独立行政法人の年収

【平均年収859万円】年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

「年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>」は、”年金積立金の管理、運用、国庫に納付することにより、厚生年金保険事業及び国民年金事業の運営の安定に資する”ことを目的とする厚生労働省所管の独立行政法人です。

年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の目的詳細

「年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>」は、

厚生年金保険法及び国民年金法の規定に基づき厚生労働大臣から寄託された積立金の管理及び運用を行うとともに、その収益を国庫に納付することにより、厚生年金保険事業及び国民年金事業の運営の安定に資する

ことを目的とする厚生労働省所管の独立行政法人です。

本記事では「年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>」の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等について解説します。

本記事の内容

年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の独立行政法人内における年収ランキング

年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の給与水準が国家公務員に比べて高い理由

本記事は各省庁による公式情報等のデータを参考に、独立行政法人職員である管理人エストが執筆しています。(データの出典/参考元は記事末尾に記載)



年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の基本情報

年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>は、厚生労働大臣から寄託された積立金の管理及び運用を行う公的年金基金として、2006年に独立行政法人化されました。

主な業務としては、基本ポートフォリオに基づく運用、年金給付のための流動性の確保等を行っています。

年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の業務詳細

「年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>」の業務は、

1.年金積立金の管理及び運用を行うこと

2.厚生年金保険法第79条の5第1項に規定する積立金の資産の構成の目標を定めること

3.1~2に掲げる業務に附帯する業務を行うこと

以上のように、年金積立金管理運用独立行政法人法によって定められています。

法人名 年金積立金管理運用独立行政法人(Government Pension Investment Fund)
略称、通称 -( GPIF「ジーピーアイエフ」)
独立行政法人種別 中期目標管理法人
所管 厚生労働省
設立 2006年4月1日
所在地 東京都港区虎ノ門1-23-1虎ノ門ヒルズ森タワー7階
資本金 1億円
従業員 147人(2020年10月1日現在)
拠点 東京都港区虎ノ門
代表者 宮園 雅敬
沿革 1961年 年金福祉事業団(設立)
2001年 年金資金運用基金 (設立)
2006年 年金積立金管理運用独立行政法人(独立行政法人化)
公式サイト https://www.gpif.go.jp/

年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の年収、ボーナス(賞与)、平均年齢

2019年度の年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の平均年収は858.6万円、平均ボーナスは240.9万円平均年齢は43.3歳です。(事務・技術系職員/対象人員79人)

年金積立金管理運用独立行政法人(2019年)
平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳] 対象人員 [人]
858.6 240.9 43.3 79

※本記事では特に職種の記載が無い場合、全て事務・技術系職員のものを示します

平均年収(年度別)

年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の平均年収(年度別:2003~2019年)は、742.4~903.0万円です。

国家公務員の平均(610.6~689.2万円)より高い水準(+131.8~+213.8万円)、全独立行政法人の平均(634.1~736.3万円)より高い水準(+108.3~+166.7万円)です。


平均年収(年度別)[万円]
年度 [年] 年金積立金管理運用独立行政法人 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 858.6 689.2 702.7
2018 902.2 686.3 700.1
2017 903.0 683.8 697.3
2016 887.1 680.4 686.6
2015 871.1 674.7 676.8
2014 841.5 668.8 662.7
2013 750.5 613.8 634.1
2012 742.4 610.6 646.0
2011 812.3 653.4 692.6
2010 818.0 651.6 695.1
2009 798.9 656.4 710.5
2008 798.5 666.6 730.6
2007 810.3 662.7 734.2
2006 846.0 659.1 732.6
2005 ※1 659.6 736.3
2004 ※1 656.7 732.3
2003 ※1 679.0 728.4

※1:2006年独立行政法人化のため独政法人の該当データ無く、算出不可

平均ボーナス(年度別)

年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の平均ボーナス(年度別:2003~2019年)は、177.5~251.1万円です。

国家公務員の平均(151.2~188.0万円)より高い水準(+26.3~+63.1万円)、全独立行政法人の平均(179.2~183.0万円)より概ね高い水準(-1.7~+68.1万円)です。


平均ボーナス(年度別)[万円]
年度 [年] 年金積立金管理運用独立行政法人 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 240.9 188.0 183.0
2018 251.1 185.7 180.6
2017 248.9 183.5 179.2
2016 240.4 179.5 ※3
2015 231.8 174.9 ※3
2014 216.7 170.3 ※3
2013 184.0 152.0 ※3
2012 177.5 151.2 ※3
2011 203.5 161.8 ※3
2010 204.2 161.4 ※3
2009 207.0 168.7 ※3
2008 217.5 181.8 ※3
2007 222.3 180.7 ※3
2006 234.9 178.3 ※3
2005 ※2 178.4 ※3
2004 ※2 176.2 ※3
2003 ※2 182.2 ※3

※2:2006年独立行政法人化のため
※3:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年齢(年度別)

年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の平均年齢(年度別:2003~2019年)は、42.7~46.8歳です。

国家公務員の平均(40.9~43.3歳)より高い水準(+1.8~+3.5歳)、全独立行政法人の平均(41.2~43.6歳)より高い水準(+1.5~+3.2歳)です。


平均年齢(年度別)[歳]
年度 [年] 年金積立金管理運用独立行政法人 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 43.3 43.1 41.2
2018 46.5 43.1 41.3
2017 46.4 43.2 41.5
2016 46.8 43.3 ※5
2015 46.3 43.3 43.6
2014 45.9 43.3 43.6
2013 45.3 43.0 43.6
2012 44.5 42.8 43.6
2011 44.4 42.5 43.5
2010 44.1 42.2 43.5
2009 42.8 41.9 43.5
2008 42.7 41.6 43.4
2007 43.6 41.4 43.3
2006 44.5 41.2 43.4
2005 ※4 41.0 43.3
2004 ※4 40.9 43.2
2003 ※4 41.6 42.7

※4:2006年独立行政法人化のため
※5:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年収(年齢別)

2019年度の年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の平均年収(年齢別)は、675.2万円(30歳時)/ 827.1万円(40歳時)/ 941.0万円(50歳時)です。

国家公務員の平均(543.1万円(30歳時)/ 665.4万円(40歳時)/ 757.0万円(50歳時))より高い水準(+132.0万円(30歳時)/ +161.7万円(40歳時)/ +184.0万円(50歳時))です。

全独立行政法人の平均(565.5万円(30歳時)/ 692.8万円(40歳時)/ 788.2万円(50歳時))より高い水準(+109.7万円(30歳時)/ +134.3万円(40歳時)/ +152.8万円(50歳時))です。


平均年収(年齢別)[万円]
年齢 [歳] 年金積立金管理運用独立行政法人 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
23 564.4 454.0 472.7
24 579.9 466.5 485.8
25 594.7 478.4 498.1
26 609.4 490.2 510.4
27 624.7 502.6 523.2
28 640.8 515.5 536.7
29 657.7 529.1 550.8
30 675.2 543.1 565.5
31 693.1 557.5 580.5
32 711.1 572.0 595.6
33 728.8 586.3 610.4
34 746.0 600.1 624.8
35 762.3 613.3 638.5
36 777.6 625.6 651.3
37 791.7 636.9 663.1
38 804.6 647.3 674.0
39 816.4 656.8 683.8
40 827.1 665.4 692.8
41 837.0 673.4 701.1
42 846.5 681.0 709.0
43 855.8 688.4 716.8
44 865.3 696.1 724.8
45 875.4 704.2 733.2
46 886.4 713.1 742.4
47 898.5 722.8 752.5
48 911.7 733.5 763.6
49 926.0 745.0 775.6
50 941.0 757.0 788.2
51 955.9 769.0 800.6
52 969.6 780.0 812.1
53 980.5 788.8 821.2
54 986.4 793.5 826.2
55 984.4 791.9 824.5
56 970.9 781.1 813.2
57 941.5 757.4 788.6
58 890.7 716.5 746.0
59 811.8 653.1 679.9
60 697.1 560.8 583.9

※年齢別の平均年収は、厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」の年齢別年収を参考に、各平均年収及び平均年齢から推計しています。

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査の概況

平均年収(役職別)

2019年度の年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の平均年収(役職別)は、2811.1万円(法人の長)/ 1241.0万円(課長)です。


平均年収(役職別)[万円](2019年)
役職
年金積立金管理運用独立行政法人 平均年齢 [歳]
法人の長 2811.1 ※6
部長 ※6 ※6
課長 1241.0 47.3
係長 ※6 ※6
主任 ※6 ※6
係員 ※6 ※6

※6:情報開示無し

初任給(大卒)

2019年の年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の初任給(大卒)は、20万3700円です。

国家公務員の平均(21万200円)より低い水準(-6500円)、全独立行政法人の平均(19万400円)より高い水準(+13300円)です。

初任給(大卒) [円](2019年)
年金積立金管理運用独立行政法人
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
20万3700 21万200 19万400

 

推定生涯賃金

年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の推定生涯賃金は、3億638万円です。

国家公務員の平均(2億4647万円)より高い水準(+5991万円)、全独立行政法人の平均(2億5662万円)より高い水準(+4976万円)です。

推定生涯賃金 [円]
年金積立金管理運用独立行政法人
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
3億638万 2億4647万 2億5662万

※推定生涯賃金は、上記平均年収(年齢別)の23~60歳までを合計したものであり、退職金は含まれていません。

独立行政法人内における年収ランキング

2019年度の年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の平均年収は、独立行政法人87法人のうち第5位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値65.8です。

「平均年収 階級別法人数」及び「平均年収-平均年齢」を以下に示します。年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の平均年収は、全独立行政法人の中で高い水準です。

年金積立金管理運用独立行政法人
平均年収 [万円] ランキング 偏差値
858.6 5位 (全87法人) 65.8
ー
ー

年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>のラスパイレス指数

2019年の年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>のラスパイレス指数は、141.8(年齢勘案)/ 124.8(年齢地域勘案)/ 137.5(年齢学歴勘案)/ 121.3(年齢地域学齢勘案)です。

年齢勘案、年齢地域勘案、年齢学歴勘案、年齢地域学齢勘案の全てにおいて国家公務員よりも高い水準です。

ラスパイレス指数 [-](2019年)
年齢勘案 年齢地域勘案 年齢学歴勘案 年齢地域学齢勘案
141.8 124.8 137.5 121.3

ラスパイレス指数とは

ラスパイレス指数とは、国家公務員と独立行政法人の給料を比較する際に使う統計上の指数です。国の行政職俸給表(一)適用職員の俸給月額を100とした場合における、独立行政法人の給料水準を表しています。算出方法は、国家公務員と独立行政法人の職員構成を同一と仮定し、学歴別、経験年数別に区分(勘案)した後、その区分毎の職員数に対して国家公務員と独立行政法人の平均給料月額をそれぞれ掛け合わせた結果を比較し、比率で表したものになります。

【総務省】ラスパイレス指数の算出方法(※地方公務員の例)

国家公務員に比べて給与水準が高くなっている理由

2019年の年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の給与水準が高くなっている理由(所管の厚生労働省が発表)は、以下の通りです。


職員の務地が全員東京都特別区の勤務となっていること(国家公務員行政職俸給表(一)の適用を受ける職員の1級地(東京都特別区)の割合は、31.7%となっている。)


職員の大卒者の割合(95.7%)が、国家公務員行政職俸給表(一)の適用を受ける職員の大卒者の占める割合(58.4%)よりも高いこと


職員の管理職の割合(45.7%)が、国家公務員行政職俸給表(一)の適用を受ける職員の管理職(6級以上)の割合(16.7%)よりも高いこと


職員の住居手当支給対象者の割合(37.2%)が、国家公務員行政職俸給表(一)の適用を受ける職員の住居手当支給対象者の割合(24.1%)よりも高いこと(当法人の住居手当の支給基準、支給限度額は国家公務員と同じ)


運用専門職員の人数が、前年度の16名から17名に増加した。運用専門職員の報酬は、高度で専門的な人材を確保する観点から民間資産運用業界の実態を踏まえた市場水準を基に設定していることから、国家公務員の給与水準より高くなっている。

※国家公務員の上記の各割合は「平成31年国家公務員給与等実態調査」より算出 している。

まとめ

以上、『年金積立金管理運用独立行政法人<GPIF>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等』について解説してきました。

就職や転職等、今後のキャリアにおける意思決定の材料として参考にして頂ければ幸いです。

※記事の内容については十分に精査/確認しておりますが、もし誤記等がございましたらトップページ上部の「お問い合わせ」よりご連絡頂けますと幸いです。

出典/参考元


【総務省】独立行政法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準の公表

【総務省】平成31年国家公務員給与等実態調査

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況

一般財団法人 行政管理研究センター『独立行政法人・特殊法人総覧(令和2年度版)』ミツバ綜合印刷社、2021年(書籍)