独立行政法人の年収

【平均年収769万円】農畜産業振興機構<alic>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

「農畜産業振興機構<alic>」は、”畜産経営の安定、野菜の生産及び出荷の安定、砂糖及びでん粉の価格調整等により、農畜産業の健全発展並びに国民消費生活の安定に寄与する”ことを目的とする農林水産省所管の独立行政法人です。

農畜産業振興機構<alic>の目的詳細

「農畜産業振興機構<alic>」は、

畜産経営の安定、主要な野菜の生産及び出荷の安定並びに砂糖及びでん粉の価格調整に必要な業務を行うとともに、畜産業及び野菜農業の振興に資するための事業についてその経費を補助する業務を行い、もって農畜産業及びその関連産業の健全な発展並びに国民消費生活の安定に寄与する

ことを目的とする農林水産省所管の独立行政法人です。

本記事では「農畜産業振興機構<alic>」の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等について解説します。

本記事の内容

農畜産業振興機構<alic>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金

農畜産業振興機構<alic>の独立行政法人内における年収ランキング

農畜産業振興機構<alic>の給与水準が国家公務員に比べて高い理由

本記事は各省庁による公式情報等のデータを参考に、独立行政法人職員である管理人エストが執筆しています。(データの出典/参考元は記事末尾に記載)



農畜産業振興機構<alic>の基本情報

農畜産業振興機構<alic>は、農畜産業分野の政策実施機関として、2003年に独立行政法人化されました。

主な業務としては、生産者の経営安定対策、需給調整・価格安定対策、家畜疾病や自然災害等に対する緊急対策や農畜産物の生産・流通等に関する情報収集提供等を行っています。

農畜産業振興機構<alic>の業務詳細
「農畜産業振興機構<alic>」の業務は、

1.畜産経営の安定に関する法律(昭和36年法律第183号)の規定による措置の実施に必要な次の業務を行うこと
① 肉用牛及び肉豚についての交付金の交付を行うこと
② 加工原料乳についての生産者補給交付金及び生産者補給金並びに集送乳調整金の交付を行うこと
③ 指定乳製品等の輸入を行うこと
④ 1③の業務に係る指定乳製品等の買入れ、交換及び売渡しを行うこと
⑤ 1④の業務に伴う指定乳製品等の保管を行うこと
⑥ 機構以外の者の輸入に係る指定乳製品等の買入れ及び売戻しを行うこと

2.畜産物の生産又は流通の合理化を図るための事業その他の畜産業の振興に資するための事業で農林水産省令で定めるものについてその経費を補助すること

3.野菜生産出荷安定法(昭和41年法律第103号)の規定により次の業務を行うこと
① 指定野菜の価格の著しい低落があった場合における生産者補給交付金及び生産者補給金の交付を行うこと
② あらかじめ締結した契約に基づき指定野菜の確保を要する場合における交付金の交付を行うこと
③ 一般社団法人又は一般財団法人が行う業務で3①又は3②の業務に準ずるものについてその経費を補助すること

4.野菜の生産又は流通の合理化を図るための事業その他の野菜農業の振興に資するための事業で農林水産省令で定めるものについてその経費を補助すること

5.砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律(昭和40年法律第109号)の規定により次の業務を行うこと
① 輸入に係る指定糖の買入れ及び売戻しを行うこと
② 異性化糖等の買入れ及び売戻しを行うこと
③ 輸入加糖調製品の買入れ及び売戻しを行うこと
④ 甘味資源作物交付金及び国内産糖交付金の交付を行うこと
⑤ 輸入に係る指定でん粉等の買入れ及び売戻しを行うこと
⑥ でん粉原料用いも交付金及び国内産いもでん粉交付金の交付を行うこと

6.畜産物、野菜、砂糖及びその原料作物並びにでん粉及びその原料作物の生産及び流通に関する情報を収集し、整理し、及び提供すること

7.1~6の業務に附帯する業務を行うこと

以上のように、農畜産業振興機構法によって定められています。

法人名 農畜産業振興機構(Agriculture & Livestock Industries Corporation)
略称、通称 農畜産機構( alic 「エーリック」 )
独立行政法人種別 中期目標管理法人
所管 農林水産省
設立 2003年10月1日
所在地 東京都港区麻布台2-2-1麻布台ビル
資本金 305億5400万円
従業員 238人(2020年3月31日現在)
拠点 本部:東京都港区
地方事務所:北海道札幌市、鹿児島県鹿児島市、沖縄県那覇市
代表者 佐藤 一雄
沿革 1958年 日本輸出生糸保管株式会社(設立)※①
1959年 日本蚕繭事業団(設立)※②
1965年 糖価安定事業団(設立)※③
1966年 日本蚕糸事業団(①、②を統合設立)※④
1981年 蚕糸砂糖類価格安定事業団(③、④を統合設立)※⑤

1958年 酪農振興基金(設立)※⑥
1961年 畜産振興事業団(⑥を解散し、設立)※⑦
1996年 農畜産業振興事業団(⑤、⑦を統合設立)※⑧

1966年 野菜生産出荷安定資金協会(設立)※⑨
1972年 財団法人 野菜価格安定基金(設立)※⑩
1976年 野菜供給安定基金(⑨、⑩を統合設立)※⑪

2003年 農畜産業振興機構(⑧、⑪を統合し、独立行政法人化)
公式サイト https://www.alic.go.jp/

農畜産業振興機構<alic>の年収、ボーナス(賞与)、平均年齢

2019年度の農畜産業振興機構<alic>の平均年収は769.1万円、平均ボーナスは212.3万円平均年齢は41.4歳です。(事務・技術系職員/対象人員165人)

農畜産業振興機構(2019年)
平均年収 [万円] 平均ボーナス [万円] 平均年齢 [歳] 対象人員 [人]
769.1 212.3 41.4 165

※本記事では特に職種の記載が無い場合、全て事務・技術系職員のものを示します

平均年収(年度別)

農畜産業振興機構<alic>の平均年収(年度別:2003~2019年)は、665.1~960.6万円です。

国家公務員の平均(610.6~689.2万円)より高い水準(+54.5~+271.4万円)、全独立行政法人の平均(634.1~736.3万円)より高い水準(+31.0~+224.3万円)です。


平均年収(年度別)[万円]
年度 [年] 農畜産業振興機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 769.1 689.2 702.7
2018 775.4 686.3 700.1
2017 783.2 683.8 697.3
2016 770.7 680.4 686.6
2015 765.3 674.7 676.8
2014 750.7 668.8 662.7
2013 665.1 613.8 634.1
2012 672.0 610.6 646.0
2011 761.7 653.4 692.6
2010 793.5 651.6 695.1
2009 840.8 656.4 710.5
2008 906.3 666.6 730.6
2007 911.9 662.7 734.2
2006 921.7 659.1 732.6
2005 936.0 659.6 736.3
2004 935.4 656.7 732.3
2003 960.6 679.0 728.4
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平均ボーナス(年度別)

農畜産業振興機構<alic>の平均ボーナス(年度別:2003~2019年)は、162.2~259.8万円です。

国家公務員の平均(151.2~188.0万円)より高い水準(+11.0~+71.8万円)、全独立行政法人の平均(179.2~183.0万円)より概ね高い水準(-17.0~+76.8万円)です。


平均ボーナス(年度別)[万円]
年度 [年] 農畜産業振興機構 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 212.3 188.0 183.0
2018 213.2 185.7 180.6
2017 213.3 183.5 179.2
2016 206.7 179.5 ※2
2015 202.6 174.9 ※2
2014 193.8 170.3 ※2
2013 162.2 152.0 ※2
2012 163.0 151.2 ※2
2011 191.5 161.8 ※2
2010 200.4 161.4 ※2
2009 ※1 168.7 ※2
2008 ※1 181.8 ※2
2007 ※1 180.7 ※2
2006 ※1 178.3 ※2
2005 259.8 178.4 ※2
2004 ※1 176.2 ※2
2003 ※1 182.2 ※2

※1:該当データ無
※2:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年齢(年度別)

農畜産業振興機構<alic>の平均年齢(年度別:2003~2019年)は、40.8~43.9歳です。

国家公務員の平均(40.9~43.3歳)より概ね高い水準(-0.1~+0.6歳)、全独立行政法人の平均(41.2~43.6歳)と概ね同等の水準(-0.4~+0.3歳)です。


平均年齢(年度別)[歳]
年度 [年] 農畜産業振興機構 国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2019 41.4 43.1 41.2
2018 41.7 43.1 41.3
2017 42.3 43.2 41.5
2016 41.7 43.3 ※3
2015 41.9 43.3 43.6
2014 41.8 43.3 43.6
2013 40.8 43.0 43.6
2012 40.8 42.8 43.6
2011 41.7 42.5 43.5
2010 42.4 42.2 43.5
2009 42.9 41.9 43.5
2008 43.9 41.6 43.4
2007 43.4 41.4 43.3
2006 43.6 41.2 43.4
2005 43.6 41.0 43.3
2004 43.4 40.9 43.2
2003 43.6 41.6 42.7

※3:一部独立行政法人の該当データ無く、算出不可

平均年収(年齢別)

2019年度の農畜産業振興機構<alic>の平均年収(年齢別)は、617.5万円(30歳時)/ 756.5万円(40歳時)/ 860.7万円(50歳時)です。

国家公務員の平均(543.1万円(30歳時)/ 665.4万円(40歳時)/ 757.0万円(50歳時))より高い水準(+74.4万円(30歳時)/ +91.1万円(40歳時)/ +103.7万円(50歳時))です。

全独立行政法人の平均(565.5万円(30歳時)/ 692.8万円(40歳時)/ 788.2万円(50歳時))より高い水準(+52.0万円(30歳時)/ +63.7万円(40歳時)/ +72.5万円(50歳時))です。


平均年収(年齢別)[万円]
年齢 [歳] 農畜産業振興機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
23 516.2 454.0 472.7
24 530.4 466.5 485.8
25 543.9 478.4 498.1
26 557.4 490.2 510.4
27 571.4 502.6 523.2
28 586.1 515.5 536.7
29 601.5 529.1 550.8
30 617.5 543.1 565.5
31 633.9 557.5 580.5
32 650.4 572.0 595.6
33 666.6 586.3 610.4
34 682.3 600.1 624.8
35 697.3 613.3 638.5
36 711.3 625.6 651.3
37 724.2 636.9 663.1
38 736.0 647.3 674.0
39 746.7 656.8 683.8
40 756.5 665.4 692.8
41 765.6 673.4 701.1
42 774.2 681.0 709.0
43 782.7 688.4 716.8
44 791.5 696.1 724.8
45 800.7 704.2 733.2
46 810.7 713.1 742.4
47 821.8 722.8 752.5
48 833.9 733.5 763.6
49 847.0 745.0 775.6
50 860.7 757.0 788.2
51 874.3 769.0 800.6
52 886.8 780.0 812.1
53 896.8 788.8 821.2
54 902.2 793.5 826.2
55 900.4 791.9 824.5
56 888.1 781.1 813.2
57 861.2 757.4 788.6
58 814.7 716.5 746.0
59 742.5 653.1 679.9
60 637.6 560.8 583.9

※年齢別の平均年収は、厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」の年齢別年収を参考に、各平均年収及び平均年齢から推計しています。

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査の概況

平均年収(役職別)

2019年度の農畜産業振興機構<alic>の平均年収(役職別)は、1893.5万円(法人の長)/ 994.3万円(課長)/ 490.3万円(係長)です。


平均年収(役職別)[万円](2019年)
役職
農畜産業振興機構
平均年齢 [歳]
法人の長 1893.5 ※4
部長 ※4 ※4
課長 994.3 49.7
係長 490.3 30.7
主任 ※4 ※4
係員 ※4 ※4

※4:情報開示無し


初任給(大卒)

2019年の農畜産業振興機構<alic>の初任給(大卒)は、21万8600円です。

国家公務員の平均(21万200円)より高い水準(+8400円)、全独立行政法人の平均(19万400円)より高い水準(+28200円)です。

初任給(大卒) [円](2019年)
農畜産業振興機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
21万8600 21万200 19万400

 

推定生涯賃金

農畜産業振興機構<alic>の推定生涯賃金は、2億8023万円です。

国家公務員の平均(2億4647万円)より高い水準(+3376万円)、全独立行政法人の平均(2億5662万円)より高い水準(+2361万円)です。

推定生涯賃金 [円]
農畜産業振興機構
国家公務員(全職種)の平均
全独立行政法人の平均
2億8023万 2億4647万 2億5662万

※推定生涯賃金は、上記平均年収(年齢別)の23~60歳までを合計したものであり、退職金は含まれていません。

独立行政法人内における年収ランキング

2019年度の農畜産業振興機構<alic>の平均年収は、独立行政法人87法人のうち第27位です。全独立行政法人の平均を偏差値50とした時、偏差値55.7です。

「平均年収 階級別法人数」及び「平均年収-平均年齢」を以下に示します。農畜産業振興機構<alic>の平均年収は、全独立行政法人の中で高い水準です。

農畜産業振興機構
平均年収 [万円] ランキング 偏差値
769.1 27位 (全87法人) 55.7
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農畜産業振興機構<alic>のラスパイレス指数

2019年の農畜産業振興機構<alic>のラスパイレス指数は、117.6(年齢勘案)/ 104.5(年齢地域勘案)/ 114.7(年齢学歴勘案)/ 102.4(年齢地域学齢勘案)です。

年齢勘案、年齢地域勘案、年齢学歴勘案、年齢地域学齢勘案の全てにおいて国家公務員よりも高い水準です。

ラスパイレス指数 [-](2019年)
年齢勘案 年齢地域勘案 年齢学歴勘案 年齢地域学齢勘案
117.6 104.5 114.7 102.4

ラスパイレス指数とは

ラスパイレス指数とは、国家公務員と独立行政法人の給料を比較する際に使う統計上の指数です。国の行政職俸給表(一)適用職員の俸給月額を100とした場合における、独立行政法人の給料水準を表しています。算出方法は、国家公務員と独立行政法人の職員構成を同一と仮定し、学歴別、経験年数別に区分(勘案)した後、その区分毎の職員数に対して国家公務員と独立行政法人の平均給料月額をそれぞれ掛け合わせた結果を比較し、比率で表したものになります。

【総務省】ラスパイレス指数の算出方法(※地方公務員の例)

国家公務員に比べて給与水準が高くなっている理由

2019年の農畜産業振興機構<alic>の給与水準が高くなっている理由(所管の農林水産省が発表)は、以下の通りです。

○ 当機構は、畜産、野菜、砂糖、でん粉の分野における(1)経営安定対策、(2)需給調整・価格安定対策、(3)緊急対策、(4)情報収集提供の業務を実施しており、質・量ともに増加しているこれらの業務を遂行する上で、意思決定の迅速化と責任体制の明確化が求められている。このような業務を的確かつ迅速に実施するためには、的確な判断力と責任を有する職員が必要とされ、このことが、管理職の割合を高め、対国家公務員指数を高くする一因となっている。

○ 当機構の対国家公務員指数は117.6であるが、これは、給与水準の高い東京に勤務する職員の割合が95.9%、大学卒以上の者の割合が92.6%といずれも高い状況にあり、これらの事情を踏まえて比較をしている「年齢・地域・学歴を勘案した対国家公務員指数」は102.4となっている。

① 管理職割合
国(行(一)) 18.0%(*)
機構      24.8%

② 給与水準の高い地域に勤務する職員の割合(東京都特別区勤務の者の割合)
国(行(一)) 31.7%(*)
機構  95.9%

③ 学歴構成による給与水準の相違(大学卒以上の者の割合)
国(行(一)) 58.4%(*)
機構      92.6%
* (参考)平成31年国家公務員給与等実態調査(人事院)

まとめ

以上、『農畜産業振興機構<alic>の年収、ボーナス(賞与)、初任給、推定生涯賃金、国家公務員や他の独立行政法人との比較等』について解説してきました。

就職や転職等、今後のキャリアにおける意思決定の材料として参考にして頂ければ幸いです。

※記事の内容については十分に精査/確認しておりますが、もし誤記等がございましたらトップページ上部の「お問い合わせ」よりご連絡頂けますと幸いです。

出典/参考元


【総務省】独立行政法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準の公表

【総務省】平成31年国家公務員給与等実態調査

【厚生労働省】令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況

一般財団法人 行政管理研究センター『独立行政法人・特殊法人総覧(令和2年度版)』ミツバ綜合印刷社、2021年(書籍)